シアトル二日目。朝5時頃に目が覚める。窓を開けると、あのタワーが光っていたので驚いた。
ああ、向かいのホテルの給水塔だと思っていたのは、シンボルタワー、スペースニードルだったんだ。ホテルにチェックインしてから初めてわかった。
電気が消えるとやっぱり、でっかい給水塔にしか見えないよなー。^^;
そーいえば、チェックインの時に、キングサイズのダブルがいいか、クイーンサイズのツインがいいかと聞かれ、なんとなくツインかな?と返事をしたら、「キングサイズの部屋の方が眺めが素晴らしい」と言われ「あ、それじゃ」と選んだけど、昨日チェックインした時は眺めのどこがいいのかさっぱりわからなかった。
この事を言っていたんだ。それにしても、光っているのに気付いたのが早朝だから、夜帰宅した時にカーテンを開けてみれば良かったなと、少し損をしたような気もした。
テレビをつけると、またあの不良警官をやっていて、朝も早いし少し見入ってしまった。
犯人を追い詰めていく。
外はすっかり明るくなっていた。
でも、morning rain. 今日も雨ですよ。昨日からブルーだった。
こんなショットガン持って追い詰められたら、ビビるよ。
犯人じゃあないんです。現職の警官ですこの人。
若いミドレンジャーのアニキ、捕まっちゃった。どうやら、麻薬らしいです。いつにも増してすげー騒ぎだった。(テレビの話です)
釣り合いの取れない美人の恋人は泣いちゃってるし。
この奥さん警官が慰めてくれて、
犯人のアニキにも軽く説教をして、慰めて。実のお母さんに電話をさせるとアニキは泣いていた。
旦那さん警官も色々と言い聞かせる。(右は犯人ではありません)
最後はジョークが飛び交っって、みんなで笑って終わるという、毎回ハッピーエンドみたいな終わり方だけれど、アニキにはこれからまだまだ試練が続くんだろうな。若いんだから、心入れ替えて頑張れよ。
終了。確か、コロラド州の警察のお話しです。
で、朝ごはんに行ったんだけど、昨年のハモサビーチよりはいい。スクランブルエッグとターキーの肉団子のような、ハンバーグのような、味は全然ダメだけど、ケチャップやら唐辛子のソースをかけて食べた。でもそのお隣のパイみたいなのは少し食べてみたけれど、なんだかわからない味だったのでやめた。コーヒーは結構イケた。
アメリカでは、ケチャップをつけて食べると、野菜を食べたことになるそうです。合理的というか、それでいいのか、いかがなものか・・・自分もアメリカにいるのだから、野菜を食べたという事にした。
というわけで、前置きが長くてごめんね。テレビを見に来たわけではないんだけど・・・朝に一度目が覚めると眠れない私は、5時に起きると10時の集合時間まで5時間もあるわけで、日記を書き、昨日と今日の物件のおさらいをしたりもしたんだけど。それでも時差ぼけとハードな旅はそれはそれで結構疲れていて、ぼんやりベッドに横になってテレビを見るような時間も必要と思われる。見てしまったんだから、日記にだって書きたくなるワケです。^^
ダウンタウンを抜けて物件を目指す。
立派ですよ。街がまとまっているように見えたので、買い物や食事、仕事、とても過ごしやすい街なんだと思う。
坂が多い街の割には「自転車で行けよ」的な標識があったり、レンタル自転車もあった。正直、シアトルで自転車は大変だと思う。
今度はSAFECO Field を右に見て、南下する。
今も岩隈選手がいるんですか?もう転勤しちゃったかな?正直、野球は詳しくないです。
最初はLake Woodの物件、AMBER COURT APARTMENTSへ。
でかいんだよね。2階建てが2棟、40世帯。
建物もしっかり手入れされている。
でかい食洗機
定番のオーブン。ターキー焼くんですかね?
電子レンジも巨大だった。日本の2.5倍くらいある。マグロのカマ焼きとか、余裕でイケるサイズです。
売主側の業者より物件の状況を確認す。
外に出たら空からでっかい音がしてきて・・・
空軍の飛行機だった。
次の部屋もきれいで。
冷蔵庫だってアメリカンサイズが付いていた。
共用部の掃除もしてある。
外観もいいし、敷地だって1000坪くらいあった。
ランドリーの数だってバッチリバッチリ^^
広くてキレイなランドリーでした。
洗濯が1.5ドルで
乾燥が1ドルです。
管理人のオフィスがあり、学校の先生が兼務で管理しているそうな。その代わり先生の家賃を安くしているそうです。
残念なのは、40室中、10室が空いていて、なかなか埋まらないそうです。
原因は空軍の移動があると入居者が決まるようだけれど、最近はあまり移動がないのか、決まらないらしい。
ちょっと厳しいね。
帰りがけに大きな声で何か独り言を言いながら歩いている人や、スーパーのでっかいカートに山盛りの荷物(日々の生活用品みたいだった。勿論私物)を積んで歩く夫婦が居たり。環境もあまり良くないように見えた。
帰りがけにまた、でかい輸送機が降りてきて、爆音を撒き散らしていた。これじゃあ、空軍の皆さんだってアパートで眠れないよな。
次は、タコマのPM会社へ行き、管理について打ち合わせをする。
社長のKIRK J.RECTOR氏と、プロパティーマネージャーのERIKAさんとお会いした。
こちらのオフィスは一人一人個室(ドアは開けているけれど)になっていて、とても仕事がしやすそうだった。
二人はとても信頼できそうな方々だった。シアトルに物件を取得したら是非お願いしたい。
お昼になったので、江藤さんが「タコスでもどうですか?」というので、またアメリカ版食べログで評価の高い店へ行ってみたら、ここも大当たりだった。
店の雰囲気もいいですよ。
当然食べきれなかったんだけど、とにかく美味しかった。今まで食べたタコスはタコスじゃない。自分はチキンを頼み、よねやんがビーフを頼みシェアしたんだけど、ビーフの方がうまかった。チキンはパサパサしていたので、皆さんもビーフを頼んでください。
この店です。
少し時間があったので時間調整。FORZAコーヒーという、シアトルにしかないお店へ。
雰囲気のある店内だった。コーヒーを頼んだら、「時間があるなら今新しく煎れてるから」ということで、わざわざ新しいのを勧めてくれた。お代わりも自由らしい。
壁にはこのような文言が掲げられており・・・
どうやらユダヤ系の方々の文章(詩など)のようです。
聞いた話では、スターバックスもユダヤ系とか。あのように悲惨な迫害と大量の虐殺を受けても、世界中で成功しているユダヤ人が大勢いるのは事実で、人間って強いなと感じてしまう。
さてさて、午後イチの物件です。
桜の木がある物件を案内される。
桜の木とか見ちゃうと「いい物件」と、思ってしまう。なんでだろ?手入れとか大変なのに。自分でもわからないんだけど、桜には日本人の心を動かすパワーを秘めているのか?
ここはワシントン州のUniversity Place、シアトルもワシントン州なんだけど、先ほどのタコマとシアトルの間くらいかな。
部屋が空いていたので見せてもらえた。
暖炉あり。
大きめのキッチン
1階にトイレとシャワールームがある。
2階には洗濯機とトイレとバスルームがある。2ベッドルームですね。
改装前の若干荷物が残っている物件。改装費用は200万くらいか。タウンハウスになっており、1階と2階で1部屋になっていた。こういうの嫌いじゃないですよ。
1977年築でまあまあなんだけど・・・
道路より建物の底地が下がってるんだよね。日本ではまずこんな形に私ならが土地を仕上げる事はない。
それに、入り口にはこんな放置自動車が・・・
イメージ悪いよね。桜だと知らなければただ木の手入れが悪い家に放置自動車が停まっているみたいで・・・桜は切ると花が咲かなくなると聞くので、伸び放題にするしかないのか?でも、シダレサクラみたいですよ。
この通路も曖昧だった。奥にあるアパートとの共用。境界がはっきりしていないらしい。
「売主は早く売りたい。値引き交渉もする」と言われたけれど、権利関係やら地勢やら面倒そうなので、やめることにした。
1.2Mを$950,000まで値引くと後から言ってきた。危ない危ない。
こちらは最後の物件、「The Clippton」同級生の山田の従兄弟がプロデビューして「Clippton」というバンドを組んでいたのを思い出した。もう、20年も前の事だけど。
スズキ自動車で当時発売したアルトワークスのコマーシャルソングになり、順調なスタートをしたバンドだったけれど、今はどうしているか・・・山田の結婚式ではセッションで一緒に演奏したっけ。懐かしいです。
洗剤垂れ流しOUT!雨水がなんで泡立つんだろ?
アミーゴらはビールを飲みながらリフォーム工事していた。OUT!
ビール飲みながら工事している割には、とても綺麗に改装されているんだけど・・・
床が傾いているように感じたOUT!
ランドリーは2基×2
受電設備は新しくはないけれど室内だから安心かな。
1ルームの部屋も見せていただいた。女性が住んでいて「Hello!」と微笑んでくれた。入居者の質は悪くないのかな。
若干クラックがある。
駐車場も充分。
庭にビール瓶が何本か散乱していたけれど、アミーゴらのものと思われた。日本とは工事の質も、何よりも真面目に一生懸命作業する職人気質のようなものは皆無のようでした^^;
こちらの桜の木は切られていた。これじゃ咲かないよ。
桜が多いんだね。やはり、気候が日本と似ているのでしょう。
だとすると、雨漏りのリスクやシロアリのリスクが多くなるのか・・・
外観もいい。
通りもいい。
でもなー、「OUT!!」なところが多いんだよなー。自分の直感を信じ、OUTとSAFEの多数決で決めることにした。
全ての物件を見終わりレンタカーステーション?へ戻る。
帰りの便の1本前に乗れそうだったけれど、座席が全て埋まっており満席だった。予定通りの飛行機で戻るしかなかった。
空港では、行きと同じように機械でチェックインをして保安検査を受けて飛行場内に入った。国内でも検査が厳しいんです。ジャンバーは勿論、靴も脱がされる。
めちゃ混みなのに出発が遅れていた。なんでも「ワイパーが壊れたので修理中です」とか。飛行機でワイパーが壊れて出発が遅れたのは初めてのことだけど、飛行機こそレインXやガラコなどをガラスに塗っておけばいいのに。少しワラタ。
しかも、最後のモギリのオネエさんが今日誕生日らしく、みんながおめでとう!と言いながら機内へと消えていくので余計に時間が掛かった。
激しさを増す雨。
満席だった。隣には背の高い黒人男性が座り、前の方は平気で椅子を倒すものだから、とても窮屈そうだった。自分は行きの飛行機みたいな貸切ではないけれど、それでもじっと座っているのに苦痛はなかった。
途中、たくさんの街の夜景が過ぎ去る。写真は撮っていたけれど、ロサンゼルスに入ってからの夜景とは比べものにならなかった。
離陸から2時間を過ぎたあたりからだんだん下降を始める。
ハリウッドでしょうか?
街には薄く靄がかかっていた。
これだけの面積をよくもまあ、碁盤の目のように切ったものです。
もう着陸です。
到着。お疲れ様でした。
ポルトフィーノは霧に包まれて美しく光っていた。
田辺さんとよねやんは明日午後の飛行機で成田へ戻るので、空港近くのホテルで別れた。
ホテルまでは江藤さんが送ってくれた。彼はトーランスの自宅へ戻るのに、わざわざ遠回りをしてくれた。シアトルでもずっと運転で疲れていただろうに。ありがとね。
それなのに、私もワガママを言って、途中のスーパーに寄ってもらい、夜食を調達。左のサラダしか食べられなかった。右のクロワッサンは翌朝食べたら美味かったなー。^^
このクリームは腐っているのかと思うような味だった。翌日佐々木さんに聞いたら、「そーゆー味なんですよ。だんだん病みつきになるんですね」と教えてもらった。今ならもう一度挑戦できるけれど、あの時はキツかったなー。
ワイン1本とビール6本を買って、江藤さんにビールを4本あげて喉カラカラだったので2本飲み、ワインは半分も飲めなかった。
ホテルには11時頃に到着して、2時頃に深い眠りへと落ちていった。思い返せば、天気以外はシアトル面白い視察だった・・・
つづく
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