社長のDiary

尾瀬と至仏山の旅 2013

ちょっと時間が過ぎてしましましたが、7月末に至仏山へ。今年の遊山会でメイン行事の一つです。(メインがたくさんあるからどれが本当のメインなのか・・・)

朝7時過ぎに吾妻パーキングで合流。いつもの只野号で午後1時頃に鳩待峠へ到着。東京から参加した竹ちゃんこと竹原さんは、新宿から尾瀬へ向かう高速バスで合流。昨年は朝日岳で竹鶴の中元を渡せなかったので、今年はサービスしないとね。

ここからは下るだけであります。

しばらくすると左手に明日登る至仏山が見えてくる。

50分くらいで本日の小屋に到着。

台風が近付いており天気が悪い。けれど、早く着き過ぎたので尾瀬ヶ原に出る。歩くとすぐに遅咲きのニッコウキスゲが迎えてくれた。

尾瀬ヶ原を挟んで西と東でガラガラゴロゴロと雷が鳴っている。

天気は悪いけれど雲が高く、明日のお楽しみ至仏山も頂上が見えている。

ワタスゲなどが咲いています。花はもう終わりに近づいている。

福島県側の燧ヶ岳はうっすらと雲がかかる。

毎度お馴染み尾瀬名物「ヒツジグサ」が咲く。羊の刻になると咲き始めるとても可愛い花です。

あっという間に至仏山頂上もガスってきた。

ヒツジグサ

雲の動きが早いのにみんなはのんびり歩く。

東京電力や環境省が工区分けをし、この木道を管理しています。二者は最近悪いイメージが強いようですが、こんな素敵な仕事もしています。(勿論ほとんど奉仕作業で木道の管理は赤字だとか。お世話になっております)

みんなのんびりしているけど、解りやすく雲を撮影するとこんな感じです。いつ雨が降ってもおかしくありません。燧ヶ岳はもう雲の中に消えてしまった。

マスター、のんびりしている場合ではありませんよ。至仏山はかろうじて見えています。雷がどんどん近付いてきて、稲妻から音までの感覚が10秒を切った。

という訳で、案の定雨が降ってきたので急いで山小屋へ戻り、飲む準備開始!

本日のおつまみ1品目。お中元に戴いた面白いベーコン(長さが60cmほどありふっといの)とピーマンを背負ってきたのでこちらをじっくりと弱火で少し焦げ目を付けながら炒めていきます。味付けは一切なし。ベーコンの塩加減とピーマンの苦味と甘み。ここには生ビールまであるし天国です。このつまみが最高に美味しくてみんな喜んでくれました。

風呂にも入って本格的に飲み会開始!

レンズの関係で中央は太目に移り、端は細く写ります。

まだ食事前。結構盛り上がっています。メシ食えるのか??

しっかりいただきます。夕食は夕方の5時頃から始まる。

尾瀬の山小屋はどこへ行っても豪華な食事が出ます。美味しかったー!ワインは部屋から持参です。

食事が終わってもまだこんなに明るいの。

下部は屋根で隠れているけど至仏山が美しい。

みっちゃんの後ろ姿と夕景が美しい。

みっちゃんまだまだ青春だな。

地球というか宇宙を感じます。美しい。

美しい

美しい・・・

というわけで、真っ暗になり、こちら美しいとは言えないグデグデの酔いどれ登山客らは部屋で盛り上がる。

途中、9時を過ぎたのに盛り上がってしまい、「声がうるさい」と叱られました。(ゴメンね)特に緑レンジャーの声がでかいので・・・

 

翌朝。

至仏山の頂上付近が見えます。

朝食を終え出発。浩哉さん、みっちゃんは足の故障のため別行動。富士見峠を目指すと言っていたけれど、後で聞いたら麓まで下山して、温泉三昧だったとか^^ 朝からビールもさんざん飲んでいたらしい。再会した時はもうご機嫌だった。昨夜あれだけ飲んだのに相変わらず好きだねー。

登り始めて森林限界を超えた頃、自分も限界になってきた。昨夜のアルコールがぶり返してきた。(二日酔いしている方には意味が解るはず)

富士見峠。途中に池塘がある。

何とか頑張ってみたけれど、気持ちが悪い。集団から離脱し、みんなには先に行ってもらった。起きているのか寝ているのか、生きているのか死んでいるのかわからないままベンチに座り込み40分が過ぎた。

目が覚めたのか、生き返ったのか、そんな感覚だった。気持ち悪いのがスーッと収まり、一人でまた歩きはじめた。

ちょっとずつ高度を上げていきます。

天気も最高ー!!

この集団も追い越した。

30人か40人くらい抜かしながら進みます。本来の自分に戻ったようです。やはり生き返ったのか?!

中間地点も程よくクリア

いよいよ階段が始まります。幅と高さを上手に造ってあり、歩きやすい階段です。

随分高くまで来ました。

雲のスピードが早く、景色は目まぐるしく変わる。

頂上が近づくにつれ雲の中に入ってきた。さっきまで頂上見えていたんだけど・・・

いつの間にか大好きになっていたコバイケイソウの群生。

いつの頃だったか、初夏の飯豊山を会津から山形まで縦走していた時の稜線に群生していた見事なものにはかなわないけれど、こちらもたくさん咲いていた。

この猛毒の植物には何とも言えない美しさ(個人的にそう思う)があり、茫漠たる草原に咲く姿を見つめていると、この世の物なのかあの世の物なのか判断ができなくなる。

頂上に到着したけれど、雲の中に入ってしまい景色を楽しむことができなかった。

仏に至る山。至仏山頂。

一応、証拠写真ね。

しばらく晴れるのを待ったけど、一向にそんな気配がないので一人下山開始。ソロは早い。下山も50人くらいは追い越した。

隣りにある小至仏山を目指す。振り返るとまた雲が上がってきた。

岩と緑の美しい景色が続きます。

群馬県側の遠くにダム湖が見えますが、水がほとんど無くなっている。

これが小至仏山。なかなか美しい山です。

こんな岩場の栄養も何もないようなところにイワカガミらが力強く咲く。

中央の屏風のように広がるのが巻機岳。左となりの平らな山が菱ヶ岳。左側中央に水面が見えるのは奥利根湖。

小至仏山頂。

小至仏は休まずにすっ飛ばす。

このルートは2回目だけど、いいコースだった。前回は日本国土開発を辞め、国会議員秘書も辞めた直後だったけ。これからの身の振り方を考えながら、テントとシュラフを積んで33キロ程のリュックを背負って歩いた。あの時は、会津駒ヶ岳ー燧ヶ岳-尾瀬ヶ原縦断ー至仏山ー小至仏山ー富士見峠ー皿伏山ー尾瀬沼ー長蔵小屋ー御池と、至仏山から長蔵小屋まで1日で歩いたけれど、今はもうできないよなー。振り返れば13年も前の事です。富士見峠の先でクマと2回遭遇した忘れられない旅で、一人泣きながら3回くらい走っている。

木道があったのなんてすっかり忘れていた。

コバイケイソウとワタスゲが咲く。

美しい。

尾瀬らしいルートが続きます。

雨が降ってきてたので急ぎ足に。山での撮影はここまでです。ここからの下りを一気に駆け下りました。カッパを着るために木陰で準備する人、疲れて休む人々を横目に飛ばします。私は常に荷物を防水の袋で包み、服装はタンクトップに半ズボン。速乾性の物を着用しているので、雨が降っても寒くなければカッパは着ません。カッパ暑いしね。濡れないように着用するのに、中は汗でずぶ濡れになる。

鳩待峠に着くと、いつものバス只野号が迎えに来ていた。他のみんなは15分前に到着したという事だったので、40分休んだから急ぎ足で25分を稼いだ事になる。健脚のみんなの後方から追いかけていたので、まあまあのタイムでしょう。ビールが美味くてしょうがないので2杯のんでしまった。

戸倉の食堂だったけど、隣の佐々木さんは「カレーがインスタントでとても食べられない」と、一口食べて止めてしまった。可愛そうに。

夕方、いつもの吾妻パーキングで降ろしてもらった。ちょうど吾妻連峰に夕日が沈もうとしていた。最後まで美しい景色を見せて戴きました。

今回の荷物は、久しぶりに重くなりました。結構でかいでしょ?左はテナーサックスのケースだから、大きさの参考にしてください。

なんてったって、クーラーボックス持参でしたからね。ワイン6Ⅼは冷たいのを皆さんに飲んで戴けたわけです。

やっぱり尾瀬好きだなー。毎年行きたい尾瀬の旅です。

 

次回は8月の旅、海外編を書きます。

終了

お付き合いありがとうございました。

 

 

 

 

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