翌朝。立山方面は雲で見えなかった。まあ、山の天気は変わりやすいですから。
懐かしい電車がきた。
昔、本当に昔になってしまったけれど、東北本線を走っていた「急行松島」と同じ車両だった。幼い頃、ひいおじいさんの旅のお供をしていた私は、上野まで4時間かけてこの列車によく乗ったものです。特急で行ったり、急行で行ったり急ぎ具合で決めていたように思うんだけど、和歌山からの帰りに初めてグリーン車に乗ったのもこの列車だったと思う。自分の旅好きは可愛がってくれた元校長先生のひいおじいさんの影響と思われる。なんせ、今の筑波大学(当時は師範学校と言ったそうです)を首席で卒業し、満州を含め、鹿児島から北海道まで校長先生をして歩いたというのだから、完全に旅の大先輩です。
さてさて、魚津の駅で一度降りて、
地下道を通り
私鉄に乗り換えます。
ああ、これには乗れませんよ。
結構混んでいた。
写真右方向に進むと一旦停車し、運転手さんが車両の中を歩いて反対側へ向かい
奥の線路から来たのに向きを変えてこっちの線路を進む。まあ、合理的ですよ。平地のスイッチバックかな??
だんだん山へ近づく。
こんな列車で、これでも特急ですよ。
終点からこのケーブルカーに乗り換える。この乗り場で毛利さん一行と合流。一緒に蕎麦を食べてから乗り込んだ。
ケーブルカーの終点からバスに乗り換え、室堂を目指す。途中、バスを停めてこんな滝を見せてくれたり、自動音声で観光案内をしてもらいながら1時間ほど揺られる。
室堂はメチャメチャ混んでいた。2500mのここは、歩かなくても来る事が出来るので、皆さん軽装で真夏の気温15度を楽しんでいます。
あれがこれから目指す立山。最初のピークは「雄山」といいます。
日本三大霊峰の一つ。富士山、立山、加賀の白山の3つです。
使用前の元気なみなさま。朝から車での長旅お疲れ様です。
写真もそこそこに登山開始。鞍部にある一ノ越山荘を目指す。
こんな所に雪があるのは初めてだった。
ずーっとこんな石畳を歩きます。楽チン。でも、30キロオーバーの荷物が肩に食い込む。久しぶりだった。
ついついたくさん写真を撮ってしまいます。
毛利・及川コンビがなにか見つけたようです。(何かは忘れた)
雄山頂上の神社が近くなってきた。
右上に見えるのが一ノ越山荘。
佐々木さんが遅れ始めたのでみんなには先に行ってもらい、待つことにしました。それにしても混んでるよなー。
あと少し。最後の登り。頑張れ佐々木!
到着ー^^
14時半頃到着してしまい、のんびり飲み会突入かと思ったら、「頂上が見えてるから荷物置いて登ろう」と、隊長が言うので、係長の私は従うしかなかった。
ここって、夜中の3時とか4時とかにヘッドランプ点けて登った事しかないので、明るい時に登るのは初めてだった。こんなに急登だったんだね。
グングン高度を稼ぎます。小屋の先の稜線の左側の雪渓から水を引いているそうで、冷たくて美味しい水だった。
お盆は空いているはずなのに、小学生らがたくさん下山してきた。
遠くに槍ヶ岳が見えていた。
いつの間にか小屋が小さくなる。
頂上の神社が見えてきた。
曇ってきたけれど、室堂方面もよく見えていた。
あと少し
途中から鹿島槍が見えてくる。剱岳を目指すと右手の近くに見える山です。
でかい岩を掴んで登るのはひんやりとして爽快です。
最後の急斜面を登り切れば神社に到着する。
鹿島槍はずっと見えていた。
あと少し
無事到着ー^^
気温は10度くらいだった。
雪が多い。こんなでっかい雪渓があるんだ。
雄山神社の由緒ご覧くださいまし。
あの社殿で祈願してもらえます。
朝イチで剱岳を登ってきた、たけちゃんが反対側から到着。
合流できたので下山開始。
さようなら。また明日参ります。
一足先に下山して皆の到着を待つ。
隊長も待つ。
雲が高い位置にあったから眺めもまあまあ。良かったですよ。
アルプスは食事がいいんだな。ここはハウスのシチューでした。
すでに飲み会は始まっていた。飲み会の途中で5時頃夕食を挟み、また飲み会後半戦に突入する。なんてったって、今回はアルコール約12キロ背負ってきたんだからたくさん飲んで貰わないとね。アルコール係長の1日目任務終了。
つづく
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