社長のDiary

立山へ 1

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「立山へ来るならお盆が空いてるよ。また来てください。」数年前、嵐で頂上への登頂を断念した朝、一ノ越山荘の主人に教えられた。

というわけで(訳はこれから)、今年は飯豊山に登ろうと考えていたのだけれど、交通手段やら気候、スズメバチ、アブの大群の事を考え、もうちょっと涼しくて楽に登りたいという事になり、久しぶりで立山が浮上した。

仙台からの毛利号は、定員オーバーになってしまい、急遽私は登山口まで一人電車を利用する事になった。

荷物はリュックがパンパンになるまで押し込み、30キロを超えていた。

 

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大宮で上越新幹線に乗り換え、越後湯沢から在来線で日本海を目指す。どちらも初めて乗る路線だった。帰省ラッシュで上越新幹線は満員。かろうじて3人掛けの真ん中の席が取れたけど、30キロオーバーの荷物を棚に上げおろししたり、両側を知らない人に挟まれて移動するのはとても窮屈だった。在来線の特急も満員だったけれど、指定席の空席ができたと車掌が教えてくれたので、すぐに座ることができた。ありがたい。なんたって、ここから3時間もかかるのだ。一面の美しいグリーンに輝く草原のような田んぼの中を列車は進んだ。

 

 

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糸魚川あたりから晴れてきた。

 

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魚津で各駅停車に乗り換え

 

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進行方向左側に剱岳が見えてきた。

 

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駅からは日本海も見える。

 

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懐かしい滑川に到着。以前、伊東先生、武藤ちゃんらと立山から剱岳を縦走し、山に止まらずここ滑川まで下山し、今回と同じ駅前のホテルに泊まった。ちょうど滑川の花火大会で、尺玉がバンバン上がる豪華な夜に遭遇したものだった。

 

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海へ向かう途中、後ろを振り返ると剱・立山連峰が見え、夕日に赤く染まっていた。

 

 

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歩いて10分で海に到着。富山湾の反対側に丁度夕日が沈もうとしていた。

 

 

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こんな美しい夕日は久しぶりでした。

 

 

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パワーいただきました。

 

 

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空も茜色に染まっていた。

 

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その、滑川に泊まった時にたまたま見つけた「鈴」という店を見つけて入ってみた。

 

 

 

 

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懐かしいおかみさんが元気に営業していた。

 

 

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富山の珍しい食べ物と

 

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こちらで有名な酒をいただき、夜は静かに更けていった。いつの間にか、カウンターの隣で飲んでいた地元の方とおかみさんと3人で話しこんでいて。楽しかったな。少し先に失礼し、夜の11時頃にはホテルに戻った。

 

つづく

 

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