6月15日16日は遊山会悲願の山、岩手県の和賀岳へ登る予定だったけど、登山道が途中で崩落しているとの情報があり、その隣にあり和賀岳が目の前に見えるという高下岳へ急遽変更。こうなると100kmマラソンチームなんかは「和賀岳以外は登りたくない!面白くない!」という意見があったようで、不参加という事になりメンバーは大幅減、7人での山行となった。(その辺は学校の部活なんかとは違い、とてもゆるい山の会なのです。来る者は拒まず去る者は追うわず)
この日の宿は6~7年前に宿泊した大沢温泉へ。花巻でも有名な温泉である。こちらの旧館で木造の自炊棟に泊まり、みんなで何品かずつ料理を作る。ヒラメとイワナの刺身、イワナのから揚げは左前に座る三陸が誇るアウトドアマン及川さんが釣ってきた物を頂く。美味しかったね~
私はワインを5~6本を持参。それから鳥政の二階堂さんに言って前日ホルモン焼きを袋に詰めてもらったものと
ちょっと写真だと見た目が悪いですけど、鶏肉とピーマンの中華炒めを。これはみんなに喜んで貰った。炊事場で会った親子にもおすそ分けしたら翌日「すごく美味しかった!」と、喜んでくれた。レシピは教えておいたので、自宅で挑戦している事でしょう。私の得意料理であります。
この夜も当然盛り上がり、夜遅くに就寝する。
いよいよ本題の山へ。飲み会がメインと思われがちですが、こちらがメインの行事です。(最近は飲み会と山行について50%50%くらいの割合で重要性を感じます)
お馴染みの銀嶺草。白色透明。
お馴染み毒キノコのツキヨダケ。猛毒ですが、山形では食用にするそうな。
全員二日酔いのしばし休息。
春蝉の抜け殻。成虫が一日中シミシミと鳴いていた。
遥か彼方目標の山には雪渓が見える。
こんな感じの静かな林道が続く。とてもいい山相。落ち着いた分陰気に癒されます。
今日の収穫発見。
山菜の女王様。
銀嶺草が競争するみたいに咲いています。
何やら白い花を松ちゃんが解説。
もう6月なのに山はまだまだ春を迎えたばかりです。
涼しい雪渓で一休み。水を持ち歩かない松ちゃんは雪をコップに集めて溶かしながら飲んでいた。後で下痢していたようだけど、大丈夫だったのでしょうか?(そういえば、下山中珍しく無口だったので、お腹痛かったのか?)
咲き乱れる
カタクリの花。根っこが片栗粉の原料になります。
雪渓を行く。
大きな雪渓には涼しい風が吹いていた。
ようやく頂上らしき山が見えてくる。3時間を過ぎた頃。
振り返ると、登山口の集落あたりが見えた。
間もなく頂上なんだけど、ここからが結構長い。
隊長からの激が飛ぶ。「引き返すか~?」
コバイケイソウ。猛毒ですが美しい。きれいな花には毒がある。
頂上へ向かう稜線に出ると向かい側に和賀岳が見えてきた。
小さな頂上に到着。小さくても低くても頂上はやっぱりいいね~
雲が上がりはじめ、和賀岳が全貌を表す。
祝登頂。
和賀岳をバックに一枚。和賀岳に登ってもこんないい写真は撮れません。
頂上で楽しい食事を終え下山開始。
和賀岳さんサヨナラ
なんだかでっかいTシャツを干しているような雪渓。ちょっとワラタ。
なにやらモメテいるのかと思ったら、下山ルートを通りい越してしまいそうになったらしい。先頭が和賀岳に気を取られていたのでしょう。
「こっから左だっちゃ」と浩哉さんの指導が入る。
頂上への稜線を左折して登山口を目指す。
咲いてるね~
下山の中盤に浩哉さんが膝を痛めてしまった。現在治療中との事で、ヒアルロン酸を注射しているそうです。。一緒に登り始めてはや15年。毎日会社まで歩いて往復したり、休日も3時間とか歩いてしまうので負担がかかっていたのでしょう。二日酔い以外では珍しく顔を顰めてびっこ引いていたので、よっぽど痛かったのだと思う。まあ、そろそろオーバーホールの時期なんじゃない?ゆっくり治してよ浩哉さん。
銀河高原ビールで作った建物ら。ホテルと何だかわからないけど立派な建物だった。こんな山奥にこんな立派なのを作るから失敗するんだよね。適材適所です。事業は小さく始めないとね。
私たちが泊まった大沢温泉の宿。こちらは新館。普通に温泉旅行に来て泊まってみたい。
私たちが泊まった旧館はとても趣があります。
観音様の手水はご利益がありそうな飲料水です。
高下岳と、高いんだか低いんだかわからないネーミングだけど、とてもいい山でした。違う季節に再度登ってみたいです。(ちょっと遠いけど・・・)遊山会100キロマラソン部の皆様も、固い事言わずに和賀岳を見に行きましょう。登るのは、登山道が直ってからまた連れていくからさ。
終了
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