デュアー先生がカナダへ帰ってしまった。
地震後の3月15日頃、カナダ大使館より帰国命令があり、一度帰国。最近は引っ越しの為にご夫婦で戻っていた。しかし、カナダからは子供さんたちが日本へ向けて出国できないのだという。
以前弊社で購入して頂いた春日町の分譲地にものすごい金額を投資して建設した自宅を売却していくという事で、販売の下命を頂いたのだけれど、なんとも寂しい話である。日本という国は、なんという大罪を犯したのか。多くの方々が人生を狂わせている。
連休前引っ越しの最中お会いした時に、「トロントには山が無い。私の山道具を須藤さん譲り受けてくれないか?」と言うので、「それは喜んで!!」と、単純な私は簡単に引き受け、帰国後に残置物の処分がてら家へ行ってみると、山のように登山道具が置いてある。しかも、私の持っていないような物が沢山あり、恐縮するのだけど、宝の山に本当に喜んでしまった。MOUNTAIN EQIPMENT CO-OPという、カナダのメーカーで統一されている。
冬山登山用の道具が多く(奥様と子供思いな方なので、危険な冬山へはもう行かないという決意もあるのか・・・?)、ピッケルやヘルメット、アイゼン、10得ナイフまである。ハーネス(正直使い方が分からないから、毎週ロックをやっている保原高同級生の大橋君にでも聞いてみよう)、夏用シュラフ、77Lのザック(私のいつもの80Lよりも収納が多くあり大きく見える)、ちょうど欲しかったくらいの1泊用のザック2点などなど・・・私の山スタイルが広がりそうな品々。実際に手にとってみると、先生の山と自然への敬意と、道具に対する思いが伝わってきた。大切に使わせていただきます。ありがとうございます。
原発と災害の終息宣言を総理大臣が行い、デュアー先生が安心して帰国出来る日が来たら、一緒にあの道具背負って、何日でも山へ入りたいものです。
山の頂上で、災害の終息を祝えたら、酒うめぇんだろうなー^^ それまでがんばるべ!!
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