翌朝。
天気は最高!!
体調は微妙!!
実は二日酔!!
こんな立派な駐車場があったような記憶がないんです。
今まで毎回記憶がないくらいの二日酔いで登っていたのだろうか・・・??
車を停めてエレベーターで上階へ行くとゴンドラ乗り場になっていてとても便利。
ゴンドラに乗った記憶はあるけれど、この乗り場までの記憶が全くない。
うーむ。
皆さんゴンドラをenjoyしています。
天気は益々良くなるのに、体調は一向に良くならず・・・
こっちだよーん!!と、頂上が言っていた。
朝日岳らしいけど、新潟の朝日岳かな??
スッキリしないまま登山開始。
至仏山が見えた。
天気は最高!!
ちょっとした難所もある。
銀嶺草が透き通って咲いていた。
至仏山。至仏の頂上から谷川岳を見た事がある。
あれは、無職になってしまい、路頭に迷っていた31歳の夏。左の至仏頂上から右のとんがり小至仏をへて鳩待峠から長蔵小屋へ一気に向かった時に2度熊に遭遇し、2度死に物狂いで走り、2度泣いていたわ^^
その後、実に濃い人生を歩むようになった。今はとても満足していますが、それまではなんだろう・・・空っぽだったような。
天ぷら お前だ 空っぽ(by遠藤ミチロウ)
日陰が嬉しいくらい日差しが強く暑かった。
こんなに立派な小屋だった記憶がない。もっと小さくてオンボロだったような気がする。
色塗った??
少し休んで山頂を目指す。
高度を稼ぐと
景色が変わる。
だんだんキツくなりまっせ!!
振り返るとあんな遠くから来た事に気づく。
大したもんだ。
快晴快晴
美しい景色。
あの岩、
裏側からは簡単に登れる。
遠くまで見渡せます。
いよいよ頂上に近くなってキタ。
少しずつ高度を稼ぐ。
何と言っても今年初の登山らしい登山。しかも軽く二日酔い。息が切れます。
雲が美しい
雲が美しい
雲が美しい
あっちの縦走コースの山々が下に見えてきた。
懐かしいベッド岩に到着。ここから頂上へはあと一息。
前回はひっどい二日酔いの浩哉さんと私二人、ここでダウンして昼寝をした。
するとあら不思議!!二日酔いが回復し、パワーが漲ってくるではないですか!!
今年も浩哉さんが横になっていたので、二人で少し横になり目をつむった。
ベッド岩の正式名称は天神ザンゲ岩というそうです。確かに。毎回二日酔いザンゲ。
角度や滑らかさがちょうど良くて、ぐっすり眠れます。
一度試しに行ってみてください。
また休みに来よう。
もうすぐ頂上のサインの階段。歩幅はまあまあだったので、楽に登れた。
頂上直下の小屋に到着。
ここまで来たらあともうすぐ。
ゴンドラを降りた時にたけちゃんが「いやあ、誰にも言ってないんだけど、須藤さんにだけ言っておく。俺、スイカ背負ってるんだよね」と、コッソリ教えてくれたコッソリスイカが切られていた。奥のドイツ人の2人にも振る舞う。浩哉さんが「スイカは食べられないんだよ」と、遠慮も無くストレートに言うと、たけちゃんはガッカリした様子だった。www
ドイツの2人は美味しそうにお代わりもしてくれた。
お礼にと、なぜか私に口の中の水分が0.5秒で全て失われるようなパッサパサのパンを恵んでくれた。
おーいお茶で流し込むとまあまあ美味しかったですよ。ありがとね。
いつか縦走してみたいな。
いつかいつかって言ってる間に、今年50になってしまう。信じられない。
いつかはと思った想いは、生きているうちに何個叶えられるのだろう。
自由になりたくて一生懸命頑張っているけれど、ここのところ自由になるどころか、自分の時間がどんどん無くなり、自由とは程遠い日々を送っている。特に去年と今年は働き過ぎだな。
自由な時間を噛みしめて、最後の頂上を一人で目指す。(みんなは自分が写真を撮ったり、ベッド岩で寝転んだり、スイカを食べたり、ドイツ人のパンでパッサパサになっている間に、とっくに頂上へ行ってしまったらしい。)
こんなに澄んだ青い空を地表から観たのは久しぶりだ。
この三角形が下から目立つんだよえ。
もうすぐ
頂上は人で混み合っていた。
皆さん代わるがわる頂上で写真を撮っていた。
人気の写真スポット。
360度の案内板
右奥には数年前に登った苗場山が見えていた。
左側のずーっと奥まで行き、右側に向かって登った。
苗場は泥の山だったな。
左奥のとんがりも頂上なんだけれど、浩哉さんは「前にも行ってから行かねー」と言いながら、やっと酒が抜けた至福のときを頂上でのんびりと過ごしていた。
この日は景色もだけれど、雲が美しかったな。
ドイチェーズも頂上に到着。
二人はとてもゆっくりゆっくりと谷川岳を楽しんでいた。それが正しいよ。
頂上にいる時間なんてほんの僅か。
今度は眼下に広がる景色を楽しみながら下る。
いつもそうなんだ。絶頂は一瞬で終わってしまう。
勿体無い勿体無い
美しい。
この花々はどういう思いでこのような形に咲くのだろう。きっと何か意味があるのだろう。
大体、受粉するために蜂などの虫や風を頼りに行うって、本人にしてみたらとても不安なことだと思う。
だって、同じ種類の花に飛んで行って欲しいのに、隣に美味しそうなアカシアとか、ひまわりがあってそこにミツバチが受粉してしまったら・・・ヒマワリの真ん中からこの花が咲いても不思議じゃあないよな。軽傷でもピンクのヒマワリとか。
そんな間違いを起こさずに日々受粉活動が行われているって、どーゆー仕組みになっているんだろ??
太陽の角度が変わり、山々がキリリと、クッキリと、見えるようになってキタ。
切り立っている所。モウリーポイント
ハシゴもある。
木道は優しい。
いつの間にかこんなに下まで来てしまった。
花は儚い命だけれど、山も儚いひと時なんだよね。登り5分で頂上滞在8時間の3000mとか、そーゆー山に登りたいです。
下りはかんちゃんから株式投資の話を聞きながら降りてきた。不動産に置き換えた株式投資の考え方を伝える。
及川さんは膝が壊れたままらしい。
白馬岳の下りの大雪渓でやられたんだよな。大事にしてよ。
お昼は蕎麦とビールと水だった。
全員集合で食べる。カレーと蕎麦とか、大量に食べている方もいた。
逆光で写ってないんだけど、窓からは絶景が見られる。
一瞬、女王陛下の007に出てくる、アルプスのピッツ・グロリアにあったプロフェルドの山荘からの景色かと思ってしまうほどだった。
大好きな映画なんだ。この映画はドラコの娘テレサとアストンマーチンDBS、山荘からの景色、それぞれの美しさがとても印象に残る映画だったけれど、ジェームスボンド役のジョージ・レーゼンビーは不評で、この映画のみの出演となってしまった。映画を観れば不評だった意味が彼の表情から窺い知る事ができる。(私と一緒に観るとそのシーンを指摘します)ショーンコネリーの人気があり過ぎたから、超えるのが難しい。
この山荘は(映画の方)スイスのシルトホルン山頂に実在するらしく、今でも回転展望レストランとして人気だとか。一度行ってみたいものです。007ランチやジェームスボンドスパゲティがあるそうです^^絶対に行きたい!!
話は大幅に逸れてしまいましたが、そのくらい少し遠くに見える山々が美しいレストランでした。回転しても反対側はスキー場の斜面だから、ここでは意味ないんだけど。
マンションへ戻り風呂で汗を流し、スッキリして帰路についた。
途中、レンタカーのワゴン車の燃料が切れそうになり、今日一番のスリルを味わった。高速道路を全員で車押すなんて想像もしたくない。
また初夏の美しい思い出が出来た。
雨の山は嫌いだ。
やっぱりお天気と美しい風景が無いと山は寂しいものです。
今回はこの辺りで!
おわり
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