翌朝も快晴
相変わらず月も綺麗に朝まで輝いている。
早朝は空気が澄んでいた。
乾燥しているので一日中澄んでいるようにも見える。
朝7時。早朝のロビーは空いていたけれど、
何やら黒服のSPが大勢いて、こっちに来るなとかあっちへ行けとか命令してくる。俺たち宿泊客なんだけど。
左へ曲がるなあっちへ行けと誘導される。
寺山さんも一緒に出かける予定だったけれど、昨日からダウ平均株価が史上最高に暴落し、朝まで忙しく眠れなかった。1日ゆっくり過ごすという。もちろん、それと連動して翌朝の日本の相場も大きく下げた。やっぱり世界は緊密に繋がっているんだ。
爆発を続ける太陽の方へ向かう。
早朝のサンタモニカに到着。月曜日なので道路は若干ラッシュ気味だったけれど、30分くらいで到着。
サンタモニカ市内はとても空いていた。
田辺さんは早朝のマラソンをするという事で、私と石黒さんがどこかレストランで待ち、一緒に朝食をとろうという事できた。
ホント、早朝のサンタモニカはひっそりと。
美しい街なんだけど、ここはゲイの街であり、温暖でもあるため浮浪者が多い。
なかなかレストランが空いていなくて、
繁華街も店は閉まっていて
自分は昨夜飲みすぎたせいか(スッキリしていたけど^^)下痢気味。
銀行の入っているビルでトイレを探すと、入口の隣がスポーツジムになっており、フラフラと奥へ進むとトイレがあったので無言で借りてキタ^^
誰にも疑われる事も叱られもせずスッキリしてキタ^^
ホテルの1階のレストランに入る。
田辺さん、今日はマラソンやめたと、すぐに食事^^
自分はアメリカに来てから毎日食べているシーザーサラダを注文。
石黒さんはエッグベネディクトを食べたかったんだけど、普通サイズとスモールサイズで迷っていて、それなら普通サイズにして俺とシェアしない?という事で合意。
予想通り普通サイズは2個分だったので1つ戴く。
こちらのシーザーサラダも取り分けた。
このエビが新鮮でプリプリで美味かったんだよね。大当たりのシーザー。
蕎麦で例えるなら11月の新蕎麦のような香りの良さと新鮮さ。素晴らしい。
シェア後はこのような朝食になった^^
もちろん、エッグベネディクトもメチャクチャ美味かったですよ^^
このレストランです。
HOTEL CARMEL(カーメル)の1階にあります。
朝食の時は是非どーぞ!
WELLS FARGOはアメリカの銀行で、個人向けの堅実な融資によりリーマンショックの時にサブプライムローンの影響をほとんど受けなかったけれど株価を大きく下げた。その時、ウオーレンバフェット率いるバークシャーハサウエイが株を大量に購入し大株主になった。
バークシャーハサウエイはコカコーラやアメリカンエキスプレスなどの大株主で、日本では東芝タンガロイの株を大量に保有しているのだけど、銀行株を持つのはこのウエルズファーゴが初めて。(それまでは持たないと決めていた)
朝のニュースで過去の不正が発覚し、アメリカ政府からの追求を受け、株価を大きく下げていた。まあ、ウオーレンバフェットもチャーリーマンガーも慌てる事なく静観しているんだろうけれど^^
2年前に食事をしたレストラン。
NAPAワインが美味しく安く飲める店だ。高級だけどリーズナブルで食事も美味しい^^
海の前の道路。その先は太平洋です。
この海沿いを走る道路から、各StreetやBoulevardが始まる。
桟橋のあたりは何か土工事をしているようだった。
この先がマリブ。
日本ではマリブの風なんて商品が昔あったけど、アメリカの超高級住宅地です。
もういっちょマリブをアップ
海沿いの歩道を歩く。
この後、須藤淳一君のお腹が緊急事態を起こし、トイレを探す。これはヤバイ。ヤバすぎる。超特急で出口を目指しているのがわかる。ヤバすぎる。
なかなか見つからないので一か八かエレベーターでビルの2階に行ってみたら普通の会社があり、「どうしたの?」と聞かれ「トイレに行きたいんだ」と言うと、「ここは会社のフロアだけど、トイレはそこにあるかろどうぞ使って^^」と、とても親切なラッキートイレに遭遇^^ ハッピーな会社でラッキーな事にトイレを借りる事が出来て事なきを得たのであります^^
やっぱりアメリカ人は親切でフレンドリーな方が多い。今回も助けられた。(ホッ!)
ホテルを目指し走り出すと、BMWのX5とテスラが並んで走っていた。
こうやって並ぶとX5のデザインがどうしても古く見える。3年か4年前にフルモデルチェンジしているんだけど。
洗練されたテスラのデザインが素晴らしい。近未来的^^
美しいフォルム。
ビバリーヒルトンは朝から相変わらずの厳戒態勢。
大統領でも来てんのかよ?
前回LAに来た時はオバマ大統領が宿泊していたけれど、そんなのにぶつかったら大変です。(あの時はウエストハリウッドのホテルに泊まっていたので影響は全く無かった)
入れない。
SPだらけ。
部屋への廊下には居なかったけれど、1階のロビーや駐車場、出入り口などはSPと報道陣のカメラなどが大勢いた。
白バイまであるんだから、アメリカか、もしくはザムンダの大統領が来ているとしか思えない。
てなわけで。
仕事ですよ仕事。SPやら誰だか知らない有名人に関わっている暇は無いのですよ。
今日は消防車まで出動していてビバリーヒルズ周辺は何やら騒々しい。
消防士さんも頑張ってください。
ハイウエイを南下してトーランスを目指す。
トーランスにあるトヨタのアメリカ本社はダラスへ移転を終え、閉鎖されひっそりとしていた。
この広大な敷地はどうなるのかと心配になったけれど、空いている土地が足りないので、あっという間に何かに転用されるのだろう。
ホンダアメリカの本社も過ぎて
ミヤコハイブリッドホテルへ。
以前、BANK OF THE WESTでの口座開設時お世話になった槙野さんと再開し、色々と話を伺った。
今はアメリカの違う銀行に勤めていて、BANK OF THE WESTの日本人向けのチームはBOSSが代わった事により全員転職してしまったらしい。
BANK OF THE WESTの口座は残しつつ、別の銀行口座を開いた方がいい。
食事を終え、槙野さんと別れ、でっかいショッピングタウンへ。
このHITACHIYAという店はもう無いみたいだし関係ないんだけど、
その看板の下にある
初めてJA不動産へ。
日本のJAとは全く関係の無い会社です。
もう何年お世話になっているだろう。あきちゃんが頭を先週手術したというので心配してきたんだけど、ぜーんぜん元気で驚いた。
レアルターの資格(アメリカの不動産売買仲介の資格。弁護士資格と同等で難しい)を2年前に取り、大活躍の彼女。明るく、親切なあきちゃんが無事で何よりだった。何と言っても、弊社所有のアパートはこの方のお陰で購入できたのだ。
次に来たらワインを大量ガブ呑みしようと約束し別れた。
いつまでも元気で頑張って欲しい。
その横に面白い店があった。
色々な味のヨーグルトをあちらの機械から好きな量取り、
こちらをトッピングする。で、量り売りしている。
自分もココナッツ味を試してみたけれどめちゃめちゃ美味しかった。
トーランスは日本の材料を売るスーパーがたくさんあったり、日本食の美味しいレストランもあるし、何と言っても世界一の日本人コミニュティである。移住しても何不自由なく暮らせる街です。
トーランスにあるスターツさんを訪問。先月大槻専務とお会いして来た事を伝える。
こちらでは日本の有名人の住宅の手当をしているそうで、スポーツ選手から芸能人まで頼りにされている。
こんな街の一角に日本の不動産会社が店を出している。
全員トイレに行きたくなり、近所にある江藤ちゃんの自宅へお邪魔する。
1階が駐車場、2階と3階が居住スペースの立派な家だった。
お父さんが以前購入した家に住んでいるという。写真は遠慮したけれど素晴らしい住宅だった。
夕食は江藤ちゃんの車でマンハッタンビーチへ移動。
田辺さんのバツゲームで今夜はこの高級な店で肉をご馳走になる。
ワインリストには10万とか20万30万円(JPY)もするワインが普通に並び、中には$8000、つまり80万円以上のものが普通に並んでいた。
ヤバイです。田辺さんピンチ!!
本人も肉よりワインを心配していたらしい。肉はいくら高くてもせいぜい一人当たり1万円とか2万円もあれば最高級のものが食べられるけれど、ワインはとんでもない値段のものがいくらでもある。
最初の飲み物が出て来るのに40分もかかり、江藤ちゃんが本気で怒っていた。ビールを交換しろ!と、なかなか厳しい^^ 頼り甲斐があるね。店員さんタジタジでした。東洋人の集まりだと思ってバカにされたのかな??流暢というか、本当のLA英語で怒られてかなり怯む白人店員君。
ワインのオーダーは鋭い眼差してワインリストを見る寺山さんに委ねられた。
私と二人でゲラゲラ笑いながらリストを見て、30万!!80万!!と、ウケていたんだけど、大人の寺山さんは2万円から3万円くらいのボトルで纏め、ワイン代は10万円前後におさまるようにしていた。大人の選択ですよ。素晴らしい^^
素晴らしく美味しいワインたちは次々に空になっていった。
ヤバい肉が出てキタ。
目の前の宍戸さんは沖縄からLAに留学し、MBAを取得してしまった才女。控えめで礼儀正しい。それでいてフレンドリーである。
トマホークという肉(笑笑)
あばら骨まで一緒に出て来た。
寺山さんが私の分まで切り分けてくれて、「須藤さんこの部分とこの部分を食べ比べてみて」と勧めてくれた。
同じ肉なのに全く違う味がして、どこを食べても違う。飽きない。
地元でも超有名な店での食事^^ 素晴らしい。
もう一つ出て来た。
トマホークの方が奥深く美味い肉だった。
マッシュルームの炒め物だったかな?
全てが美味でした。
さすが一流。マンハッタンビーチに店を出せる事自体素晴らしい。
ワインはさらに注文される。
美しく美味しい肉。
ワインのコルクは真っ黒で
1998年式のこちらはたまらなく美味しいワインだった。
さすが寺山さん。美味しいものを知り尽くしている。
デザートもアメリカンサイズだったけれど、ちょっと遠慮した。
ウーバーで車を呼び、ビバリーヒルトンまでは1時間弱。
助手席を勧めてもらいゆったりと乗っていたら眠ってしまった。
部屋からの眺めは霧がかかっていた。
今夜で寺山さんと江藤ちゃん、宍戸さんらと別れ明日はダラスを目指す。
駆け足だけど内容の濃い旅である。田辺さんには感謝しかない。自分まで色々な所に同席させてくれる。
寺山さんとは東京での再会を約束し、江藤ちゃんと宍戸さんにはまたすぐに戻ると伝えた。
それまで元気でいて欲しい。
LAの仲間ともすっかり馴染みになってしまった。
ありがたや。ありがたや。
つづく
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