“The World is a book, and those who do not travel read only a page”
世界は一冊の本である。旅をしない人は、その最初の1ページしか知らない。
(アウレリウス・アウグスティヌス)
写真は成田空港のKALラウンジ。大韓航空のビジネス・ファーストクラスラウンジです。
私の足下にある茶色い鞄はグローブトロッターという、イギリス王室御用達の老舗旅行鞄メーカーのもの。その鞄の箱などに書かれているのが上記のお言葉であります。旅をしなさいとおっしゃられたわけです。
マレーシアで不動産投資をスタートし海外不動産投資の勉強を始め、いよいよ本腰を入れてアメリカへ投資しようと今春決めました。色々研究した結果、我が社にはアメリカへの投資が合う。
6月15日日曜日の朝8時、単身新幹線で成田を目指した。途中、ご近所でお世話になっている太陽堂のご主人に会うと「どこへ行くんですか?」「はい、今からロサンゼルスへ」「ええ!?これから行くんですか!?大変ですねー!!」「・・・・」と言われてしまい、果たして何時に出たらロサンゼルスは大変ではなく楽に行けるのか聞きたかったのだけれど、時間がないのでさよならを言い駅を目指して歩くのでした。今度飲んだ時にでも聞いてみようっと。
食事は大したものが無いラウンジで、一番美味しかったのは日清のカップラーメンだった^^;
おにぎりもあったけれど、山に登った時くらいしか食べない。ビールは機械にグラスを置き自動で注ぐタイプのもので、生ビールはとても美味しかった。(キリンだけど。アサヒならもっと美味しかっただろうな)グラスも小さかったものだからおかわりしてしまった。
2時間ほどくつろぎ、ブログを更新し搭乗ゲートへ向かう。歩く歩道も近未来的になってきて、成田も進化しています。
大韓航空は初めてだった。ビジネスは窓3つ分。今一番多いスカイシェルシートっていうやつでしょうか、4月のマレーシア航空と同じシートです。広いので文句無し。
2×3の横6席。
いよいよ出発。
飛び立つと一度太平洋に出て旋回し、一路韓国の仁川空港を目指します。
遠くに雪のある山が見えて来たので日本アルプスだと思う。
「ビールはいかがですか?」と1回目は断った。シャンパンじゃないの?と思ったけれど、まだ昼間だし旅は始まったばかりであり、どうしても飲みたいわけでもなかった。もう一度「ビールいかがですか?」と来たので「じゃ、頂きます」というと、こんなビールがきた。どうも、韓国のビールなのか、発泡酒なのか、らしいんだけど、正直美味しくなかった。バドワイザーの甘ったるくないやつかな。
山間部の都市を抜けて日本海へ出る。
コリアンの昼食はやはりビビンバでした^^ 赤ワインはシャトー詰めのしっかりしたもの。
コチュジャンとごま油がついてご飯も入れて混ぜます。
なんだかスープが出て来たのである程度まで飲み(テーブルが狭いし飛行機が揺れたのでこぼれると思った)
コチュジャンとごま油をかけて
ぐちゃぐちゃにします。(聞いたら「混ぜちゃえば!?」みたいな事をCAに韓国語で言われた。)
食事が終わる事には日本海を渡り終え韓国領土上空へ。
前回のマレーシア航空といい、今回の大韓航空といい、飛行機を予約すると何か関連した事故が起こる。大韓航空は事故無かったけれど、セオル号の事故があったでしょ?今回も大丈夫かどこかに不安な気持ちがあった。
韓国もなかなか立派ですね。
次第に高度を落として行きます。2時間半だからあっという間です。
ソウル上空からまた海へ出る。仁川は海上の島に作った飛行場で、ソウルから車で45分もかかるのだとか。クアラルンプールも空港まで50分、成田も東京まで50分。
うっすらと奥に見える橋を渡って韓国の方々は空港と行き来するそうです。
ハブ空港という観点から考えると、シンガポールのチャンギ国際空港は中心地まで20分くらいだからとても便利です。香港も小一時間かかったし、案外どこも不便です。
羽田はこれから発着枠を1.5倍に増やし、2020年過ぎに新しい鉄道ルートを新設し東京まで20分を切るようになるというのだから、いよいよ羽田がハブ空港のなり東京がアジアの金融センターになる準備が進んできました。あとは法人税率の引き下げと規制緩和がどこまで進むのか。ハードとソフトは両方良くないとダメだし、コンテクストとコンテンツも両立が大事です。
いよいよ着陸。
隣の席で話相手になっていただいた日本キャタピラーのキャタピラーイーストジャパン株式会社岩田裕二さん。韓国で機械を外注をしたものを確かめに行くとかで、仁川でお別れでした。日本国土開発の事をよくご存知で、上司が佐藤常寿親分を知っているとか、間接的に知り合いが居る事も分かりました。建設業同士は話が早いです。(ああ、私はもう不動産業の方でした)楽しかったなー。またどこかでお会い出来るでしょう。
仁川は立派でした。日本の空港みたい。
時間があるのでノンンビリ写真撮りながらトランジットする。
トランジットもスムーズで、あっと言う間に出発ロビーへ。
なんだか昔の衣装を着て行進していた。
ショッピングモールみたいで大きく立派な空港です。それなのにわかりやすい。日本語の案内もあり、初めてでも大丈夫です。こんなに近くて分かりやすいのに、国同士が分かり合えないなんて不思議だよな。まあ、隣国同士が仲がいい国なんて地球上には無いけれどね。
念のため搭乗ゲートを確認。
KAL ラウンジは搭乗ゲートのすぐ隣だった。
エスカレーターを上がったラウンジ受付。ここで搭乗券を見せると入れてもらえます。
仁川—LA間は、このA380が就航しています。一度乗ってみたかった。
トイレは広くて快適なせいか、数が沢山あるのに並んでいます。みんな寛いでしまうんだろうな。
シャワーは順番待ちだった。ボーディングパスと引き換えに鍵が貰えます。鍵を返すとボーディングパスを返して貰えます。これなら鍵の紛失は無い。
こんな感じ。もう、夕方になってきた。
いよいよ呼び出しがあり、LAX行きに乗り込みます。
総2階建ての飛行機。デカいでしょ?でっかいエンジン4発も付いてるし、タイヤは何本も付いてるし、世界最大の航空機です。
ビジネスとファーストクラスは全て2階の席です。2×3で、大きいからゆとりがあります。
一番後ろにはこんなくつろぎスペースも。
私の席はこちら。成田で窓際を頼むと、仁川→LAXも席を取ってくれた。
さすが、鞄や本、カメラなど余裕で入る収納が2つ付いています。窓が遠い。
靴も脱いで、リラックスタイム。このクロックスのデッキシューズが軽い、かわいい、水の中もOKの優れもので、ジャケットなんか着てもなんとか合わせられるので、旅には欠かせないアイテムです。
いよいよ出発です。乗客はまばらで、真ん中の2人掛けには人が居なくて、両派時の窓側にだけ1つ開けくらいで座っている。今の時期は家族連れは少なく、みんな商用での移動なのだろう。
慌てて撮ったので写ってないと思いますが、こちらと同時に隣の滑走路から飛び立つ飛行機があり、平行して上昇していた。危ないですよ。あっちの飛行機が左旋回して行ったので難を逃れた。(ホッ)
窓が2重なのと、室内が明るいので飛行中の写真はイマイチですがソウルの夜景です。
羽根の後ろの席だから眺めを遮られるね。通常のビジネスは羽根の前にあるけれど、2階全部がそうなっているんだからしょうがないです。
上昇すると地平線がまだ夕焼けていた。
上昇する程太陽の光が増し明るくなる。
せっかく日本から来たのにまた日本上空を逆戻り。
いわき上空じゃん。先週その辺りで仕事してたよ。
というわけで、いわき上空あたりで食事の準備が始まりました。昼にビビンバ食べて、仁川のKALラウンジでつまみながら飲んでいたのにそのまま夕食突入。サーモンのつまみ美味しかった。
さすが、夜の長距離路線はコースで出てきました。今日初のシャンパンもご機嫌です。エビもプリプリ。何だかさっき見たような調味料が左にあるのが気になった。
いらっしゃいませ。今日2回目のビビンバ様。
作り方は慣れていますよ。漬け物もみんなぶち込んで
はいー!混ぜると完成!(^^)!
でもさすがは本場。仁川発の飛行機で食べたビビンバはすんごく美味かった。さすが本場です。ソウルのレストランで食べたらもっと美味しいんだろうな。
デザート
食事が終わると、ドリフで加藤茶が出てきそうな照明になる。頭の中には「ちょっとだけよ」と、あの音楽と、かとちゃんのヅラが浮かんできた^^;
ドリフが始まる頃、子供はもう、お休みの時間と昔から日本では決まっています。おやすみなさい。
太陽が来る方向に向かって進むわけで、時差はマイナス17時間。どーゆーことか分からないけれど、目が覚めるともう朝焼けになっていた。どのくらいウトウトしていたのだろう。寝ながら起きて、起きながら寝ていた。
公には日付が15日のままだけど、カメラは位置情報とか変更しなかったので日本時間の日付けで表示されている。1日経ったのにまだ同じ日のままと言い張る世界時計。
とにかく、15年ぶりのロサンゼルスは確実に近づいている。いったいどんな旅になるのだろう。前回は入国審査を全く覚えていないので、911テロの後のアメリカはどのくらい入国審査が厳しいのかも分からないし、不安な気持ちのままLAXに向かう。初めての国や、入国審査を覚えていない国はやっぱりガイドさんがいる旅の方が安心だろうな。ここ数年、そんな旅はもうほとんどした事がない。
つづく
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