3日目の朝。今日、物件を見て深夜便で帰国しなければならない。なんてったって、3泊6日だから、勘定が合わない。3泊はわかるけれど、6ー3は3で、3日間私はどこで過ごしているのだろう??飛行機と空港と移動で3日も過ごしているのか!?
目覚めたのは4時半くらいで、24時間放送しているテレビを見ながらぼんやりと目を覚まし、7時頃に1階へ下りて行く。相変わらずロバートキヨサキの本を読みながら、太平洋を眺めながら、グレープフルーツジュースを飲みながら、それしか無いパンにマーガリンを塗って食べていた。オムレツとか、お粥とか食べたいものですよ。トホホですよ。アジアが懐かしいですよ。
なぜかホコ天のはずなのに、黒い白バイが集団で流していた。あなたらは進入禁止じゃないの??
この日は、LAから2時間以上南下し、ロングビーチ市を目指す。フリーウエイを行けば1時間くらいなんだけど、田辺さんが気を使ってくれ「お見せしたい超高級住宅地を通りながら行きましょう」という事で海沿いを流す。
まずは、超高級住宅街、パロスバーデスエステートから入る。
同じような色調の建物が並ぶ。地区計画で定められているのだろう。
この辺りは普通の住宅で2〜3億円が相場だそうで、ちょいと手が出ません。自分が住む場所には最低限しかお金を掛けた事がない。
途中に高級リゾートホテルがあった。ガイドブックには無いホテル。
泊まってみたいけれど、仕事で来るには不便な場所でした。このホテルは区分所有になっていて、部屋買いが出来るらしいのだけど、利回りが悪すぎて投資にはならないんだとか ^^; ソーユーのを平気で投資案件として紹介してくる業者も居るので気をつけましょう。(田辺さんは大丈夫ですよ)
どうやら水道管らしいいんだけどむき出しです。凍結の心配が無いからなのかなー?
あれれ??もしやこれは???
何の写真か分からないですよね^^ごめんね。
尊敬するドナルドトランプが所有するゴルフ場。「トランプ・ナショナル・ゴルフクラブ・ロサンゼルス」本で読んだ事があったけれど、実物を見る事が出来るとは思わなかった。海沿いに張り付く、いかにも難しそうなコースでした。(ゴルフ出来ないけどそんな気がした)確かトランプが購入する時には、3コースが崖崩れを起こしていたそうで、27億くらいで購入したけれど、補修工事に60億は掛かるとマスコミに騒がれ、分かっているのに購入したとか。
トランプは元々不動産業ではなくコンストラクターだから、何かしら安く工事する方法を考えついたのではないのかな。
同じような経験が自分にもありました。
私は元々ゼネコンで営業をしていたのだけれど、4年前に福島駅前のセブンイレブンとその裏のコインパーキングにした土地を購入する契約をした時、1430㎡の土地に地中5m、量でいうと約7000㎥のゴミが埋まっている事が分かり、ゼネコン的に考えれば処分量は1㎥3万円、2億1千万円かかるだろうと予測はしたものの、コストダウンの方法は絶対にあると信じ、篠田常務と一緒に半年もの間、試行錯誤して2000万円で処分を終えた経験がある。金をかけてやるのは簡単だけど、知恵を絞って仕上げた現場は楽しかったし、思い入れがある。使命感もあった。新幹線が停まる駅前、しかも地元の一等地に大量のゴミが埋もれているなんて、許せなかったんだ。
トランプは、このゴルフ場を子会社で購入し、最後は日本の法律で例えれば民事再生法(アメリカの破産法なん条だったか)の申請をして投資を完結させた。私は民事再生法も会社更生法も破産もまっぴらですけどね^^;
さてさて、ちょいと脱線してしまいましたが・・・こちらはサンペドロという、ロサンゼルス港のある地域。ロングビーチの東側。1959年式。約1億。
あの橋を渡るとロングビーチなんだ。
公園に隣接しており、とても環境も良かった。
残念なのはズーパーなどが近くに無い事だった。
けれど、珍しく家賃がまばらで、部屋ごとに100ドル/月前後のばらつきがある。入居がスムーズにいってないんじゃないかと考えたので次へ。
橋を渡りロングビーチに入って行く。ここは西海岸の重要港湾。ロングビーチにはボーイング社のでーっかい工場まである。
何やら工事をしていたけれど、通勤時間も終わりスーイスイでした。
ビルが建つあたりはロングビーチのダウンタウンです。
現場に到着。E.Carson Street 広い道路に面し、両側にアパートがたくさん並んでいた。
おじさんが芝刈りをしているこちらの物件。
いい物件です。1億3千万円の1953年式。7戸満室。
写真を撮っていると入居者の男性が声を掛けてくれて「どうしたの?なにか手伝う?」と、気さくな感じで悪くない。建物の善し悪しもあるけれど、入居されている方々がとても重要です。
手入れが行き届きとてもいい物件だった。残念なのは、ロングビーチなのに海が遠いところかな。海の人は海の近くに住みたがらない事も多いのだけど、自分は山側の人なので、海近の物件には強く惹かれる。
こんなかっこいい車も停まっていた。フルレストアされており、多分建物と年式はあまり変わらないんじゃないのかな。
クライスラーの旧車は初めて見た。オシャレ^^
海側へ移動する。
あれ?X6?と思ったら、ホンダの車だった。アメリカだけの限定販売だろうけれど、かっこいいから日本でも売れるんじゃないの?
古いアパートばかりしか無いような日記ですが、新しい建物だってちゃんとありますよ。
海に出た。次の物件はこの海より少し中に入ります。
セカンドストリートに一旦もどり、通りを海側へ向かい
海と銀座の間にある物件。素晴らしい^^オシャレ^^
「Belmont Shore area」という、超高級住宅地。日本で言えば鎌倉あたりかな。
なんと彼女は1923年式のおばあちゃんでした。12戸も部屋数がある。約1.7億円。
隣の色違いの彼とは同じ時代に建設されたものと思われます。
真ん中に通路があり、両側に部屋がある。
なんだか、映画を見ているような建物でとても気に入ってしまった。
ドアも当時のままと思われ。素晴らしい。
裏側は案外普通でした。これでいいのだ。
こんな色使いは、カリフォルニアの日差しだから合うのだろうな。福島だと野暮ったくなる。絶対^^;
素敵です。
階段もレトロです。
屋上には勝手に入るなと張り紙がありました。
アメリカの道路は海側が1st streetで、順番に2nd, 3rd, 4thと続く住宅地が多いのだけれど、調べたらロングビーチも7th を過ぎた辺りから治安が悪いようです。ここベルモントショアは1st と2ndの間。高級住宅地。
このヤシの木?が西海岸を感じさせる。こちらは1st street に面している超高級住宅街。
反対側の目の前は海。この右側の建物で昔、オロンピックが行われたそうです。
海まで遠い。
沖合には油田があります。
こちらは人口島みたいだった。詳しい事は分からない。
古き良き時代に行われたオリンピックの思い出の数々。
セカンドストリートにある NICK’S 2nd という店へ。
1970年代にオープンした店内は照明などのアクセントが効いていてとても雰囲気がいい店だった。店員さん全員が仕事に自信を持っているようで、感じのいい接客をしていた。アイスコーヒーを頼むと、このビンに入ったコーヒーが出て来た。まあまあ美味しかったんだよな。コーヒーは。
ウエイティングカウンターから道路沿いの席に通された。
サイズは分からずに頼んだのだけれど、ビーフとチキンを頼んでシェアしようと決めていたら、ちょうど2固まりずつ出て来たので、田辺さんと分けあった。
笑っちゃいます。美味しかったんだよね。ポテトは食べきれなかった。田辺さんはビールを勧めてくれたけれど、絶対に眠くなるし、逆だったら嫌だからほろ苦いアイスコーヒーをすすっていたよ。
とにかくご機嫌な店だった。トイレも、3日間のうちで一番綺麗で広くて立派だった。(写真無し)
店の全景。ロングビーチへ行ったらぜひお立ち寄りください。オススメです。
古い建物も沢山ある。
こちらは新しめのコンドミニアムかな。分譲したのでしょう。
このバーガーショップがアメリカで流行っているんだって。さっきの食べなきゃ行ったけど、もう入らないよ。
古い映画に出てくるような給水塔。
こちらは高級住宅地。場所をよく覚えていないんだけど、ロングビーチとハンティントンビーチの間くらいだから、サンセットビーチあたりなのかな。
左を見て
正面を見て
右を見る。立派な家が数キロ並んでいる。アメリカはやっぱりでっかいんだわ。金持ちもたくさん居るわけですよ。
オシャレな家がたくさん。
こんな所に住んだら毎日海で遊んで、仕事にならないね。
みんなお金がかかった家ばかりだった。
日の光のせいか、とても綺麗な色になる。
海沿いから少し離れ、オレンジカウンティーを目指す。
途中ではこんなスーパーヒーローにだって会える(^^)アメリカと言えばスーパーヒーローでしょ。
物件に到着。
あまり興味が無かったので参考までに寄っていただきました。
オレンジカウンティーって、オレンジ郡だそうですが、数年前に破産した街だそうです。
ところが、破産後に不動産価格が高騰してしまい、これらの2物件は1.8億と1.3億もする。
先ほどのハンティントンビーチへ。こちらも地域はオレンジカウンティーになります。
ここも海まで遠いです。
こんなデカいバスで旅しているんだろうな。でもわかるよ。アメリカならキャンピングカーの旅がちょうどいい。国土がデカすぎるんだから。
ハンティントンビーチの物件も高級なんだって。ほてるもヒルトン、リッツカールトン、ハイアットなどがどデカいホテルを構えている。
北上というか、北西へ進路を取り、LAを目指す。
この辺りは家にボートで接岸出来るらしく、情報は無かったけれど、とても高級な住宅地のようです。
通勤だってボートの方が早いよ。
みんなサーフィンして楽しく過ごしているんだな。
太陽が西に傾き始め、夕刻が近づいてくると・・・
フリーウェイも混雑して来た。(ピンぼけでごめんなさい)一番左側のレーンは、2人以上乗っている車両専用レーンで空いており、ここを行くと目的地まで早く行ける。1人で車に乗っている人が多いって事だな。
トーランスまで戻ってきた。
後少しつづく
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