おはようございます。水曜日にまた、LAX(ロサンゼルス国際空港)へやっまいりました。
今日は6:30にホテルを出て、田辺さん、よねやんが乗るタクシーが迎えに来てくれて。
まずはホテルのロビーで物件の申込書にサインをし、佐々木さんへ渡してから出発しました。皆さんホント、夜討ち朝駆けよく稼ぎます。
これはアラスカ航空の自動チェックインカウンター。初めてだったので、教えてもらいながらチェックインを済ませた。案外簡単で素晴らしい。これは教えてもらっておいて良かったんだ。後から思えば・・・
真ん中にパスポートの顔写真入りの部分を差し込み、事前に予約しておいたフライトナンバーを入力するとチェックインできる。マイルの加算(デルタ航空のカードに加算できた)などもこの機械で出来るので簡単だったし、シートチェンジもできるらしい。あとは、手荷物があれば預けておしまい。
手荷物預かり所の前にある。
こんな感熱紙のチケットが出てきてさ。こんなんでいいんだね飛行機乗れるんだ。
駐機場へ到着。
コーヒーと、ベーグルのサンドを買ってもらった。
アラスカ航空は、エスキモーらしいおじさんが目印です。なんだか可愛いなと思ったけど、よく見ると自分に似ているような気もする。(注:自分が可愛いと申し上げているわけではありません)
行きはガラガラだった。
アラスカ航空のホームページ(全部英語)から、航空券と座席の予約、今日泊まるホテルも日本にいる間に済ませておいたんだけど、一番後ろから2番目の席を取っていた。
周りには誰も居なくて、シート幅(前後左右)も充分に広くて、本革のシートであぐらかいたりしながら気楽に過ごせた。最近格安航空会社で本革シートが採用される事が多いらしいんだけど、掃除が楽なんだって。
ベーグルサンドは機内で合流した江藤くんに半分あげた。デカくてずっしりと重く、半分で充分だった。
定刻通り出発です。
海側はやはり厚い雲に覆われていた。でも、午前中には必ず晴れるんだから、たいしたものです。
エスキモーの軽い機体はぐんぐん高度を上げていった。
アメリカ大陸、西海岸沿いに北上する。
旋回しながら方向を定めシアトルを目指す。
こんな山を歩いてみたいけれど、道に迷うんだろうな。でかすぎて帰ってこれないかも・・・
聞いた通り、やっぱり内陸側は晴れているんだよね。
丸く作物が生い茂る畑は、確か外側に車輪が付いた装置がぐるぐる回りながら水をまくので、その下だけに作物が育つそうで、そんなテレビ番組を見た。
コーヒーとおつまみが出てきた。おつまみは、乾燥させた果物が90%と少しだけナッツが入っていて、干したり調理した果物が苦手な私には手が出なかった。袋のデザインはとてもいい。
雲の帯ががくるくると回りながら通り過ぎていく。
青空とはこれでお別れ。
機体は雲の中へと落ちてゆく。
窓ガラスは一気に凍りついていた。
海と陸が見えてきた。
天気悪すぎます。
シアトルの上空まで来た。
水と緑に囲まれた美しい街並みが上空からもわかる。
これ、後でわかったんだけど、ボーイング社の工場に隣接する専用の飛行場。
大きな美しい公園もある。
以前、ユーラスエナジーの片山さんが「親戚がシアトルに居るので行くんですけど、いつも雨なんですよー。1週間行っても晴れることがないんです。」というのを聞いていたので覚悟はしていたけれど、本当に雨だった。
雨の中無事着陸。約2時間半のフライトです。沖縄から東京へ来たような感覚かな。
駐機場へ行くと、花をつけたエスキモーのおじさんの飛行機もあった。かわいい。(注:自分が可愛いと申し上げているわけではありません)
飛行場からレンタカー会社が運行する無料のシャトルバスに乗り込む。
この建物は、レンタカー会社のためだけに建てられたのだ。でかい!!あっちの端からこっちの端までぜーんぶレンタカー会社!地上で受付、地下4階までが車庫というか、駐車場というか、レンタカー置き場になっていた。規模がでかすぎる。
おおっ!!enterprise!!前にSUDO付いてない。(enterpriseという名前のレンタカー会社)
今回の旅のお供はなぜかケンタッキーナンバーだった。
ハイラックスサーフらしいです。
飛行場からシアトル中心部へ向かう。
ボーイングの工場を過ぎると
シアトルのダウンタウンが見えてくる。
これが有名なシアトルマリナーズ時代イチローが試合をしていた球場だそうです。
シアトルのダウンタウンはとても立派で新しく、おしゃれな建物であふれていた。
あちこちでビルの新築工事が行われ建設ラッシュだった。
あれがシアトルのランドマーク Space Needle です。1962年、シアトル万博に合わせ、ドイツのシュトゥットガルトタワーを模して建てられたそうで、高さは184m。
クレーンがたくさん立っていた。景気が良さそうに思うのはゼネコンマン的感覚でしょうか?
今時こんな専門の洗車場が流行っていた。やはり、雨の街シアトルだからはやるのだろう。
一旦ホテルにチェックインする。15時からチェックインだったのに12時頃すんなり入れた。
今回はホリデーインだったんだけど、とても立派でポルトフィーノなんかより全然良かった。着替えや旅行鞄はポルトフィーノに置いてきたので、手提げ鞄は1日分の着替えやらパソコンやらで膨らんでいたから、荷物を置けるのはとてもありがたかった。
部屋の向かいもホテルのようだけど、無意味にでっかい給水塔が付いていると思っていた。
こんな細長い新聞読みにくいdesyo。
最初の目的地へ向かう途中、朝のベーグルを全部食べた方々はさすがに重かったらしく、昼はさっぱりとフォーにしようという事になった。
私は野菜のフォーを選ぶ。本格的でとても美味しかった。ここ、シアトルにはなぜかフォーの店が多くあるという。辛いの入れたりしたからたまらない。
左が江藤さん、右がよねやん。江藤さんはアメリカ国籍で、アメリカの全ての事と、日本の全てを知っている。
よねやんは大手投資ファンド出身ということもあり、冷静な、そしてファンドismな物事の考え方、組み立て方ができる。アメリカにもこころ強い味方ができたものです。
アメリカ版食べログにも載っていた店。お勧めです。
最初の物件はシアトルの北側の街、エベレットにある平家の長屋形式の家だった。
何だか、土地の使い方が勿体無いような気が・・・
物件の裏側はこんな感じだった。
12世帯が入るのに、ランドリーはこちら1基しかない。洗濯機と乾燥機のみ。洗濯しないの!?
料金は1ドル25セントです。
ぱっとしないので次の物件へ。
シアトルへ戻る。お次は幹線道路沿いのアパートです。
なんか、普通。
手前が随分と薄っぺらい建物だった。雨が強く降ってくるし、購買意欲も湧かないので早々と退散する。
途中で見つけた「力車レストラン」はなぜか「チャイニーズアメリカン」と書いてあるのに、建物には日本食レストランらしい食べ物の名が連ねてあった。
チャイニーズアメリカン・・・で、日本食・・・うーむ。全く分からない^^;
アメリカ人には、中国も韓国も日本も同じだと思っていて区別がつかないそうです。
だいたいこーゆー事を思いつくのは韓国人らしい。日本食の評判を落とさないといいけれど・・・
まだ4時前だったのに暗くなり渋滞が始まる。
ぼやけているけど、遠くに海が見えた。シアトルではよく水辺を目にする。
最後の物件は比較的新しい1989年式の3階建て。1.72ミリオンだから、現在の為替レートだと日本円で2.1億くらい。建物が新しいので収入に対する売買代金が高く、投資利回りは悪い。
シアトルでも好立地ですぐ売れそうだったけれど、自分にはあまり興味が湧かなかった。天気が悪いせいだと思う。
ちょっと、心がはしゃがない今日この頃の須藤淳一46歳・・・
ホテルへ戻る頃には土砂降りになっていた。シアトルの人々は雨が降ってもあまり傘をささない。
部屋でテレビをつけるとハウスハンターという番組をやっていて、午後にチェックインした時にも放映していたからずーっと夕方までやっていたみたい。こんなコアな番組をよく5時間以上も放映するものです。
PROPERTY BROTHERSという、不動産業兄弟が家を売るシーン。(ドラマじゃなくて、実際に土地建物を探して購入するまでの番組)
お探しシスターズに良いことばかり言って何とか買ってもらおうと頑張るブラザース。
不動産の無理な販売は業法違反になる可能性がありますのでご注意を。
夕食はオイスターバーへ行った。
苦いビールがあったので、最初に頼んだ。先日のトーランスのとはまた違った味だけど、おいしいねー。アメリカの甘いようなふの抜けたようなバドワイザーやクアーズなんかがアメリカビールだと思っていたけれど、こーゆーのが作れるんだから、アメリカも大したものです。
クラムチャウダーがシアトルでは有名で美味しいらしい。残念ながらこの店には無かったけれど、このアサリが入ったクリームスープはとても美味でした。
2種類ずつ、小粒のやら大粒のやら、産地の違うのやらを出してくれて。2皿頼んで1皿を2人で食べた。
こっちの牡蠣もうまいもんだ。
オリーブはこんなにデッカい梅干しサイズだし。
最高!
「松島」と名付けられた牡蠣の味噌焼き。ウマイ!
シャブリがあったので出してもらった。ウマイ!当然牡蠣に合う!
貝や
エビもgood
あのタワーは雨雲の中に浮かんでいるように見えた。
オイスターバーのTaylor Shellfish というお店です。和訳すると「魚介類の仕立て屋」なのかな?もっと深い意味があるのか?
こんな美味しくて賑わっていて、職人集団のような店が入るビルなら欲しい。
約1名が「どうしてもラーメンとチャーハンが食べたい」と言い出し(昨夜も食べていたんだけど・・・)4人でこのチャイニーズレストランへ寄ってみた。
これが住所です。
4人で2皿を頼み、私は最後にトドメの白ワインをグラスに1杯頼んで啜っていた。
写真には写っていない一人が絶賛しながら食べていた。1週間以上日本を離れると、日常的な食事が恋しくなるんだろうけれど、毎晩恋しいというのも如何なものか・・・^^;
それでも、レインボー店長のパラパラチャーハンと、酸っぱいスーラータンメンはなかなかの腕前で、ボリュームもあるから4人で2皿、充分。
レインボー店長が私を見つめるので、会話もせずに飲み終わるとそそくさと店を出て家路につくのでありました。
そんな夜更けのシアトルにはまるで終わることがないように、相変わらずシトシトと雨が降っていた。
初めての街の初めての宿の初めての部屋で久しぶりの静寂に救われた私は、旅の中間を迎え、時差、飛行機、車での移動、トドメはポルトフィーノホテルの夜の騒音で疲れていた私は、まるで泥のように眠りに落ちたのであります。
つづく
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