翌朝、部屋からの眺めです。
今日は仕事。
Mandarin Orchardのクラブルームを利用しているので、Orchard Wing31階に宿泊し、朝食は36階の専用デスクで部屋番号とファーストネームを言うと最上階へ通してもらえる。
階段を一つ上がり、エレベーターには無い37階のクラブルームでいただく。
一度名前を言うと、次は「Oh! sudosun!」日本語にすると「おう!すどさん!」と、金髪の綺麗なお姉さんが迎えてくれます^^;
アジアでは必ず「すどさん」か「じゅにち」と呼ばれる。
野菜をてんこ盛りにして、あとはおかゆなどをいただきます。
他に2組しか居なくてガラガラだった。
開店ガラガラ。
静かで落ち着くけれど。
品数少ないから?
マリーナベイサンズが見える。
数年前からマリーナベイサンズは、眺めるホテルで泊まるものではないと言われていますが、泊まった方はいかがでしたか?
サービスが悪いとか、他にも悪評ばかりが聞こえます。
大きすぎるのか、3つに別れているため横の連携が取れないのか・・・
レストランやショッピングモールの評判はいいのに。
こちらはぐるりと1周できるクラブルーム。2フロアある。
ここのおかゆは美味しかったーー^^
世界おかゆサミットは、横浜のインターコンチネンタルホテルがしばらく一位でしたが、
今月より一位はマンダリンオーチャードホテルに決定!!
エビで出汁をとったおかゆにザーサイ、ねぎ、フライドオニオンなどを入れて楽しみました。
うんまっ!!
本館の屋根。奇抜なデザイン。
雨漏りは大丈夫なのか?
アジアの建物は最上階とその下のフロアあたりまで雨漏りをしてい事が多いけど、ここのクラブルームは大丈夫でした。
シンガポールの景色をいくつか撮影。
マリーナベイの方もいいけれど、昔からの繁華街、オーチャードはとにかく何でもあり便利だし、景色だって悪くない。
東京23区ほどの土地に530万人が暮らす国。
日本人などは3年も住めば飽きてしまい嫌になってしまう。と、よく耳にします。
それって資産フライトが目的だからじゃないのかと思っていたけれど、実際に働きに来ている方にも多いそうで。ここでの生活は単調なんだろう。
日本は広い。地方の特色、郷土料理、特産品、方言、文化・・・変化に富んでいる。とても贅沢な国に住んでいるんだ。
こちらのクラブルームはTOP OF THE M と呼ぶそうです。
毎日同じ方々が食事したり飲んだりして過ごしていた。
さりげなくエレベーターの脇にかけてあったけれど、なかなか高級そうな洒落た時計です。欲しいけれど、売ってないかな??
腕にするのには大きすぎる。腹に巻くならちょうど良い。
FINANCIAL TIMESの朝刊は、正恩がトップ記事に掲載されていた。
こんなに小さい核爆弾が出来ているんだ。(驚く)
この写真は日本でも報道されているのだろうか?
11:30に日本電設工業の佐藤さんをはじめ、丸紅の越川さん、RECジャパンの林さんが迎えに来てくれて、昼食をとってから工場見学へという事になった。
CHATTERBOXという、マンダリンオーチャードの5階に入っているレストランへ。
2年前にも来ているけれど、ここのチキンライスは美味しいんだ^^
みなさん美味しい美味しいと、好評だった。
レストランで食べても、ルームサービスを頼んでもSGD28なので、2200円くらい。ドリンクを頼むとおよそ2500円くらい。安くはないけれど、美味しい^^是非お試しを!
ベンツワゴンのタクシーを頼み工場へ向かう。
重厚感があって立派だけど、風の音だけがボーボーいう風の吹かないエアコンは全然涼しくならなかった^^;
途中、ドライバーくんは「スタンドで燃料を入れる」と、当たり前な感じでガソリンスタンドに寄った。(メーター止めてないんじゃないか?)トイレやコンビニへも行ったりして、かなり自由な感じのドライバーくん。日本ではありえないけれど、まあまあ、ここは南国。東南アジアなんだよね。
ディーゼルが140円くらいする。高い!! 日本の1.5倍近くもする。(アメリカは1ガロン表示、この国は1リットル表示)
資源の無い国の悩みはどこへ行っても同じです。橋を渡ったマレーシアのジョホールバルへ行けば、燃料は1/3で購入できる。マレーシアは産油国だから。
でも、シンガポールは、ガソリンなどの代金のほとんどが税金なんだろうと考える。マレーシアから輸入すれば、パイプラインなんか簡単にできるし、近いんだからタンカー代だって安いものだろう。
やっと走り出す。
こーゆー建物は日本では見たことがないかなー?面白い。
地震や台風など、自然災害の無い国、土地だからこそ気軽に作れるデザインだと思う。日本ではこんな建物建てようと思えば構造、耐震、意匠設計が大変でしょ?火災の避難経路もわかりづらいか?
次第に工業地帯へ。
虎がガオー!!って言ってるような雲。
正面の広大な敷地が工場。
こちらが太陽光パネルメーカーRECさんの工場。
本社はノルウエー。工場をシンガポールに作ったという事で、本社機能などもほとんどこちらへ移動してしまったそうです。
高性能のパネルを一日に1.3ギガ分製造しているという。1.3ギガ・・・うちの13メガとはわけが違う。
世界中は太陽光の発展がものすごいスピードで行われている。
日本は昨年からの伸び率が65%程度だったが、アジアや中国では600%を軽く超える。
あれほど原発が悪だと騒いだのに、最近では太陽光が悪だと言い始めた。
マスコミ聞いてっか!?
こっちは命がけでリスク背負って日本のエネルギー問題を解決をしようと本気でお国のためにやってんだ。
冗談じゃねえよ
てなワケで。ちょっと熱くなってしまった・・・
広大な敷地に建つ綺麗な工場です。
お世話になったシンガポールでは珍しくエアコンの効かないベンツくん。
さよおなら
この工場はオートメーション化が進んでいるのに、三千人もの人々が働いているという。
北海道豊浦町の発電所に使用する約6億円分のパネルを購入する。
大型の発電所は必ず工場を訪問し、間違いなく作られているか必ず確認する。
その為にシンガポールへ来た。
こちらのパネル、丸紅さんを通して購入する。
壊れたような車はなく、もちろん超高級車も無いけれど、新車で購入したと思われる綺麗な車が整然と並べて駐車されていた。
シンガポールでの車購入は、本体代金の他に、関税が200%、乗車許可を国から取得するのに車代と同じ100%が必要になる。
この国で車を買うなら車両価格×4 の代金を支払わなければならない。
所得税、法人税が非常に低く、そして相続税の無いこの国は別なところでしっかり納税させている。
そりゃあそうだよね。
何でもかんでも安くしちゃ公共サービスはできないんだ。道路だって作れなくなっちゃう。
2交代制の工場で、ほとんどの人々はバス(会社が送迎する)で通勤しているという。
また、海を渡ったマレーシアからも通勤しているそうです。
マレーシアの人々はシンガポールの方が給料がいいので、片道3時間もかけて通勤している人もいる。東京みたいだ。
10分くらいやりとりがあり工場の中へ。
上は少し前のパネル
現在製造しているパネル。
当初の古いパネル。
ISO9001、14001、18001(これは初めて見た)を取得している。
自分もゼネコンの営業マンの頃、各社ISO9001の取得を急いだ時期があり(国際標準規格となる為)とても大変な思いをしたことを覚えている。こんなに3つも取得し、また、維持するためにはそれだけで相当のコストと手間が掛かっているはずだ。
以前のパネルはこーゆー白いムラが出てしまったらしいです。
右へ向かうほど新製品。
白いムラも改善され出なくなる。
と、説明していただいております。
工場の責任者Leeさんが案内と説明をしてくれた。
彼はDirector,Manufacturing という役職だったので、製造責任者というところだろうか。
熱い男(アジアには珍しい)で、一生懸命説明してくれた。
自分の等身大看板と一緒に。(後ろの方で横幅が変わっていると誰かが言っていた)
この先は企業秘密で、写真撮影は禁止。
とても綺麗で整然とした工場だった。
ラインに無駄もない。
不良品の確認、検査も徹底していた。
太陽光パネルで一番の不良はハンダ付けの不良なのだという。
素晴らしい工場と、素晴らしい製品を確認し安心することができた。
レゴに似たキャラクターは、レゴでは認められていないそうです。残念。
責任者と冗談を交わし別れを告げ外に出ると、南国の花が元気に咲いていた。
このゲートがなかなか厳しく、出るのは簡単。入るのは大変だった。日本の大学みたいだ。
埋め立て工事がじゃんじゃん進んでおり、シンガポールはますます工場の誘致を進めるそうで、外国企業の進出にとても前向きです。
以前書いたことがあるかもしれないけれど、シンガポール小話を一つ。
日本のキッコーマンがシンガポールに工場を建設し、アジア進出の拠点を築こうとした時、キッコーマンの作る醤油(soy sauce)の成分構成と、シンガポールのsoy sauceと認める成分構成が違ったそうです。
その時にシンガポール側は何を行ったかというと、自国の法律を変え、キッコーマンの成分構成でsoy sauceとして認めるようにし、工場及びアジア進出の拠点が出来たという、素晴らしい逸話を5年くらい前に聞いている。
日本も役所が規制をかけ、厳しくするのではなく、緩和すればいいのに。
まあ、物事によって日本の方がゆるい場合(建築確認と許可などは欧米に比べたらかなりスピディーだ)も中にはあるけれど、開発許可などはどんどん厳しくなっていく。しかも、担当者が変わるごとに独特の決まりごとが出来てしまい、法律より優先される。
役所の皆さんは、自分で自分の首を締めているようなものだ。
日本を守るのも大切だけれど、俺たち企業は世界を相手に戦っているんだよ。
もっと勉強しなさい、
てなワケで、またまた熱くなりましたが・・・ホテル方面に戻る。
さっきの建物が見えてきた。
我がホテルも見えてきた。
戻ってシャワーを浴びて着替える。
18:00からカクテルタイムだった。
18:30にホテルロビーへ迎えに来てくださる約束だったので
カクテルタイムのクラブルームへ行き
テーブルに座り
シャンペーンを頼んだ。
大きめのグラスにてんこ盛りのシャンペーン。
駆けつけ2杯をがぶ飲みする。
美味しかったなー。
束の間の休息。
朝と同じ場所にマリーナベイサンズが見える。
望遠にしてみた。
右側の棟を韓国のゼネコンが請け負ったそうで、すでに傾いているというもっぱらの噂です。
せっかくなので、世界トイレ研究会の会長としては、このクラブルームのトイレを載せておきたい。
綺麗だし高級感があっていいけど、日本には叶わない。
日本のトイレ世界一です。
ホテルの斜め向かいのショッピングモールにあるチャイニーズレストランに入る。
なかなか高級。
美味しい。
右は北京ダック。
左は魚のスープで取り分けてくれた。
大体の魚のスープはハズレるんだけど、これはうまい!!
スープにして身を食べてしまった後の尾頭ですが、これもパリパリと素晴らしく美味しい。
この店、ミシュランの一つ星を貰ってるんだって。
どおりで美味しいワケで。
しかも四人で結構食べて、結構飲んで9000円くらいだったと、ご馳走サマンサタバサでした。
CRYSTAL JADEという店。
是非行ってください。
外に出て少し歩く。
このグッチには来ているんだけど、ショッピングモールになっていたとは知らなかった。
グッチだけ入って出てきた覚えがある。
我が家。
相変わらず賑やかですね。
「シンガポールに詳しい須藤社長はどこかいいところ知っているんでしょ?」
と、かなり期待されて言われたけれど・・・(どういう意味で期待されたかは謎)
タクシーを捕まえて、
久々にラッフルズホテルへ。
シンガポールスリング発祥のロングバーへ。
以前奥村さんに連れて来て貰ったのが最初だった。
もう5年前だ。
あるはずの階段が見当たらず、
シンガポールスリングの絵に矢印が付いていた。
ちょっとピンボケですが、
ここ??
1階なんだけど
ロングバー改修工事中で閉鎖されていました。
それでも古式に則って、ピーナッツの殻は床に捨てられている。
この南京袋にピーナッツが入っている。
小さいんですけど、塩味が効いていて止まらなくなる。
ちょっと甘いシンガポールスリングと相性が良くいい感じ。
みなさん、ゴミを捨てる行為に「ストレス解消になり気持ちがいい」と言っていた。^^;
次々に客が来ては出ていく。
観光名所なんだろうけれど、地元の若者も来ていて、デートの場所にもなっているようだった。
ラッフルズの向かいのビル。
3杯飲んだからビルが曲がって見えるのかと思ったら
写真も曲がっていたから酔ってはないようだ。月も出ていた。出発から毎日見ているこの旅ではお馴染みの月。
イギリス統治時代に建設され創業130年を迎えたラッフルズホテル。
しっかり改修していつまでも長持ちさせてほしい。
昼食と先ほどの夕飯をご馳走になり、タクシー代も出して貰っていたものだから、ロングバー(じゃなかったけど)の代金は私が払うと支払って来たけれど、2、3杯ずつ飲んで3万円近く支払った。
さっきの中華が9000円でここが3万って、この国の代金がよくわからない。(もしかしたら高級レストランだったから、9000円/人だったのかな?)
それともラッフルズは一つ星のレストランよりも高級なのか??
ならば、自分はさっきのレストランで食事しながら発祥ではないシンガポールスリング飲む方を選ぶけど^^
だって、ラッフルズ本場のシンガポールスリングよりも甘くなくて美味しかったからさー(内´∀`緒)
タクシーでホテルまで送って貰った。
今日は大変お世話になりました。
皆さんこのために日本から集合してくれたワケだし、
大変なご足労をおかけしました。おかげさまでとても為になりました。工場見る事が出来てよかった。
オーチャードウイングの1階は店がたくさん入っているけど、さすがに閉まっていた。
ライカのカメラショップもあったので一度入ってみたかったけれど、忙しすぎて逃してしまった。
部屋に戻るとクリーニングをお願いしたシャツなどが戻ってきていた。
一日2着までは無料。
午前中に出せば夜の8時までには仕上がる。
サービスいい。
この部屋にもバトラーが付いていたけれど、呼ぶことはなかった。
なんせ、2泊しかしない。ゆっくりする時間なんて無かった。
シンガポールではセントレジスやマンダリンシンガポール(ウオーターフロント)など、バトラー付きの部屋に何度か泊まっているけれど、一度しか呼んだ事がない。この街に来るといつも忙しくなってしまうのかな?
つづく
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