翌朝。良く晴れている。
泊まっているのはこのお部屋。
電気自動車の停留所。
カワイイ。小さいけれど10人くらい乗れる。
部屋のちょっと先が終点でUターンしてくるから必ず乗れた。
朝はプールも静かで。
朝食を食べて部屋へ戻りベランダで本を読む。
今日は何をしようかと考え、とりあえずナンディタウンへ行く事にした。国の玄関口の中心街がどのように変わっているのか変わっていないのか。
反対側東側のベランダからは昨日の港へ船が出入りする湾の方が見える。干潮でも船は行き来していた。
私の読書イス。
毎朝起きるとこのソファーで読書をしていたら、全身の半分だけ日に焼けてしまい、後半は逆向きで横たわって読書していた^^;
準備を終え電気自動車でフロントへ。
そこから歩いてバス停へ行ってみた。
この反対側の少し先にあるバス停を目指して歩く。
水道の反対側も分譲されていた。
カッコいい船が停まっていて・・・
エルビスの顔が描いてあるオシャレな船だった。
「ツアー中のエルビス号」センスい〜ね〜
「Sudo chan on tour.」ぜーんぜんダメダメ
こんな大邸宅で過ごす人も居るんだな。
自分も住んでみたいと思う事もあるけれど、掃除や庭の手入れなどの管理全般と、買い物、食事を考えると、普通にホテルのちょっといい部屋に泊まった方が良くなってしまう。
生き方が複雑になればなるほどシンプルに生きたくなる。
所詮無い物ねだりですが今くらいが自分には快適です。
あれがバス停。
バスは20分以上待ったが満員に近く、乗るのを躊躇するくらいだった。地元のおばちゃま達が後部座席を占めていたけれど、1ヶ所座席が空いており「ここに座りなよ」と言われ、囲まれるように座った。
初めてバスに乗ってみたけれど、ちょっと解りずらかった。何やらチケットをホテルかどこかで買わなければならなかったらしく、取り敢えず10フィジードル(500円くらい)を渡すとドライバーからチケットを貰えたけれど、面倒だし、調べたり何かと替えたところでもう乗る事も無いと思いそのままにしてしまった。
バスに乗ると言う経験を買ったのです。
ナンディタウン。
街のいい場所にガソリンスタンドがあり混雑している。
デパートはこんな感じ。デパートとまでは言えない規模だけど。
以前は目にしなかった漢字を多く目にするようになった。
このカレー屋さんで食事した事がある。
懐かしい。色々と思い出す。
街を歩くと「ニイハオ」「ニイハオ」10回に1回「コニチハ」と言われる。ここの街も中国人に見つかってしまったのか。そういった意味で変わってしまった。
もう1つは、しつこい呼び込みが多くなった事。フィジー人はとても穏やかで商売っ気なんて無かったくらいだけれど、多くの商人がしつこく付きまとってくるようになってしまった。以前はそんな店2軒くらいしか無かったのに。
呼び込みをしていない新しく出来たショッピングセンター(2階建。小さいの)に入り過ごす。トイレも綺麗だった。
その1階の、これがメチャウマのフレンチフライ。
数軒見かけた「ZIG ZAG Cafe」で食べられます。
どうしても食べたい方は行ってみてくださいね。
変わったと言えばチャイナマネーが流れ込んでいる事くらいで、街全体はまだまだ昔のままだった。空港とホテルの間を結ぶ道路あたりに建物やホテルが新しく出来ていたり新築工事していたけれど、聞いたらほとんどがチャイナマネーだと言う。ナンディタウンの中を変えていくより、新しく街を作ってしまう方が簡単なのであろう。自分でも同じ事考えるし、やってみようかとも思うけれど、ここは土地を部族が持っているので自由に売買が出来ない。なかなか売りに出ないから開発も進まないのだと思われる。そうやって守った方がいいよ。じゃないと世界中同じような街になっちゃう。日本の田舎だってバイパスが出来るとチェーン店ばかりが張り付き同じ街が次々に出来ちゃうでしょう??昔からある駅前の食堂とかお菓子屋さんとか、そーゆーの大事にしたいと思うんだな。
そういえばフィジーで見かけるブランド物って、レイバンかOkreyのサングラスくらいしか無いんじゃね!?
ビトンやグッチってなあに??くらいのレベルです。
1時間も居るとナンディタウンは見終わってしまい、お茶を飲んだりして2時間ほど滞在し、タクシーでホテルに戻った。
海なんかで遊んだ方がよっぽど楽しい^^
北の方。この先に日本がある。
ホテル側。低層の建物しかない。
ホテルの大人向けレストランあたり。18歳以上しか入れないレストランが1軒ある。
部屋に戻る。
ベランダでは鳥が夕焼けを見ていた。
美しい。
夕食はホテル内のピザなどを売っている店でサラダなども買い込み部屋で食べる事にした。
ピザが焼けるまで少し散歩する。
1日は早い。一年も早い。
月も出ていた。
海辺に赤いレストランがあった。夜しか営業していないと言うので最終日行く事にした。
赤いレストランでは子供達がガス灯へ点火していた。楽しそうだ。今の子らは火に触れる機会が少ない(触れたら火傷するので、使うと言えばいいのかな??)
陽は雲の方へ沈んでしまった。
夕方咲いてるから貴女はユウガオですか??
夕日が沈んだ後に見える紫の空も好きなんだよね。
30分以上待たされピザが出来てきた。この国ではピザーラなどは通用しない。のんびりに付き合えない商売は無理なんだわ。
部屋ではテレビを見ながら、ビールを飲み、ピザなどを美味しくいただいた。
こんな立派な部屋で過ごさないのも勿体ないものだ。
と言うか、自分、ホテルで過ごすのが好きなんだよね〜〜^^
翌朝。
読書タイムに目がさめる。
この日から体の反対側を焼き始める。
まるで人造人間キカイダーみたいだった。(紅白の)
朝食を終え、プールサイドで過ごす。
プールに入ったり、海に出かけたりしていた。
海も美しい。
残念なのは、このあたりの海辺は泥なんだ。サラサラの砂じゃないの。
入っても泳ぐ気にはならず、歩いていてもヌルヌルして気持ちが良くない。
遠浅なので干潮時に100mほど沖へ行ってみたけれど、それでも泳ぎはしなかった。
休憩に部屋へ戻り
なんだか喉が乾いたので日本から持ってきたお茶割りを飲む。
これ、海外ではとても美味しく飲めるのです。
なんだろう、昼下がりにすっきりしたアルコール、欲しくならない??^^
これからお出掛けで時間があったので歩いてプールサイドまで行ってみる。部屋からは10分くらい。
面白いものを発見してしまった。
フィジーでもSudoさん頑張っていますよ。Sudoクリームですよ。
いろいろ探したけれど、ホテルのショップでしか売っていなかった。
ベビークリームみたいで、買いはしなかったけれど、次来た時は何処にでも売っているくらい有名になって欲しいな。
値段はまあまあ高め。300円くらいにしておきなさい。
混載バスが迎えに来てデラナウマリーナへ。
中国語が目につきますねー。南半球は勘弁してよ。
こんなに沢山のツアーがあるなら、このマリーナに来て申し込んだ方が色々選べていいみたいだった。
ホエールズテイル号は来るたびに乗るんだけど、今回はやめた。たまには違うクルーズを経験したい。
この双胴船でのサンセットクルーズへ申し込みました。
出航を待つ人々。
日本人は一人も居なかった。
Welcome to Denarau
ここはヨットの修理をする店のようです。
ヨットには紺野船長の船、伊東先生の船などに随分と乗っていたけれど、結構壊れるんだよね。走る事に支障が無くても、安全で正確な航行が出来なくなる。
自分がやっていたレースではタイムを競っていたし、ブイや監視船、地形を目印に進んだけれど、ここにはオーストラリアやニュージーランドからヨット、クルーザーで遊びに来る人々が多いのでこーゆー店が港にあるのは安心だと思う。
一昨日のハードロックカフェ
乗船を促すアナウンスがあり乗り込む。
先頭に陣取る。
ちょうどホエールズテイル号が帰港してきた。
あちらは朝から晩まで飲んだり食べたり泳いだり歌ったりと、ヘロヘロになる。飲み放題だから毎回泡泡泡で。
記憶は水泡と酒泡の彼方へと消えていく。
いよいよ出航
歌のお兄さん達の演奏が始まる。
湾内だけではなく終始ゆっくりと走る双胴船。
ウチのホテル。(ホテルがウチという意味ではない。しかし1年の半分以上をホテルで過ごしているからウチみたいなものか・・・)
陽が傾いてきた。
こちらの船は泡を含め、飲み物は有料です。includeされているのかと思ったら違った。
そう思うとホエールズテイル号はとても割安。
まあまあお金は気にせず楽しまないと。
2本目もイっちゃいましょ^^
お金や経験は無限に手にすることができる。人生と時間は一度きりであるから。
フィジーに来ると、見た事がないようなスパークリングウィンばかりを飲む。ニュージーランド産が多い。
お姉さんが栓を空けてくれます。たくましい感じなので、「やりましょか??」とか、いつもみたいには言わない。
いよいよ陽が沈む。
今日も水平線に雲があり、ジュジュッとは聞こえなかったけれど、それでも美しい夕日だった。
気を抜くとこの中国人家族に前を陣取られ景色が見えなくなる。
さっきから音楽が聞こえるけど、船のスピーカーってこれでいいのか??
夕食は室内で。
メイン以外はバイキングになっている。
海の上なので、フォークとナイフは1本ずつ。ここはイギリス統治下だったので左右に置くスタイル。
そんなに夢中になる程美味しい食事でもなく。
歌に合わせて客が踊り始めたので、そーゆーのが苦手な私は船のデッキで過ごした。
ホテル側の夜景。
デッキをライトが照らしているので安全。
月が見え隠れする。
3時間ほどで港へ帰港。
しょっちゅう北海道と仙台、新潟を片道15時間以上かけて往復してきた自分には物足りない船旅だったけど、景色も綺麗でそれなりに楽しいサンセットクルーズでした。
オープンエアのデッキで飲みながらの夕陽っていうのはステキだったな。
それに、皆さんが踊っている時の静かなデッキの上も最高だった。
つづく
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