aloftホテルの朝。
12時チェックアウトだけど、飛行機は10時頃のフライト。
8時出発。
空港への送迎は前の日にバンを予約しておく。
無料。
自分の他にはもう一人だけしか居なかった。
PhoenixからLAへ向かう。
空港に到着し、チップを1ドル渡すと上品な感じのドライバーは喜んでくれた^^
この時は分からなかったんだけど、ユナイテッドのファーストクラスだからユナイテッドクラブで休めるのだろうと思っていたら入れないという。
後から調べたところによると、国際線の人しか入れないそうである。
確かに。アメリカの新幹線の代わりなんだから、国内線の乗客までラウンジに入れたら人数多すぎて行列になっちゃうよね^^;
空港は小さかったけれど、ネイティブ アメリカンのお土産などを見ながら過ごした。
いよいよ出発。
さよおなら〜
聖なる山々がオレンジ色に光っていた。
あのあたりもパワースポットなのだろう。
Phoenixは大好きな街になった。
右側はネイティブ アメリカンが管理する土地。自由に新築など出来ない。
大切にして欲しいものです。
荒野の上に出た。
所々畑があるくらいで
あとは何もない。
荒野が続くけれど
ちょっとした変化も珍しく
ついついシャッターを切ってしまう^^;
何も無いのに
何かあるんじゃないかと窓から目が離せない。
本を読んでいられない。
突然だった。
眼下に街並みが見えてきた。
えらく煙っていた。
煙と雲の違いがわかる。
この高速はもうLA上空だ。
降下すると懐かしい風景が広がっていた。
自分のアパートはあの岬の反対側にある。
LAも久しぶりだった。
私に似ているという噂のアラスカ航空のエスキモーの絵。「おじさん」と呼ばれている。
エスカレーターを降りると、宍戸さんからメールが届いた。
宍戸さんがメルセデスで迎えに来てくれた。
今回はトーランスにホテルを取ったので、タクシーだと空港から1時間弱かかる。車でまっすぐパロスバーデスの方へ向かってくれる。とてもありがたい。
LAだね〜
天気がいい。
宍戸さんは沖縄の出身で、マンション買って会社も設立したと伝えるととても驚かれて^^
話していたら、私が買ったマンションのその部屋に住んでいた事があるという。
思わぬ偶然に嬉しく驚いた(^○^)
(後で確認したら間違いなかった。こんな12時間+成田→沖縄が2時間半、合計15時間近くかかる果ての土地で、こんなご縁があるものなのだ^^;)
花がいっぱい咲いていた。
フリーウエイを下りサンペドロへ。
初めてのレストランに入ってみた。
ここも地元の人しか行かないようなレストラン。
なかなか美味しいんだわ^^
それに安い。
食事を終えてアパートへ向かう。
久しぶりだね。
2019年は大雨で雨漏りした。
アミーゴらになおして貰った。
ちょっともう、塗装がはげてきている。
建物にクラックも入っていた。
GLギリギリにもクラックが。
塗装もそろそろです。
アチャ〜
綺麗にしないと^^;
庭の方は洒落てるんだよね。
この専用階段で2階の部屋へ行ける。いいでしょ?^^
オシャレなんだよね。
95年前にこの建物を設計した人は天才だと思う。
小さいけれどコインランドリーも付いている。
小さなランドリー室。
かわいいでしょ?
駐車場の屋根。
何故か瓦が敷かれていない。
あれあれ??
このなんだったかな??
後から調べたら買った時からこのままだったようで、防水が効いているからいいけど、なおしておけばよかった^^;
2階の部屋からは太平洋が見えるんですよ^^
ガレージはほとんど物入れになっている。
1室ごとに1カ所ずつ利用して貰っています。
アパートから徒歩2分で
海に出る。
環境もいい。
このカワイイアパートも
今年の6月以降に売却することになります。
どなたか欲しい方が居たら遠慮なく連絡ください。管理も引き継げます。
太平洋側の海沿いを走る道路を北上しトーランスへ戻る。
「須藤さんここのガラスの教会見た事ありますか??」と言われ、初めて知った事を伝えると、是非見て行って!と、宍戸さんが連れて行ってくれた。
ウェイフェア・チャペルと言います。
通称ガラスの教会。
調和の取れた佇まいがね。素晴らしいのです。
日本の旧帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライトの息子さんがデザインした。1951年完成。
荘厳というよりは調和。
美しい。
挙式した方々の名前がレンガに刻まれている。
松田聖子さんや吉田栄作さんも挙式した事で有名。
日本人の名前が多くて驚いた^^
石の貼り方も素晴らしい。
この敷地から道路を1本挟んで太平洋が広がる。
花も咲いている。
大好きな極楽鳥の花はLAでよく見かける。
貴重な建物を見せて貰った。
この建物が出来る25年前に所有するアパートが出来たのだと思うと、そんなに昔でもないような気がしてきた。
また走り出す。
ここからの景色が素晴らしい。
この先に日本がある。
美しく大好きな景色。
トーランスに入ってきた。
初めて泊まるミヤコハイブリットホテル。
以前、食事をした事があるけれど、日系ホテルのため日本人が多く泊まるそうです。
部屋はまあまあです。
私には充分^^
湯船が深くていいんだわ。
この後1時間以上入っていた^^
トイレはアメリカで初めて見るウオシュレット付きです^^
ベランダがあり街を見渡せる。
日系のミツワスーパーが隣にある。
パロスバーデスの方へ日が傾いていた。
ちょっと画像が悪いけれど、LA港のあたりも見えた。
テレビでは山火事の番組をずっとやっていた。ここロサンゼルスから北へ向かったゲッティセンター(美術館)の近くで火災が発生したので「ゲッティファイア」と呼ばれていた。
飛行機から見た煙はこの火災によるものだった。
レブロン ジェームス(ロサンゼルスレイカースのスタープレイヤー)やアーノルド・シュワルツェネッガーも避難したという。
この辺りは超高級住宅街で、住宅価格は最低2億から。
平均すると15〜16億円クラスの邸宅が多いそうですが、みんな木造だから家事には弱いんだ。
風呂から上がって火事のニュースを見ていると夕方になってきた。
パロスバーデスの先っちょに太陽が沈み始めていた。
今日も夕日が綺麗なのだろう。
ニュースは続いていたけれど、今夜は食事の約束があった。
ミツワスーパーからホテルを見る。
太陽光パネルが貼られていた。
スーパーの中は日本の食料品がズラリと並んでいた。
待ち合わせ時間。
今日も夕焼けが美しい。
昼と夜の境目の景色が一番好きだ。
LAに来るとテスラが多く走っている。
カッコいい^^
宍戸さんとあきちゃんと合流。あきちゃんと飲むのはホント久しぶりだった。一度体調を崩され心配したけれど、今ではすっかり回復してとても元気だった。
イタリアンのBouzという店でスパークリングを飲んでいた。
ネイティブな日本語の外国人が居たので、どうして?と聞くと、京都生まれのハーフで、トーランスに住んでいるというティナさんという方だった。この店は若い日本人が多く働いている。
日本の若者は海外へ出たくない人が多いと聞いたけれど、こうやって日本を離れ海外で頑張っている若い人もいるんだ。頑張って欲しい。海外から日本を見て欲しい。日本の常識は海外の非常識だと気付いて欲しい。
「須藤さん福島の坂内食堂知ってますか?」と、突然喜多方の話になった。「モチロン!超有名店でしょ!」と言うと、中原明会長がお友達で、電話をしてみようと言うことになり、初めて話をさせて貰った。アメリカに数店舗坂内食堂をオープンしているそうで、次にLAに来たら会いましょう!という事になった。
アメリカと日本は繋がる^^
最後はガーデナにあるバーにも連れて行って貰って^^
楽しい夜だった。
部屋に戻るとLAの街は遅いのに輝いていた。
奥のオレンジ色の光のあたりがLAの港だ。
全米で一番大きい港。
サンペドロとロングビーチの間にある。
今回は現地確認と手直し工事、売却の相談だけだったので、LAには1泊しかしない。
30歳の頃に初めて来た外国の街。今では友達も出来てとても身近な街になっている。あの頃、自分が商売を始め、LAに支店を置くなんて事は考えもつかなかった。
人の人生なんて不思議なものだ。思いもつかないチャンスに恵まれ、そのチャンスは全く知らないうちに不思議なご縁によって齎される。
今だからわかるけれど、チャンスは目の前に沢山転がっている。それに気付けるか気付かないかで人生は大きく変わる。
若い頃に来たLA楽しかったけれど、チャンスに気付ける今見るLA、アメリカ、日本そして世界は旅をしながら仕事をすると、とても楽しいものです。
つづく
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