2015年6月27日より2日間の日程で、秋田県の旧阿仁町、現在の北秋田市にある森吉山へ向かった。
今回は、遊山会と山友会の合同登山という事で、何だか同じような名前の会だと思ったら、どちらも毛利さんがつけた名前のようで、似ているというか、ただ逆にしただけじゃないか??と、よっぽどこの「山」と「ゆう」というのが好きなようである。
自分だったら「宮城レンジャークラブ」とか、「東北山岳救助隊」とか、いかにも強そうな、ありそうでなさそうな名前を片方には付けたいと思うものだけれど。
さてさて、残念ながら初日は大雨でして。福島を出て到着まで6時間以上も経過しているというのに、肩を落としながら歩く。
全く肩を落とさず張り切って歩く方々。
自分は長靴を履いてきたので、今日は水たまりも泥道も関係ないねと、その部分だけは張り切っていたんだけど、何だか歩いているうちに中に水が入ってきて、おかしいと思ったら長靴に穴が開いており、そこから水がジャンジャン侵入してくることが分かった。
再度「ガクリ」と肩を落とし、うなだれながら歩く人となってしまった。
長靴なのに、水たまりを慎重に歩く私。
そしてみんなに大笑いされた^^;
桃洞の滝を目指しています。2回目だからなんとなく覚えている。目標まで1時間弱。
明日が森吉山で、今日は足慣らし。本当は今日森吉を登る予定だったんだけど、明日の方が天気が良いということでメインを明日にした。
絶対に二日酔いだから、今日のうちに登っておきたかったんだよな。森吉山。
ぎんれいそう
大雨で、川がかなり増水していた。
このアングルだとアマゾンの支流と言っても信じてもらえそう。
あんなんなっちゃってる。ああ、ピンボケしてます。
なんとかって花らしい。
全く覚えられない。
ここもでっけえ木がたくさんあった。
ハイハイ、もうちょいですよ。
この辺りから川沿いに歩きます。
対岸に渡るところも増水していて、あの雨で濡れて絶対に滑りそうな丸太の上を渡るという。頭を抱える毛利隊長。
肩を落としっぱなしの自分はすでに戦意喪失。万が一川に片足踏みはずしたら穴の空いた長靴が台無しになってしまうじゃあないか!!と。「行っておいでー」と言い残し、浩哉さん、阿部さん、石川さんらと一緒にそそくさと引き返した。
まあまあ、皆さん無事に渡れたようですよ。
じゃあねバイバイ
もうどうでもいい人々
自分も一緒に木を見上げたりしているけれど、頭の中は穴の空いた長靴に入る冷たい水の事でいっぱいだった。
雨なので写真は少ないけれど、無事にバスまで戻り、宿へと向かった。
前回森吉山に泊まったときと同じ森吉山荘に宿泊。国民宿舎だけど、なかなか小綺麗でいい宿です。
毛利隊長の乾杯の音頭で始まる。
夜は相変わらずの大宴会となってしまい、宴会の前は部屋で毛利、浩哉、須藤で飲み、宴会が終わってからも夜更けまで飲んでしまった。
二日酔いの朝。
フラフラしながら例の長靴を履き集合する。
バスでスキー場のゴンドラ乗り場まで行き、ゴンドラで約30分をかけて登山口に着く。楽チンなのだけど、二日酔いの日はのんびり過ごしたいものです。
この右側の階段を登る。
いろいろな種類の花が咲き乱れていた。
ニッコウキスゲはよくわかる。けど、他があまりわからない。
雨も上がって上々です。
渋滞が始まる。森吉は花が有名な山なので、今ころは一番混む。こちらも団体だけど、その前にもっと大きな団体いてとにかく止まる。
雲は晴れたり張り出したりを繰り返している。
ちょっとした池塘がある。
あの奥に見える山が頂上みたい。
やっぱり秋田県のクマは凶暴らしい。こんなに人相の悪いクマ、他県では見た事が無いです。
絶対に性格も悪いと思う。
途中の避難小屋に到着。
ここは通年無人で空いているようで、冬はもちろん2階から出入りします。
結構きれいで、トイレまである。
小屋を出て頂上を目指す。
麓の景色は見えたり見えなかったり。
シャクナゲが咲き始めていた。
咲き終わった方々。チングルマの終わったところ。
おうおうおう!コバイケイソウさんたち、群生しているじゃあないか!!
遠くから見るとエバンゲリオンの十字架にも見える。
綺麗です。手が込んでる。
頂上が見えてきた。
ぜいん無事到着。お疲れ様!
ガスったままだった。
晴れると見晴らしがいい。三角点です。前回に続き晴れない森吉山。年中天気が悪いのかな?
晴れるとこんなに見える。
雲が切れて少しだけ麓が見えてきた日本海方面。日本海までは見えないと思うし、形的に八郎潟と思われる。
運よく田沢湖が見えた。
さっきの阿仁避難小屋で休憩。
小屋の2階からは頂上あたりが見える。
皆さん戻ってきました。
お疲れっす。
宿泊した森吉山荘のおにぎり。
ちゃんと竹の皮に包まれて、みずみずしいんです。おいしいんだ。
ただの塩にぎりだけど美味しい。たくあんやら、上に写っているサラミなんかをおかずにして食べたらホント美味しかった。
さてさて、そろそろ下山です。
麓もよく見えるようになり、これでも今日は天気に恵まれた。
途中、トイレに行きたくなり走って下る。ぶっちぎりの1位でした。
ゴンドラを降りたところのトイレに間に合いセーフ。
森吉山は優しくいい山です。今度、花が咲いてなくてもいいから、天気のいい夏のころ登ってみたいです。
叉鬼山刀西根打刃物製作所へ寄った時に、マタギのナタを購入してきたのが後日届く。
山の深部というか、どうしても草木をかき分けて歩く時があり、ナタが必要だったんだけど、これだというものに出会えず、以前来た時から気に入っていたので今回思い切って購入した。
こんな槍のようになるようにしてもらったんだけれど、過去に山でクマに遭遇した事も勿論あるし、イノシシやサルなどで危険な目にあう事もあるためこのようにしてもらった。
必ず戦う時が来ると思う。今では動物と人間の居場所の住み分けができなくなってきているからだ。
それにしても、この山刀は芸術品であり、使うのが勿体ないけれど、使わなければただの金属なので、活用したいと思う。刀師が存在する限り刃がこぼれても直してもらえるそうです。
興味のある方は購入方法を教えますのでメールでもください。
おしまい
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