今年も安田テンテンが北海道へ除雪へ行ってくれる事になっている。
その前にホイルローダーの点検を行う必要があり、急遽、車に炊飯器を積み(昨年除雪期間の2ヶ月間、安田テンテンは「佐藤のご飯」を買っていたので割高だったと思われた。1食二百円×3食×60日=36000円。1年分の米買える)一路豊浦を目指す事になった。
新潟港からいつもの新日本海フェリーに乗り込み、小樽を目指す。
今回は低気圧の影響で海がとても荒れていた。
風も強い。
久しぶりに乗る大揺れの船がとても楽しかった(変だと思われるでしょうが、自分は以前ヨットに乗っており、揺れはぜ〜んぜん平気なのです)
天気がいいのに三角白波が立ち、波頭(はとう)が風で飛ばされる。
津軽海峡の西側を越える時、船の揺れは最大になり、船艇がドッカンドッカンと打ち付けられる音で夜中に何度か目を覚ました。
翌朝、4時半に小樽港へ無事到着。
少し寝不足だったけれど、雪の小樽、余市を通り、倶知安、ニセコを抜け、真狩村、留守津村、洞爺湖町をへて豊浦町に入った。
午前10:00より現場での点検が始まる。
陸送で日立建機へ運ぶものだとばかり思っていたら、よっぽどの事が無い限り、オイル交換でもなんでも現場で行ってしまうそうである。
そりゃあ、陸送にかかるコストを考えると大変ありがたい事であります。
3月にシートを掛けていた我が社の強い味方は、バッテリーをつなぐとエンジンも一発でかかり、とても軽快に動いていた。
オイル等の交換は、運転時間を見て行うそうで、500時間稼働するとオイル交換が必要になるらしいです。
今年は1月15日から3月15日の2ヶ月間のみの稼働150時間だったので、「3年に1度でいい」とのアドバイス。
オイルは10W30ー40くらいのを使用すれば良いとの事で、一般的な乗用車と同等品だから安価で手に入る。
カックイイですね〜
こーゆーので近くのセブンイレブンへ買い物に行きたい。
近所の喜多八さんへこれで蕎麦を食べに行くのもウケるかも〜^^(エンジンかけているうちに歩けば着く距離)
こんなにオイル等を補充する箇所があります。
このように、グリスがはみ出しているくらいが理想的だとの事。
色々と勉強になります。
こんな風に注入していきます。
雨で道路が荒れているので、安田テンテンには「まずは道路の補修から行うように」との指示を出しておいた。
今日(2020年12月5日土曜日)に福島を出て、物好きな安田テンテンは高速を使わずに4号線か45号線を北上し、さらに下北半島を北上。明日の昼頃、本州最北端大間崎に到着し、7日朝7時発のフェリーで函館へ渡るそうである。
大間ー函館の乗船時間はわずか1時間との事です。水曜日に送別会を開いたら、「俺はフェリーに乗ると何をしたらいいのか分からなくなるんですよ。ただぼーっと海を眺めているくらいしかする事が無いじゃないですか!?」と言うので、自分は読書をしたり、部屋にはDVDプレイヤーもあるので好きな映画を観たり、海を眺めながらのお風呂や、夕焼けを見ながらの缶チューハイなど、楽しみがいっぱいなので、案外テンテンはつまらない男なんじゃねぇ??と、思ってしまったのでした。「お前はばかか??楽しみは沢山あるじゃないか!?」と言うと「何でですか??だって、する事ないじゃないですか??」と聞く耳を持たない様なので、「アホだ。どうしようもないアホだ。」と、切り捨てるしかなかったあの夜。
また、「社長!!大間に行ったらマグロ食べるんです!!大間産のマグロが楽しみなんす!!」とテンテンがいうので、「お前なぁ〜、大間で取れた美味しいマグロはぜ〜〜んぶ東京に運ばれるの!!東京が一番高く買ってくれるの!!」と言うと「マジすか!?じゃあ、大間じゃマグロ食べられないんですか!?」と言うので、「いいか??大間の漁師がマグロ取れたから今夜はお祝いだって言って、スーパーで買ってきた寿司食べてたぞ」と言うと「マジすか!?マジすか!?」と、どこまでもアホなテンテン。今頃出発したんだろうなぁ〜。まあ、せいぜい事故だけは起こさないように向かいなさい。ちなみに、大間の先っちょにはコンビニも無いからな〜。途中でセブンレブンのツナサンドでも買って行きなさい(^○^)
てなわけで。
水道(「すいどう」じゃなくて「みずみち」です)ができてしまった作業道路。
変電所とバッテリー建屋へ行く途中もこの有り様です。
現場左岸の急な下りも酷い。
車で走るのはとても楽しいオフロードですが、現場の維持を考えるとあまりよろしくない。
ウチの心強い四駆三兄弟です^^
シートを掛けるのは面倒だし、どうせあと1ヶ月で安田テンテンが来るから、ショベルの中に丸めて入れておきました。
この事をテンテンに伝えると「マジすか!?風で飛んでいたらどうするんすか??」と言うので、「歩いて現場内を探せ」と言うと「マジすか!?だって、広すぎるじゃナイすか??」「マジすか!?マジすか!?」と、テンテンは一晩中言っていた。
まあ、
頑張って
帰りのフェリー埠頭へ向かう途中、樽前山が雪化粧をした姿が美しかった。
19:30に苫小牧東港を出港。
苫小牧から津軽海峡をわたり、日本海へ向かう夜から夜中にかけてずっと大揺れでした。
昨夜あまり寝ていなかったので、ぐっすりでした。
翌朝。清々しい目覚め。
男鹿半島を回り、秋田港へ入港する頃。
いいデスね〜
今日も荒れています。
朝日は雲の中だったけれど、オレンジの美しい朝焼けが雲間に見えた。
男鹿半島の南側を秋田港へ向かった進むときは少し穏やかになる。
秋田港には30分遅れで到着した。行き違いの北海道を目指す船が、シケで到着が遅れ、入港出来なかった。。
秋田港を出港。
行き先には黒い雲が待ち構えている。
一瞬太陽が顔を出してくれた。
あんな雲の下を航行し北上してきたのだろうから、そりゃあ揺れただろうね^^;
遅れて当たり前です。
ダイナミックな雲と太陽、海の景色が美しかった。
何でテンテンはこーゆー景色を楽しめないのだろうか??やっぱりあいつは・・・・・
アホです。
30分の遅れを取り戻そうと、全速力で飛ばす船。
波が無いように見えるけれど、強風で波頭が飛んでしまっているのであります。
うねりは大きく、船は前後左右斜めにローリングしながら進んだ。
昼なのに真っ黒な海^^;
皆さん気持ち悪いのか、レストランは開店ガラガラでした。
初めてカツカレーを食べたんだけど、これが何とうめぇ〜のよ!!
西側を見ると、遠くで嵐が起きているようだった。
今年最後になると思われる0泊3日の船旅は、今までで最高に揺れた日本海フェリーでの楽しい旅でした。
15分遅れで新潟港に到着。
日本海フェリーはサービスが良く、食事も美味しい大好きな船です。
また、荒れた海を旅したい。
おわり
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