今年の7月、8月は一切経山に何度か出かけました。久しぶりでアルプスに登るため、トレーニングです。
浄土平の駐車場に車を停め、鎌沼方面を目指す。あの木の生えていない山が一切経山で、頂上は奥にあります。
7月には一度、雷にあったけれど、大体は朝、窓を開けて山が見えれば登るので雨にやられる事もない。
水蒸気が吹き出しているけれど、日によって大きく吹き出している時と、あまり出ていない時がある。
登り始めて振り返ると吾妻小富士が見えます。
次第に高度を上げていきます。
結構週末は人が多いのです。足慣らしにちょうど良く、軽装で登れる。頂上まで1時間ちょっと。人気がある。
登り切ると鎌沼が見えてくる。鎌沼まで行かないで右折すれば一切経方面になる。以前は最初から禿山のガレ場を直登したものですが、水蒸気の有毒ガスの濃度が強まったとかで、そのルートは現在閉鎖中。
一切経山方面へ高度を上げていくと鎌沼を中心に雄大な吾妻連邦の姿が見えてきます。とても好きな山の一つです。
いい雲です。
一切経山の稜線まで来ると吾妻小富士が下に見えてきます。
これは西吾妻山かな。
一切経山の頂上に到着すると、北側に魔女の瞳と呼ばれる五色沼(裏磐梯のものとは別物)が見える。
左奥の山が家形山。麓から見ると家の屋根のように見えます。五色沼の畔を歩き、家形山を登り西へ進めば翌日には西吾妻山まで行ける。2回行ったな。
太陽光の加減によって色が変わる。いつまで見ていても飽きない。
とは言っても、トレーニングなので歩かなければ。
一気にガスったりもします。
山の天気は変わりやすい。
ほらね。もう晴れたでしょ^^
遠くに磐梯山が見える。
徐々に高度を下げ、鎌沼を目指す。
花も咲いているけれど、名前はわからない。覚える気にもならない。
鎌沼。鎌の刃の形をしている。
初めて来たのは中学校の登山で東吾妻山を登った時だと思うけれど、よく覚えているのは、奥穂高から北穂高ー大キレットー槍ヶ岳への縦走をする時だったか、今回と同じ立山から剱岳へ縦走する時だったか、伊東設計の伊東先生に連れて来ていただいたのが記憶に残る鎌沼周辺で、あの頃はこんな木道やベンチがしっかりしていたと思うけれど、すっかり痛んでいた。
鎌沼沿いに歩を進め、振り返ると一切経山が小さくなっていた。
この辺りまで来るのは久しぶりだった。
正面が東吾妻山。樹林に覆われた静かな山です。(眺めが悪く人気がない)
チングルマも咲き終わった。夏です。
夏
夏
草が生い茂っている登山ルートを行く。
この辺りで木の切り株に膝の下を思いっきりぶつけ、歩行困難に陥る。弁慶の笑い所。イテーのなんのって、イテーのよ。でも、歩いた。
眺めが悪くて、途中はつまらない山なんですけど。トレーニングだからさ。
やっと森林限界を超えた。
このガレ場を登り切れば頂上です。
山と雲と空のコントラストがたまらない。やっぱり夏だなー。
裏磐梯の湖沼が見えてきた。
頂上が見えてきた。
雲に力がある。
頂上到着。
念のため、360度撮影してみた。(興味がある方は現像してつなげてみてください。)
なんか一か所だけ草が生えていた。
頂上らしい。読めない。
いい天気だねー。
一切経が遠く小さく見える。
あそこには立派な山小屋があり、脇には綺麗な川が流れている。魚釣れるんだろうなー。久しく行っていないけど。谷地平だったかな。遠いんだよね。
一人ぼっちでカップラーメンなどをすすり、夕方になってきたので一人下山する。昼ご飯を食べるの忘れていた。(トレーニングに集中していたのだ)
またもや樹林帯に入る。つまらないからカメラはしまった。
つまらない所を抜けて、下り切ると木道がある。景色が良くなったのでカメラを出した。
振り返ると日は西へ傾いていた。太陽を背に歩く。
これは鎌沼一周コースで、登山時と下山時で違うルートを歩ける。
いよいよ、鎌沼ともお別れ。ここから浄土平へ向け下り始めます。
鎌沼からの流れ。
アジアへ向かうとあんな雲が飛行機を出迎えてくれる。日本の夏も同じような雲に囲まれている事に気付く。懐かしいな。
遠くクアラルンプールなどを思い出していたら、飛行機が頭上を飛んでいた。
あれれ、水蒸気が随分と多く出ていますね。爆発するのか??
下り切るとあっという間に曇ってきた。こーゆー事、よくあるんだよね。車についたら雨が降るとか。天気も味方してくれているようですよ。
ぶじ、浄土平に到着。
鎌沼方面は雲に覆われてきた。
一切経は完全に隠れてしまった。
帰りの車中から、福島市内が晴れてよく見えていたので車を停めてみた。
信夫山を中心になかなか立派な街なんだよなー。大したものだ。
4回目の一切経山トレーニングを終え、立山縦走への準備は整った。
おわり
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