最終日。
アイランドホッピングツアーだと6日かかった。
これを自力で4日で終えられたのは奇跡だったのではないだろうか。
しかも、飛行機の遅延、欠航なし。私の遅延、欠航もなし^^
沖縄では飛行機の遅延と欠航はよくある事なので、あっても仕方ないと半分割り切って来たものの、全くもって順調だった。(そんなピンチを期待した読者の方々には先に言ってしまうけど、今回は最後まで全てOn Timeでした^^)
今日も始発のゆいレールで来た。
6:06発だったかな?
土曜日は平日に比べると空いていた。
今日は帰る日だというのに、最後の悪あがきをしなければならない。
土曜日の朝、7時前の那覇空港は営業していないのかと思うくらいに空いていた。
最後の離島向けの飛行機。
昨日と同じ、始発の石垣行きだった。
行って来ます。
沖縄は大都会だよな。
天気にも恵まれてここまで来る事ができました。
最終日はK側の座席に乗り飛んだ。
陸はまだ曇っていて暗かった。
写真左の中央(飛行機進行方向)に日輪が見えた。
上昇すると、朝焼け色の雲が待っていた。
気が付くとど真ん中にくっきりと日輪が見えていた。
こんなくっきりとした日輪。
絶対に吉でしょ^^
高度を上げ、地球と宇宙の間の空に戻ってきた。
雲が美しい。
もう、降下を始めたようだった。
雲に入る直前。また、日輪が見えた。
この2、3秒後、雲に入ってしまった。
ほんの4、5秒の出来事を写真に撮る事が出来た。
降下すると飛行機は激しく揺れだした。
昨日と同じように石垣島北部から入る。
揺れ揺れ〜
海には白波が見えたので、海上は風が強いのだろう。
昨日と同じく北の方から島の東側を通り南側でUターンし、石垣に入る。
石垣空港到着!!
ずっと迷っていた、マツコデラックスがお勧めしていた、豚肉のハンバーグと、お勧めしていない石垣牛のハンバーグを購入。送ってもらう事にした。
そしてなんと!!
またもやアッカーママ(そっくりさん)を発見。彼女もJGCマイル修行だという事が分かった。
女性でも修行に来るなんて素晴らしいです。
往復同じ飛行機でした。
滞在時間30分。那覇へ向かう飛行機に乗り込む。(同じ飛行機で、またまたCAさんに「須藤様お帰りなさい』と言われてしまった。慣れてきたようにも思ったけれど、やっぱり恥ずかしいよなぁ〜^^;まるで電車男ならぬ飛行機男みたいじゃないか!?)
地上係員の皆さんが手を振って見送ってくれました。
あとは暫く来れない変なおじさん、大変お世話になりました。
滑走路に入り
加速すると一気に飛び立った。
さよおなら〜
神々の光のカーテンが海を照らしていた。
あっという間に水平飛行に入る。
UFOが2機飛んでいた!!
美しい。
こんな美しい景色を眺めながら過ごした贅沢な4日間が終わろうとしていた。
神様の光はここにも降り注いでいた。
海は荒れているようだった。着陸時もずいぶん揺れた。
でも、このくらいはまだまだだな^^
温泉島を横に見るともう着陸だ。
無事着陸〜
完全なon time
あんなに揺れたのに素晴らしいです。
最後は贅沢をしていた。
ポイント取得の関係で、那覇から羽田まではファーストクラスを予約していた。
ラウンジは結構混んでいたし、飛行機で食事が出るだろうから、ここでは何も食べず、コーヒーだけ飲んで過ごした。
ラウンジを出るとオヤジが女性の係員に因縁をつけていた。「こんな狭い部屋に押し込めやがって、どーゆーつもりだ!」みたいな事をじなっていた。
襟首掴んで引きずって行こうかと思ったけれど、通路の反対側で制服の警察官が立って警戒していたのでやめた。
お巡りさんの判断で、最悪の場合、仲間の警察官を呼んで私を取り囲んで連れて行くだろう。プロが居るならプロに任せよう。
土曜日の11時すぎ、空港は空いていた。
11:30発 JL904便。
座席番号は2K
この便は和食だそうです。
Champagneが出る。
沖縄大変お世話になりました。
青いジンベイザメが見送ってくれた。
天気はいいんだけど、風が強かった。
滑走路に到着。
飛び立つと我が家(ツインタワーの左側の塔)が見えた。
今回も寄らずに帰るのである。
さよおなら〜
那覇も大きい。
また、年明けに来ますよ。
嘉手納飛行場の侵入ルートを抜けると一気に上昇した。
さすが777はあっという間に12000mまで到達した。
朝の4時に起きてから何も食べておらず、お腹空いちゃった^^
シャンパンを3杯飲んで美味しくて完食^^
折り鶴があるところなんかが流石JALさんです。
シャンパンを飲みながらの快適な空の旅。
こんなお菓子があった。
青森市で作っているんだ。
前にも書いたけれど、社外役員をしていた松屋のお菓子を全日空の飛行機で、こんな形で提供したいと、前出の土井さんが石巻市長の時、全日空の専務を紹介してもらい東京まで会いに行った事があった。
航空会社に採用される酒類、食料、お菓子というのはとてもハードルが高いんだ。
有限会社二階堂さん、あなたは和菓子業界と東北の星です。素晴らしいです。
ちなみに松屋のお菓子「空の月」は、味も見た目も萩の月そっくりで・・・
もちろん、採用される事はありませんでした^^;
このフライトの6日後。
羽田まで乗っている飛行機JL904便は、那覇を飛び立った直後にエンジンが爆発した。
エンジンカバーが吹き飛び、ブレード(正面から見るとエンジン内で回っている羽根)が数本折れ、期待にも損傷があった。
たまたま見たYoutubeの動画が、自分と同じ2Kの座席に座っていた人のものだった。
機内はガタガタと揺れ、こんなんで空港まで引き返せるの!?というくらい、結構大変な事故だったようである。エンジン爆発から30分後に、那覇空港に無事着陸出来たそうだが、酸素マスクが出ていたり、乗客の方々は口々に「もうダメだと思った」と話していた。
自分が乗った同じ飛行機がわずか6日後にエンジン爆発するって、とってもニアミスで、自分が乗っている時に起きてもおかしくはなかった。
思い起こせば、モスクワからサンクトペテルブルクへ向かう飛行機を待っているときに、シナイ半島で、同じサンクトペテルブルクへ向かって飛び立ったロシア機が、時限爆弾を仕掛けられて爆発し墜落した。この時は「今日はもう飛行機飛ばないだろう」と思ったら、わずか1時間後に飛び、さすがに生きた心地がしなかった。飛んだ時、爆発の原因はまだ、究明されていなかったんだ。
パリを立った1週間後にはバタクラン劇場での無差別銃乱射事件とサッカースタジアム爆破の同時テロが起こった。
エジプトを訪れる1、2週間前には、ピラミッド前での銃乱射事件があり、空港から市中、また、市中の至る所の100mおきに、自動小銃を持った兵士たちが立っていた。
マレーシア航空に乗る2週間前には今でも見つからない行方不明事件があり、別の出張の時は、日本に戻って数日後に墜落した。
今年2月にアメリカへ向かった時、ANAのCAさんらがマスクをしているのを初めて目にした。
自分の旅はいつもギリギリなんだ。
少し歯車が狂えば、そういった事件、事故に巻き込まれてもおかしくない。
島の上を飛び越えると
千葉県の先っぽまで来ていた。
東京湾に沿って旋回していく。
LNGのストック基地のようだった。
特徴のある半地下のタンクとLNG船が停泊しているので間違いないだろう。
日本国土開発に勤めていた頃、仙台のLNG基地を大林組とのJVで受注していたので、あの初めて見た不思議なタンクは目に焼き付いている。
製鉄所は赤茶けているのですぐにわかる。
海ほたるの横を掠める。
波も少し立っていて。今日は全国的に風が強まっていた。
中型のタンカーの前を飛行機は切り取って行った。
筑波山が見えていた。
海面に機影が映る。
無事着陸。
風はあったけれど、大きい飛行機だし、ほとんど揺れなかった。
着陸も上手でした。
777ー200という機種です。
確か、操縦しずらいと聞いた事がある。
羽田はとても綺麗になっていた。
まるで富士山が爆発したような雲がたなびいていた。
トランジットの札幌行きの飛行機を待つ間、ファーストクラス用のラウンジを利用できた。
ファーストクラスに乗る前と、その後トランジットがあると、もう一度入れるらしい。初めて知った。
そういえば、パプアニューギニアの空港へビジネスクラスに乗ってトランジットした時も、ラウンジで休んでいたっけ。そう思うと特別なことでもないのだろう。
ちなみに、ニューギニア航空のラウンジは気温がマイナス50度くらいに設定されたかのような極寒のラウンジなので、皆さんダウンをお忘れなく。(とにかく寒いのでご注意を)
富士山の稜線が見えていた。(中央に右肩だけ見えているのわかりますか??)
ラウンジを入るとあの松が待っています。
本物なのかなぁ〜??
出発直前。
日は西へ傾き、厚い雲に遮られようとしていた。
さっきと同じ型の飛行機だった。
今度はクラスJ
新千歳空港まで行ければ、あとはもう達成できる。
JALのシマを離れる。
さよおなら〜
反対側の方が夜景が綺麗だったのかな。
こちら側には月が出ていてとても幻想的だった。
左旋回するとエンジンの上に月が乗っかりそうだった。
あとは真っ暗になってしまい、写真は終了。
定刻通りに新千歳空港到着。
機内では「新千歳から仙台へお乗り継ぎのお客様は地上係員にお声がけください」とアナウンスがあった。そんな客は多分自分しか居ないだろうと思われた。
地上係員に声を掛けると「須藤様ですね?」と聞かれ、降りてすぐのゲートから待合所へ入れてくれた。
とにかく、親切にされる旅である。
ほぼ定刻通りに仙台行きの飛行機に乗り込んだ。
千歳は少し雪が舞っていた。
今朝は25度気温があったのに、今は0度だった。
一番後ろの座席を予約していたが、ガラガラだった。
どこかのスポーツ部の方々と思われる女子高生ら(約30人)が居なければ、乗客は10数名しか居なかったのだと思われる。
帰りは案の定、塩釜あたりからメチャメチャ揺れた。
女子高生の皆さんが静かに乗っているのが不思議だった。
上下にドッカンドッカンと落ちて居たし、左右にもグワングワンと揺れた。
それでも着陸は案外スムーズだった。
冬の仙台空港はとにかく着陸時揺れるんだ。
蔵王連峰から吹くんだろうな。
仙台空港もガラガラだった。
まるで乗り遅れてしまったように思える誰も居ないホーム。
仙台空港アクセス線は混雑も無く、仙台駅まで座って行けた。
その後、新幹線に乗り換え、無事福島に戻った。9時過ぎだったか、10時過ぎだったか、今でははっきり覚えていない。よっぽど疲れていたのだろう。ESTAビルの11階に煌々と電気が付いていたのが記憶に残っている。
旅は新千歳を飛び立ったとき、自分の中では終わってしまったのだと思う。
島を行ったり来たりしていた記憶は今でも生き生きと蘇るのに、地元に戻った時間すら思い出せないのだ。
航空券は23枚になった。
1枚は「スド ジュニチ 様」と書かれたカード。
またまたくだらない旅にお付き合いいただきありがとうございました。
これらの投稿は、冬休み限定でUPしましたので、休み明けには削除されます。
今では無事、JGCカードが届き、空の旅はグーンと楽になりました。
おわり
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