翌朝。
5階のフロント階に昨日のCHATERBOX(チキンライスの店)がある。
その隣のレストラン。朝食はMかこちらを選べる。
ラーメンがあったけれど、んーーー、ちょっとイマイチだったな。
味がない。出汁が出ていない。醤油を入れて食べた。
カレーはgood!
一旦部屋に戻り、コーヒーを飲み忘れた事に気づく。
TOP OB THE Mへ行くと「Hi! SUDO SUN!」と、いつものお姉さんがフレンドリーに挨拶をしてくれた。
上の階へどーぞ!と言われ、そこから外を見るとなんだか天気がオカシイ。
雨の境目が見えた。ものすごく降ってるみたい。
コーヒーだけ飲みに来たんだけど、どうしてもおかゆが気になり蓋を開けて説明を見ると今日はチキンで出汁をとったおかゆ。うーむ。これを逃しては1年以上後悔する(次に来る時まで)と思い、よそって食べてみた。ふむふむ。これは美味しい。昨日のエビ味と甲乙つけがたい。ラーメン食べないで、おかゆ2杯にしておけばよかった。(これは今日の昼食にする)
コーヒーを飲んでると、すごい雨になってきた。
かなり不安定な天気。
こちらではよくある事だけれど、さすがに大雨や雷がなると飛行機は遅れたり欠航したりする。
部屋に戻り荷物をまとめる。
13:45のゆっくり目のフライトを予約していたら、こちらへくる前の日に電話があり、
「13:45発が欠航になったので、12:15でもいいか?」と言うので、まあ、仕方がない。
ちょっとオーチャードロードで買い物でもしてから11時過ぎにホテルを出れば間に合うと思っていたんだけど、10時ちょっと前にはホテルを出ないとならなくなった。
まあ、その分クアラルンプールに早く着くので、あちらで買い物をする事にしよう。
TOP OF THE Mの金髪のお姉さんにチェックアウトをお願いすると、「もう行ってしまうのか?」と言われ、「Yes」と言うと、「Tokyo?」と聞かれ、「NO. Today I go to KL」と言い、「KLへ行き、またシンガポールへ戻ってから、香港経由で東京へ帰る。」と伝えると少し驚いていた。
支払いは特にないと言われ、デポジットはカードに返還すると言いながら、エレベーターを呼んでくれた。「タクシーは1階のデスクで言ってね」と言われ、握手した。「Thank you for your kindness!」と伝え、エレベーターに乗った。短い間だったけれど、このホテルで唯一名前を覚えてくれた方と別れるのがちょっと寂しかった。いつも、ホテルの方々とは冗談を言ったりして大抵仲良くなって別れ、また行けば覚えていてくれる事が多いのだけど、二日ではなー。忘れちゃうだろうな。その辺によく居る普通の人なので^^;
タクシーはすぐにつかまり、「Changi Airport Terminal2, MalaysiaAirline.」と告げるとドライバーは小さく頷き走り出した。
しばらく行くと高速に乗る。すると激しい雨が降ってきた。
運転手さんビビって真っ直ぐ走れないみたいだった。よろよろしてる^^;
「Are you ok?」と聞くと、運転に集中しているのか必死なのか小さく頷くだけで、少し不安になる。
景色が歪むほど降っている。
それでもなんとか第2ターミナルに到着し、少しチップを渡し、マレーシア航空の機械でチェックインする事ができた。
シンガポールは出国審査も簡単で、顔なんか見ていないくらいで出国のスタンプを押してくれる。
なんだか疲れてしまい、F33ゲートに早々と着いたんだけど、特に土産物屋も無いので、椅子に座り読書したりウトウトしたりして過ごす。
日本を出る時に読み始めた本はとっくに読み終えていて、今読み終えたのが2冊目。3冊目の本をKindleで選ぶ。数冊新しい本をダウンロードしておいたので、しばらくは大丈夫だ。
出国審査の後に簡単な機械に荷物を通すんだけど、ここもKLも飛行機に搭乗する直前に荷物検査がある。
珍しくピーーーとなり、身体検査をされた。どうやら時計と指輪が反応したらしい。外さなくていいよって言われたのに^^
狭い。窓ー3列ー通路ー3列ー窓 の飛行機に乗る。北海道へ行く時に仙台から乗るのと同じ小さな飛行機だ。
通路側に女性が座り、間を一つ開けて私は窓側だった。前も狭いので隣が空いているのはラッキーだった。
雨が強い。
飛ばない。
40分遅れて動き出した。
天気雨だ。縁起がいい。
雨がガラスに着いているのでどうしてもピントがそちらに合ってしまう。ので、ピンボケの離陸。
少し飛ぶと窓の水滴が取れた。
ピントが合った。
相変わらず入港を待つ船がたくさん停泊している。
雲の切れ間を縫うように飛ぶ。
英語が下手だったけど、運転は上手い^^
英語の下手な運転手さんは飛行機では珍しけれど、タクシーでは当たり前^^;
面倒なのでなるべく喋らない。
綺麗な雲。
飛行時間は1時間ちょっとでシンガポールからクアラルンプールに到着する。仙台ー北海道と同じくらい。
オレンジジュースとピーナッツ(これがなかなかいい塩加減)が配られ、20分も垂直飛行をすると降下し始めた。
隣のお姉さんが目覚め、シートに置かれたジュースを指差し「私の?」と聞くので「yes」と返す。
東南アジアの飛行機、パイロットまずはマレー語で挨拶するんだけど、
Ladies and gentlemenは
マレー語で言うと
Tuan-tuan dan puan-puan となる。
日本人が聞くと
プアンープアンープアンープアン
としか聞こえなくて、以前から機長が挨拶するたびに笑える。
たまにカッコつけて話す方もいるので、ますます笑える。(聞きたい方は動画に入っていた音声と、私のモノマネが聞けますので遠慮なく)
なんだかでっかい池が見えてきた。
池の周りに街が形成されている。
きっとプトラジャヤの街だ。
政治、行政の中心。ピンクモスクで有名。この地区に入るときはパスポートの提示をしないと入れないらしい。
自然保護地区に指定されている。(ワニとかいるのか?)
後輪がついて
やっぱり上手い^^
無事着陸ーーー
クアラルンプール空港は親切に日本語での表記があるのでわかりやすい。
入国審査まで遠いけど。
ここも入国は簡単だった。
なにも聞かれず写真と人差し指の写真を撮られて終わり。
早い。最近のアメリカが過剰過ぎる。
イミグレーションを出て、タクシーカウンターへ行きチケットを買う。前払い定額クーポン制。ホテル名を告げるとRM83と言われた。
タクシーはバジェット、プレミア、ファミリーの順で値段が高くなる。迷わずバジェットを選び、案内され乗り込む。(安いときはRM75くらい。一度ベンツが来たときはRM110だった。それでも3000円以内で1時間乗れる。安いものだ)
Traders Hotelと告げた。
こんな建物あったかな?
ハイウエイを走る。運転上手い。
渋滞箇所を上手にかわしながら走ってくれる。
子気味良い加速。
40分以上走ると懐かしい風景が見えてきた。
KLタワーと、ペトロナスツインタワーが遠くに見えた。
見事に建設ラッシュだった。
クレーンだらけ^^;
幾ら何でも作りすぎでしょ?
前回はまだ着工していなかったプロジェクト。
やりすぎだっちゅうの!!
ツインタワーがまだ遠くに見えるので郊外のプロジェクトだね。
こんなでかいの作って売れるのかい??
タクシーは最後まで渋滞をかわしながらホテルへ滑り込んだ。
「You Are Good at Driving!」と言い、チップをRM5手渡すととても喜んでくれた。「I will ask you again.」と告げて別れた。
「荷物を運びましょうか?」とベルボーイが言うので「No Thankyou!」と告げ、自分で運ぶ。前回、帰る時に荷物を預けたら20分も待たされたので、残念ながら信用できないのである。この国はどうしようもなくのんびりしている。
32階のクラブルームへ行きチェックインの手続きをする。
以前泊まった事は?と言われ、4Timesと言うと、記録が残っていた。ゴールデンサークルの会員でもある。
慣れた部屋にたどり着きほっとする。
ここのトイレは水しか出ないけれどウオッシュレットが付いている。
10年前の日航グアムに付いていたのと同じタイプだ。
洗面台の大理石の照明が懐かしい^^
今回は滞在期間も短く、部屋で過ごす時間もあまり無かったのでツインタワービューではなく、cityビユーにした。
ちょっと安い^^
やっぱりちょっと寂しい。
シャワーを浴び、歯磨きをして,明日の連絡をして、クリーニングを頼んでから早々とラウンジへ。
クリーニングは明日の朝には仕上がるという。
ホテルの案内に「スーツ上下を到着時に無料でクリーニングします」とあったので、試しにシャツとGパンを出してみた。
このホテルはカクテルタイムが17:00からで、シンガポールよりも1時間早い。
それでも、ティータイム(午後の紅茶)もあり、しっかりしている。
確か、ここは5つ星までいかないのかな?4つ星だっただろうか?シャンペーンが無いのは残念だけど白ワインをがぶ飲みする。
7時で終了なので部屋に戻ることにした。
窓際の白人2名に「Can I take a picture?」と聞くと快く勧めてくれた。
中国人が相手だとなかなかスマートに理解してくれる人が少ない(返事しなかったり無視したり。露骨に嫌な顔するやつもいる)ので、文明の発展した日本の皆さんは国内海外問わず、スマートに親切にしましょうね。
部屋に戻り、テレビのチャンネルを変えながら過ごす。
最近やっている、レンタルトランクハンターのドキュメントがなかなか面白い。
賃料が払われなくなったレンタル倉庫は、業者によりセリにかけられる。1番値の人がそこの中身をもらう権利を得るのだけど、フェンシングの防具とか、変わった工具とか、レアなお宝が出てくると高値で売れる。その収益で暮らしている人々の話だ。
暗くなってきた。
正面のビルも右手のビルも照明をつけてガンガン工事をしていた。
正面奥のビルは屋上に何か飾っているのかと思ったら、クレーンをキラキラにライトアップして工事していた。
そんなに照らさなくてもなー。^^;
オペレーター眩しすぎて鉄筋落としちゃうよーーー^^
つづく
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