社長のDiary

サイカチ沼

1月21日金曜日夜東京から戻り、1月22日土曜日は里山を歩きに行く。日曜日の船で北海道へ向かう。

東京から戻った夜、遊山会今年初の山行のため準備を進める。

東京へ持って行ったグローブトロッターの茶色のスーツケースと、北海道へ持っていくRIMOAのアルミケースが2個。そして、明日のサイカチ沼を目指す背負子のリュックが散乱している。東京からの荷物の移し替えや、北海道へ向かう暖かい服を詰めたり、山へ行くタンクトップを広げたりと、完全にこんがらがっていた。

 

1月22日9:00

仙台市愛子にある宮城総合支所駐車場に集合。

久しぶりで自衛隊OBの松ちゃんが案内人として参加していた。

面白くなるの確定 ^ ^

 

 

この竹の杖は松ちゃんのトレードマーク。

「こっちのコースは面白いけど、こっちは今の時期さっぱり面白くない」的な紙面でのガイドが始まっていた。

 

 

国道45号線を北から南へ横断し、錦ヶ丘へ行く道路を西へ横断し写真中央左の諏訪神社を目指す。

まずはあの山を越えて行きます。

 

 

 

立派な社殿にお参りし

 

 

松ちゃんの長くて面白い講釈を聞いたら松ちゃんの合図で御殿山頂上を目指す。完全言いなりのルートもよく知らない付いてく登山。

ここはお城があった山なのだそうです。

 

 

 

雪道も張り切って進みます。

 

 

前の方々

 

 

後ろの方々

 

 

 

中世の城であり、なかなか謎めいている事が伺える。

 

 

山頂は直進。左へ折れると近くに湧き水があるそうです。こんな頂上近くで水が湧くから城が築けたのだろう。

 

 

頂上には鳥居があった。

 

 

水分神社と書いてある。

 

 

 

雨乞いの神社だそうです。

そういえば、広瀬川は随分と低いところを流れているから、あまり農業には向かない土地なのだろう。

 

 

 

愛子の街並が見える。

 

 

山頂から左に折れていく。

 

 

あちらこちらにイノシシが集団で歩いた足跡や、ウサギの足跡があった。

 

 

同慶寺へ寄ってみた。

曹洞宗のお寺。同じ宗派なのでホッとする。

 

 

こちらはもみじの木で、紅葉の時はとても美しいのだそうです。

 

 

1500年代から続く古い寺のようです。

 

 

同慶寺からいよいよサイカチ沼を目指す。なんだか変な名前の沼だなぁ〜と、案内が届いた時からずっと思っていた。

奥が沼で、手前はため池なのだとか。どゆこと??

 

 

山道が終わり、沼沿いの舗装道路を歩く。

 

 

 

クマ居るらしいっす。

 

 

池側。凍っていた。

 

 

こちら側は宮城県が整備したため池なのだそうで。

 

 

 

奥の方でワカサギ釣りをしていた。

 

 

随分前に作った池なのだろう。

 

 

松ちゃんのオモロいガイドは続く ^ ^

 

 

毛利成志乃守は凍った湖面へ降りてみせた。

 

 

こちらが池と沼の境目。左が池側。

 

 

テントが張られ、ワカサギ釣りが繰り広げられていた。

 

 

サイカチ沼の方。

 

 

 

もちろんこちらも凍っていた。

 

 

橋の上で何やら不穏な動きが・・・

よく見るとワカサギ釣りをしている方々で、それなりに釣果は上がっていた。

 

 

以前は車も通れた道路らしいのだが、地震の影響で山が崩れたらしく徒歩のみとなっていた。

 

 

藩山と書いて「バンザン」と読む。

斉勝沼と書いて「サイカチヌマ」

槐の一文字でも「サイカチ」と読むらしく、こちらは樹木の名前で別名「エンジュ」と読み、豆科の樹木らしいっす。

 

 

氷結

松ちゃんの杖はまるで釣り竿のように湖面を指していた。

 

 

途中にはイノシシの物と思われる罠が仕掛けてあった。

中に撒いてあるのは米糠。

以前飼っていたヤギも米糠が大好きだったから、獣は米糠を好むのかな?

誰も入ってみようとはしなかった。大人になったものです。

 

 

沼から右に折れて滝を見にいく。

 

 

マジっすか・・・

 

 

ここにもワナが仕掛けてあった。

 

 

見えにくいと思うけど。

木々の間から1つ目の滝が見えていた。

 

 

 

さらに先を目指す。

 

 

道を左に折れて下っていく。

 

 

本命の滝が見えました。

「水量が少ない」とがっかりする松ちゃん。

 

 

冬はどこの川だって水量が減っていますよ。

 

 

滝壺から一足先に上まで登ってきた。

 

 

もう一度1つ目の滝まで戻ってみた。

「ちょっと行ってくる」

と、松ちゃんが降り始めた。「みんなそこで待ってて」と。

 

 

あっという間に滝壺にたどり着く松ちゃん。あそこに石が入り、水流でコロコロ転がっているうちに、あの丸い滝壺が出来たのだそうです。

 

 

高低差が結構あったけど、あっという間に戻ってきた。

幼少期から学校へ山道を2時間かけて歩き、大人になってからは自衛隊で鍛えた足腰は健在である。

 

 

通行止めの柵を越えて戻る。

 

 

寒い季節に外を歩くと異様に寒いところと、なぜか暖かいところがある事に気づく。

ひだまりを温度で感じる事ができる。

 

 

 

あちらの山の上の方にも登山ルートがあるようだけど、「今の季節はつまらない。何もなくてつまらないんだ」と何度も繰り返していた。冬はこちら側、沼のほとりを歩く方が「マシ」だと^^;

まあ、冬山に花も新芽も何も無いのはどこの山でも一緒だからなぁ〜

松ちゃんの場合、山菜やキノコの獲物が無けりゃ「つまらない山」だろうから^@^

 

 

池とはいえ、調整池のようになっており、立派な堤体があった。

その手前、一番高いところからは愛子の街並みが戻ってきた。

一番高い所から下った所が駐車場になっていて、簡易トイレがありさらに駐車場から堤体へと降りていける。

 

気温は氷点下だった。

 

 

堤体の階段を降りて行く。階段の歩幅が狭い。

 

 

こんな素掘りの水路があった。

 

明治時代の作品だそうです。素掘りだから、手で掘ったんでしょ??すごい(@_@)

 

土側溝だよね。

歴史家の毛利成志乃守が注釈を与えてくれる。

 

 

諏訪神社へ到着。

 

 

 

写真の順番が逆になってしまったけれど、諏訪神社の手前は立派な杉並木を歩きます。

 

 

 

こちらがマメ科、槐の木。

東北で本物を拝めるのは大変珍しいそうです。九州などに分布する木なのだとか。

 

真冬の里山。

ところどころひだまりを感じ、太陽の暖かさをありがたく思いながら歩くのはなかなか素晴らしい経験でした。

 

おわり

 

 

 

 

関連記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. 白馬経由北海道行き 2

  2. 白馬経由北海道行き 1

  3. 大土井でショー

アーカイブ
TOP