まだ1月なのに今年2度目の北海道へ。こちらは以前から決まっていた出張で、新幹線乗り継ぎ日帰り北海道旅はその2日前に決まった緊急会議のためだった。
出発すると大笹生からの朝焼けが綺麗でした。
昨夜のニンニクが残っていて・・・人前に出られません。
山形県小国町。1月に雪が無いのは初めて。
雪も無いのであっという間に新潟港到着。乗船する車がとても少なかった。オフシーズン中です。
久しぶりの昼発便で新潟から北を目指す。本当は夜発で予約をしていたんだけど、今夜から大寒波襲来で、夜便は欠航になり、同日の昼便へ切り替えた。
まずはお風呂に入りましょ♪
定刻で出港。
曇り空の太陽がありがたい。
海は冬らしい深緑色
新潟港はあっという間に遠ざかる。
昼食を終えて部屋に戻ると粟島の沖合まできていた。
山々は雪を纏っている。
この奥に見える山はなんだろう。形は鳥海山みたいだけど・・・
今日は穏やかな船旅。ホントに嵐は来るのだろうか。
夜中。漁火で空が昼のように明るくなっていた。
朝4:30には小樽港に到着。
目覚めた3時頃は無かったのに、デッキが雪で真っ白になっていた。
小樽は激しく雪が降っていた。
今、降り出したみたいだ。
札幌を抜けて行こうと思ったらどんどん雪が激しくなり、ボンネットに積もってしまった。船から出た時はもちろん雪が積もっていない状態だったのに、1時間も経たないうちこの積雪。
気温はマイナス8度。
コンビニに寄り、駐車場で雪下ろしをしては悪いので、ワイパーでガラスの両脇に氷が出来てしまったところだけ落とさせてもらった。
北広島あたりからは雪が弱まり、恵庭市では小降りになった。
恵庭のホテルには事前に電話していた。「夜発の船が低気圧の影響で欠航になってしまい、早い船で出るので8時か9時頃にチェックインさせて欲しい」と。ワガママなお願いを快くokしてくれた。ありがたいことです。
ホテルに到着し、午前中寝て(最近早朝着の船が辛い)。昼から滞在中の買い出しに出掛け、車で40分の北広島市まで足を伸ばした。
北広島のアウトレットモールへ、お世話になっている方への贈り物を探しに行ったんだけど、残念ながら見つからず・・・(北海道物産販売所みたいなのがあるのを覚えていたので行ってみたけれど、高いし、良い物が無くて断念・・・)
明日からの忙しいスケジュールを考えてホテルへ戻り部屋で食事をして眠った。
翌朝。6:30頃部屋を出た。
車に雪が積もっていたけれど走ると吹っ飛んでいった。
高速にも雪はない。寒波はどこ行った??気温はマイナス10度と寒いけど風もない。
遠くに樽前山が見えていた。
有珠山や昭和新山も見えた。
現場方面も見えているので雪は降っていないみたいだった。
発電所到着。
現場を1周歩くと大体1万歩になる。
少しラッセルして高台まで歩くと汗をかき、ダウンを脱いだ。
トシと鈴木さんがPCS(パワコン)周りを手作業で除雪していた。自分は逆方向へ急斜面を登り始めた。
頑張って除雪をしているようだった。
残念ながら海は見えない。
今度はパネルの最低地上高を2mに上げたので、落ちた雪が太陽光パネルとくっつく事は無くなった。
北斜面はどうしても地上高が低くなるので積雪してしまう。ただ、除雪機がシーズン初めの頃不調で、その間除雪が出来なかったみたいで、余計に雪が残ったままとなっていた。
歩いていると・・・
鹿🦌の足跡じゃないか。
鹿🦌発見!!目が合った^^;
この辺りも除雪機入れるのにもったいない。ここまで積もってしまうと手間がかかる。
鹿との追いかけっこが始まった。
もちろん、鹿を素手で捕まえる事はできないけれど、写真くらい撮らせてよ🫎
鹿の裏をかいてまた対峙する事ができた。目が合うとしばらくお互いに固まっていた。立派な角を持つオスの鹿だった。
写真が撮れたので事務所へ向かう。
この辺りは斜度があるので雪はパネル上に積もらない。
あとは太陽が出てくれたらいいな。
洞爺湖へ行く用があり「鈴木さん洞爺湖には美味しい店ないの?」と聞くと「ありますよ!!望羊蹄(ボウヨウテイ)のポークチャップですね」というので、正月だから美味しいもの食べよう!という事になった。
入り口。
肉待つ男。後ろのはさっきの鹿か🫎
キタ❣️
脂が満遍なく付いていて、とても美味い❣️❣️それにソースも美味い❣️❣️
ご飯が足りなくなるくらいだったけど肉のボリュームがあったので丁度良かった。そうだ。正月を理由に400gの肉を頼んだからだ^^;
で、洞爺湖に来たのは「洞爺湖を買ってこい」という方が2名いたので。なんのことだか分からなかったんだけど、「銀玉」という漫画に「洞爺湖」と彫ってある木刀が出てくるらしい。
これがそのドラマに出てくるスクーターだそうです。アタシのドカジャンと似合うでしょ^^
お世話になっているお二人には「ニセモノ」と説明を受けた機械彫りではなく、手彫りの「洞爺湖」入り木刀を購入(高い方が本物という売り手の手口にすっかり乗せられてしまう経営者)。飛行機だとそのまま持ち込むことが出来なくて、箱に入れるそうで、贈り物だからちょうどいいので箱に入れてもらった。
帰りの高速は雪になった。
ホテルに着くと雪にワンワンみたいな可愛いい絵が描いてあった。
夜に雪が止み、静かな夜だった。
翌朝。車には10cmくらい雪が積もっていた。
高速は除雪が進み走っても滑る事はなかった。
靴下を乾かす為に裸足でサンダルを履いて運転していた。急いでなかったのでゆっくり走る。
1車線になると80kmも出なくなった。ゆっくり走る車が多い。
恵庭到着時には高速道路に積雪。
この踏切は手前が上り坂(両側)になっているので、四駆じゃないと不安だと思う。
どうやら明日が大雪の始まりらしい・・・
翌朝。車にも雪が積もってしまった。スーツに着替えて早めにホテルを出た。今日は町長、副町長と会うので遅れるわけにはいかない。短いブーツを履いていたんだけど、靴の中が雪だらけになってしまい、雪下ろしをしている間に靴下が濡れてきた。
この日は50km規制だった。11時のアポイントだったんだけど、7時前にホテルを出た。普通は2時間で到着する。
靴下を脱いでサンダルを履き、乾かしながら走る。
高速に乗ってすぐぶっ飛ばして行ったワゴン車が道路脇に突っ込んでいた。
今日は事故車を何台も見かける。真っ直ぐ走る分にはいいんだけど、飛ばしてると車線変更時タイヤが取られる事がある。
室蘭から伊達の間が事故で通行止めとなってしまった。
出口が渋滞していないので助かった。
目的地には1時間も早く着いてしまったので海を観に行くと、波が防波堤にぶつかるたび高波となった。それでも風が強すぎるのか、反対方向へ波が飛んでいってしまう。
役場で少し遅めの年始のご挨拶と近況を話し合い、皆さんと別れた。
相変わらず伊達から室蘭の間が通行止めだったので、国道を北上する。
時間に余裕があったので
久しぶりに宇宙軒ラーメンに寄ってみた。優しい辛さ。美味い。
コンビニの駐車場で訃報が入る。「今夜の船は欠航」と。日本海回りだったので、低気圧の影響をモロに受けるらしい。そんな電話の直後、更なる訃報が画面に表示された。BMWに連絡するとアドブルーの減少らしい。あと380kmしか走れない。おかしい。こんな事は初めてだ。
太平洋フェリーへ電話すると「部屋は空いているけれど、車が満車で運べない」との返答。ヤバい!!
津軽海峡と青函フェリーも全便欠航になった。最後の望み「商船三井」へ電話すると「車も大丈夫です。個室もあります」というので、速攻で押さえた。これでなんとか帰れる(1日2日遅れても仕方ないんだけど、戻った翌日いくつか大切な予定が入っていた)。
登別あたりから青空になった。気持ちが落ち着く。そして、パーキングを出る時に、雪がガチャガチャしているところを「ガオンガオン」と突っ込んだ時に、車がガタガタと上下左右に激しく揺れた衝撃でアドブルーのランプが消えた。寒くて凍っていたんじゃないの??
もうのんびりしていられない。日本海は港到着が出港30分前でも受け付けて載せてくれるが、商船三井は「遅くとも1時間半前にはチェックイン」と条件が付いている。苫小牧へ向けて裏道をぶっ飛ばす。
もうすぐ日が沈む。
苫小牧港には出港の2時間前に到着。
ちょっとくたびれたように見える船だった。
個室は少し狭かった。日本海の半分か1/3くらい。
贅沢は言えないのはわかっているけれど、トイレと・・・
洗面、お風呂の辺りがカビ臭い。
まあでも専用のデッキも付いていた。
定刻で出港。月が出ていた。
そんなに揺れない。海は穏やかなのか?
一晩中月が出ていた。
翌朝。
海は荒れているのにあまり揺れない。
西から吹く風が地形に影響されるようで少し穏やかになったり・・・
急にうねりが強くなり揺れ始めたりを繰り返していた。
それでも、日本海フェリーや太平洋フェリーの船よりは全然揺れない。
天気はいいんだけど・・・
風はものすごい強さでカメラが飛ばされそう。
雲は西から東へとても急いでいるみたいだった。
あららら白波が立ってるよ。
荒れてる。
大荒れ😅💦太平洋でこれと同じくらいの波の時、レストランの朝食バイキングは立っているのがやっとだった。なんとか運んで食べた事がある。
第一原発あたりかな。
浜通りの山も雪降ってる。
広野の火力かな?第二原発?
塩屋崎灯台通過。
終点の大洗港に近づくと海は随分と穏やかになっていた。
さすが茨城県の港からは筑波山が見えていた。
港へ入っていく。
タグボートが押していた。
とにかく風は強い。
無事到着〜
帰り道は雪や悪天候で磐越道通行止めの可能性を考え、水戸から裏道に入り、矢祭町、棚倉町を抜け、石川→須賀川→郡山→二本松→福島市と、裏道を繋いで帰った。3時間半だったか4時間かけてそんなに遅くない夜、福島到着。
翌日建物に入ると天井の塗装と電気の設置が終わっていた。これから床の防水工事に入る。
帰宅した2日後には穏やかな天気が戻っていた。
いくつかのトラブルに見舞われたトラベルらしいトラベル(トラベルの語源はトラブルと言われているからこのくらいの事は起こる)。なんとか乗り越えて1週間弱の旅は終わった。
おわり
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