ダラス最終日。
今日は午後一番の飛行機でLAへ移動する。
帰国する飛行機が翌日朝9時発なので、前泊する事にした。
今日もダラスはいい天気だった。
朝日が昇る。太陽はどこの国で見てもパワーを貰える。
ウーバーで空港まで行く。
田辺さんと石黒さんがホテルのロビーまで見送りに来てくれた。
お二人のお陰で大変勉強になり、楽しく豊かなビジネスの旅になりました。
またご一緒しましょう!!
Amazonの倉庫のような建物がハイウエイ沿いにあった。
これも全部Amazonの建物。
とにかくデカイです。
空港の手前で突然渋滞に巻き込まれる。
その横を救急車がサイレンを鳴らして走って行った。
消防車まで出動。
まさか火事??
ここが現場らしいけど・・・
なんだか簡単なカルーーイ接触事故のようで拍子抜けした。
それにしても大袈裟だよなー。こんなに大勢で来てさ、他で火事起きたらどうすんだろ??
ウーバーは何故か到着階に私を降ろす。普通、出発階でしょ??アジアだって出発ロビー階に降ろしてくれるぜ。
しかも、デルタの乗り場だよと言ったのに、随分と後ろの方で通り過ぎた。
まあ、まあ、今日は3時間半も時間があるから余裕なので、そんな小さなことは気にせず、ちゃんとチップも渡してドライバー君と別れた。運転が上手かったんだよね。
デルタとグループのアラスカ航空のチェックインカウンターまで歩いて来た。
その後セキュリティーチェックで、前にアメリカの高校生の女の子達が大勢いて、修学旅行だったのかな?
自分はファストパスでスイスイ入って行けたんだけど、自分の前の女子10人くらいが見事にセキュリティーチェック引っかかってしまい、手荷物にジュースやら化粧品の液体やらが大量に入っていて、ほとんど没収されていた。
先生、そのあたりから教えてあげないとならないんじゃないの?お小遣いで買ってきたんだろうにね。かわいそうですよ。
案外すんなり入れてしまった。
2年前に訪れた同じテキサス州のオースティン空港では、セキュリティーチェックがあまりにも遅く、やる気が無く、2時間並んで飛行機に乗り遅れた経験があるので、今回は早めに来た。
デルタのラウンジを見つけたので行ってみた。デルタアメックカードを渡米前に申し込みゲットしていたので、カードで入れるのか?と思って試しに来てみたら「あなたは入ることが出来るが26ドル支払わなければならない」と、アメリカ的事務的に言われ、年会費26000円も払ってラウンジ入るの有料なのかい?と、アホらしくなたので断って出て来た。
とは言っても未練だらけのdelta sky club
オマケに、ちょうどここで知ったのが、飛行機が遅れているらしい。掲示板にdelayの文字があり、出発が1時間半遅れるらしい。
ええーーーーー!!!???
遅れないように3時間半も前に来たのに、さらに追い打ちをかけるように1時間半が加算され、この空港で5時間も時間を潰さなければならない。
未練タラタラのdelta sky club
受付に戻り「やっぱり26ドル払うよ」と言うのもなんとなく癪に障ったので、仕方がない。益々暇になったのでこの超巨大空港ターミナルを1周してみる事にした。1時間以上掛かったらかなりドキドキ。
skylinkという乗り物らしい。トラムとは呼ばないのだ。
広い車内。ほとんどが立ち席。
一番前に陣取り、数少ない椅子に座り写真を撮り始める。鉄道オタクにも見えそうなリュックを背負ったアジア系のおじさん。リュック背負って電車の写真って、まるで電車男じゃないか!?おいおいおいおい!?今頃気付いたぜい!ぜあ!ぜむ!
うーむ。この空港のシステムを皆さんにお伝えしたい一心でこんな恥ずかしい事をしているわけだけど、そんな奴を何処かで見かけたら多分自分は近づかないと思う。
これはアジアとアメリカの問題ではなく、完全に自分と自分との戦いとなっていた。
このダイアリーに載せたい写真を撮るか、そんな自分が嫌で立ってスカして写真を撮らないか。
自分同士の戦いに勝った私は、途中の駅で子供が乗って来ておとなしく立っている横で、一番前の席に座り写真を撮る方を選んだのである。
この空港はターミナルが7つあり、もう1つ出来るスペースを残したまま運営されている。多分近い将来、あと1つターミナルを増やすのだろう。
あー嫌だ嫌だ嫌だよ。自分同士の闘いって、どちらが勝っても結局自分じゃないかよ!?
どっちの自分が電車男の自分かスカしの自分かさえ見失うほど恥ずかしかったとですよ。
しかも、巨大な空港の割にはあっという間に15分で1周してしまい、またまた時間を持て余す事となってしまった。
iphoneを見ると、delta航空からメールが来ており、朝LAを出てこちらに向かう便の出発が遅れたため誠に申し訳ないけれど1時間半遅れますと、言い訳をしていた。ウッセーYO^^
てなわけで、もう11時も過ぎてお腹もすいてきたのでFRIDAYSで無難に食事をする事にした。
多分巨大なのが出てくるだろうと、腹は空いているけれどそんなにアメリカンな大量のワンパターンのシーザーサラダを大量には食べられないけれど頼んで見たんだよ。
一緒に飲み物は?と聞かれ、水飲みすぎて(二日酔い気味で喉が渇く)飲み物要らなかったんだけど、気の弱い私は「Beer Please」「Which beer would you like?」と聞かれ、飲みたくもないコロナビールを注文してしまった。
驚いたのは、今回のアメリカで一番少ない量の、しかもドレッシングをかけ忘れたようなしなびたレタスのシーザーが出て来た。オマケに料金はビール込みで20ドル以上かかってしまう。あーあ。今日はついてないよ。やっぱりデルタのラウンジで26ドル払ったほうが全然割安だったじゃないの??
フライデーズの店内。
何故か頼んでしまったコロナビール
ライム使わないからその分マケてくださいな。
チーズが掛かって、ドレッシングの見当たらないサラダ。
この旅では最高と最低を口にすることができた。
空港内もほとんど歩いてしまい行く所も無いし、何度も行ったり来たりしていたので、店のおばさんには「またお前か」みたいな顔で見られるし。
仕方がないので搭乗口で待つ。
飛行機来ない。
This Flight is Delayed
分かってるよ。
やっとキタキタ
来ましたよ!!
早くお掃除しちゃいましょ!!
乗れた。
やっと乗れた。
滑走路へ向け移動し始める。
いいお天気ですよねー。
滑走路到着
さよおならー
さよおならー
さよおならー
てなわけで、
遠くにダウンタウンが見えた。
皆さん大変お世話になりました。
フォートワースの方へ向かって離陸。
でっかい湖もある。
少し飛ぶと原野が広がっていた。
エンジン快調!!
塩気の無いアーモンドとクッキーを貰った。
kindleで読書しながら、うとうとしながら空の旅。
相変わらず明治初期のイギリス人女性日本旅の本を読んでいた。
着陸30分前になり窓を開けるとロサンゼルス郊外の街並みが見えて来た。
最近はシェードを閉めるように言われるので、空の写真家(自称)の仕事が減っている。
離陸じと着陸時、それに暗い時間帯しか開くことができない。
みんな太陽光線浴びようよーーー!!
山間部を抜けて
平地が広がり始め
ロサンゼルスの街並みが見えてきた。
右手から見えてきた丘陵部が我が家のあるパロスバーデスの岬だ。
午後3時台、高速はまだ空いていた。
無事着陸。
ホテルのシャトルバスが停まるバス停。
なかなか来ない。
他のホテルのシャトルバスばかりが何度もきて、ヒルトンエアポートのバスだけが来ない。
隣のアメリカの方に「どこのホテル?」と聞かれ、「Hillton LA AP」と答えると、「Same hotel!」と、握手を求められた。30分以上も二人は待たされ、お互い不安になっていて、プチ戦友のような状態になっていた。60歳前後と思われる彼は、ドクターで学会があり他の州から来たと言っていた。(ちょっとどこの州だったか忘れてしまった)
とてもフレンドリーなドクター(何のドクターかは不明)で、日本へ行ったことがあるとか、横浜や鎌倉の大仏は素晴らしかった、Mt FUJIは美しい、日本はいい国だと褒めてくれた。
やっとバスが来てホテル到着。ヒルトンは工事中だった。
今回はクラブルームの空港側の部屋をBooking.comで予約していた。部屋は結構古い。(ロビーやエレベーターはピカピカに改修されていた)
近所に店がなさそうだったので、大した物は無いだろうけどクラブルームで飲んで食事して簡単に終わらせようと思っていた。
空港は目の前。ひっきりなしに飛行機が離発着を繰り返す。
ここの電化製品の中でテレビとエレベーターだけは最新式で、ロビーで行きたい階を押すとエレベーターが来て乗る。エレベーターの中にはボタンが無い。慣れると便利だった。
クラブルームは狭くて満席だった。
その辺りに座って食べている人、壁にもたれかかって食事している人まで居た。ヒルトンのクラブルームにしてはお粗末過ぎだ。
写真を撮る気にもならなかった。(今となっては撮っておけば良かったと後悔する電車男なのでした。電車の写真では自分に勝ったのに、ヒルトンネタで自分に負けた)
仕方なく、あまり治安は良く無いと聞いていた外へ。買い物出来ないか出かけてみた。
10分くらい歩くと、ガソリンスタンドの隣にリカーショップを見つけた。リカーショップのある辺りはだいたい治安が悪い。
白ワインと変色したサラダ(アメリカのこういった店で変色していないサラダを見たことがない)と水をゲットする。
斜め向かいにあったバーガーショップは初めて見る店で、地元のブルーカラーの人々が集う店だった。信号待ちをしていると、ドラッグ中毒の女性が「小銭持ってないか?」と話しかけてきた。悪いけど無視して信号を渡った。小銭を渡してもいいけれど、トラブルの元なので、残念ながら関わらない方がいい。
戻るころには夕暮れてきた。早く戻らないと。何と言っても治安が悪い。あちこちに浮浪者が座ってこっちをじっと見ていた。
やんならやるけど、今日はやらない。
部屋に戻ると綺麗な夕焼け空が見えた。
美しいね。
ワインも飲めて、サラダも食べて(葉の色が悪いので明かりを暗くして、ソースが不味そうだったのでポテトのケチャップをつけて闇サラダ出来上がり)ハンバーガーはパンは食べずにハンバーグのおつまみにして。
ゆっくりと一人静かな夜は飛行機のエンジン音と共にふけていった。
翌朝。
6時過ぎのバスに乗り込む。
このホテルの良いところは、カードキーを部屋に置いたまま帰って良いところだ。レシートはドアの下の隙間から朝起きると投げ込まれていた。簡単でいい。
トムブラッドレーで停まらず、次のターミナルまで行ってしまうバス。歩いて少し戻る。
Bまで戻ってきた。
まだ真っ暗。
今回も到着階で降ろされたので上の出発ロビーへ移動する。
トムブラッドレーターミナルの入り口
まだ暗くて開店ガラガラだった。
チェックインと手荷物検査は空いていてあっという間に終わった。
今、アメリカでは出国審査が省略され、スタンプも押してもらえない。香港でもそうなんだけど、パスポートのスタンプが前のように増えなくなってきている。
ロシアなんかは1ページ分にVISAのシールが貼られるので、毎年行く方は10年間で10ページが失われる。
ワンワールドのビジネスクラスラウンジへ案内される。
ヌードル発見!!!
左側のベジタリアンスープを選んだら何と、味噌スープだった^^ツイテル^^
ヌードルは入れず、大量の野菜と豆腐をチョイス。シラチャソースがあり、ますますご機嫌wwww
昨夜の葉っぱが嘘のように新鮮な野菜たちにテンション上がる。
美味しかったよねー。ヘルシー。もちろん、これ1杯で充分満足。(今見ると凄い量だわ。飢えてたのね)
外はガスっていた。朝のヤマセが吹いているのだろう。
飛行機のゲートには日本の女子高生さん達で溢れていた。
いいよなー。修学旅行でLAですよ。
これでLAともお別れ。
また来ますよ。
ビジネスは空いていた。
反対側までガラガラ
シンガポールは収納が豊富でとても便利なんだよね。このポケットにはKindle縦置きで楽勝入る。
ここには手帳などを入れた小さいバッグ。
さっきのポケットはこんなに深い。
ここにもあるし、一度も使わなかった鏡まである。
足元も広々。ピンボケだけど、左は靴置きです。
いよいよ出発ですねー。
天気悪いのが残念だけど・・・
って、飛んだらものすごい天気!!
マリブの方が見えた。
やっぱりLAの天気は最後まで裏切らなかった。
今回もたくさんの方々に世話になりました。
江藤ちゃん
宍戸さん
トイレのお姉さん。(あちらにしてみればトイレのおじさんということになって会社で笑いのタネとなっている事だろう。呼び方が全く逆だった)
もとい。
トイレを貸してくれたお姉さん。
エンジンはフルパワーで飛ばしていく。
美しい山々の上を行く。
遠くに見えるのは雪山!?雲!?
山間部から
海に出た。
これでいよいよアメリカ大陸ともお別れである。
さよおならー
さよおならー
太平洋に出ると雲が現れた。寒いんだろうな。
太平洋とベーリング海の境目辺りを飛んでいるはずだ。
ベーリング海はカニなどの好漁場だけど、一年中荒れている。男の命がけの海。旅してみたいものです。
寒いんだろうけど美しい。
アウトレイジの最終章があり、これを見ながら帰る。シェードを閉められ、シャンパンは潤沢に出てくるけれど本にも飽きて暇になった。
大杉漣が好演していたのに、この数日後に急逝されるとは。本当に残念です。ご冥福をお祈りいたします。
松田優作もだけど、シブい俳優はみんな早死にしちゃう。松方もまだ若かった。
シェードを開けてみると暗い雲の中を進んでいた。
ミッションインポッシブルも見た。
シャンパンだけではと、CAさんが水もサービスしてくれた。
ナッツも2つもらえた^^
靴下も脱いで超ご機嫌!!束の間の我が家。
いつの間にか暗い雲を抜けて青空の下を飛んでいた。
厚い雲が広がる。
カーズも少し見たけど、眠くなって見ていられなかった。
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は、日本の青春アニメだけど、なかなか面白かった。
「君の名は」は、テレビで録画したんだけど、忙しくまだ見ていない。
随分キタように感じる。陸が見えないので位置が解らない。
まだ3時間近くかかる。
香港に行けちゃう距離。
居眠りして過ごす。カメラも寝ぼけているみたい。
到着近くなると食事が出てきた。
日本食を頼んでみた。
素麺は出汁を楽しんだ。
素麺の後の米は危険ですよ。
控えめにいきましょう^^
高度を落としてくる。
海と大気と宇宙の境目。
気持ちがいい。
高度を落としてきた。
日本の上空に近づくと厚い雲に覆われていた。
上手に雲間を縫って高度を落としていく。
茨城県上空
利根川を渡ると千葉県だ。
千葉県はゴルフ場と太陽光発電所だらけ。
見慣れた風景。
着陸
シンガポール航空は運ちゃん上手いんだよなー。安心。
成田は晴れていた。穏やか。
おお!!47番ゲート。
お疲れ様でした。
第一ターミナルの南ウイング。外に出るとまだまだ寒かった。
エアポートリムジンで東京の八重洲口まで行き、新幹線で福島まで戻った。
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今回の出張は大変実りあるものでした。
なんといっても、海外投資を始めたのも、大規模発電所の建設に着手したのも、リスクの分散と、外貨獲得、日本のエネルギー問題の解決などが原因です。東日本大地震により考え方が180度変わってしまった。
また、日本の問題は他にもたくさんあります。
高齢化社会、空家問題(2030年には3軒に1軒が空家になる)、増税(支払っている税金を全て合計すると国民一人当たり収入の約70%を納税している。これじゃあお金貯まりません)、介護問題(人手不足・低賃金)、農業問題、林業問題、食糧自給率(先進国で最低レベル)・・・・・・
世界で二番目の金持ち国家なんて本当なのだろうか?国家が金持ちでも、国民が苦しみ疲弊しているようでは良い国とは言えない。
国の借金が1兆2000億円と言われているが、あんなものは借金ではない。札を1兆2000億円分印刷して返してしまえばいい。
一番の問題はエネルギー問題だ。日本最大の輸入品である石油。日本の輸入総額は90兆円近いんだけど、その15%以上は石油だ。つまり、15兆円くらいが石油の輸入に消えている。
石油の輸入を半分に出来たら、介護職員の給料に回し、高所得にしてあげたら多くの人が働きたいと思うだろう。案外、介護職が好きでお金が安けれど頑張っている人々は大勢いる。志が高いんだ。しかし、食べて行けない。結婚出来ないんだ。今は収入が低過ぎる。国は対応を考えていると言うけれど、いつまでも答えが出せない。遅い。
役所の許認可や指導が強化されてきたようにも思える。そんなに厳しくしてどうすんの!?国民を信用してよ。
このままでは日本での仕事がやりづらくて仕方がないのです。
仕事、ビジネスはできるだけ簡単な仕組みにしておかないと儲からない。複雑にしてはいけない。しっかりした製品はもちろん作るけれど、役所にはくだらないことでいじめられる。
日本でのビジネスをやめる事はないけれど、新規で何かを始めるのが非常に難しい国になってしまった。残念である。
自分はもっと自由に生きたい。これからも地球を舞台にビジネスを展開して行きたいと思います。
その様子はまた、このダイアリーに記録して参りますのでこれからもよろしくお願いします。
2018年アメリカへの旅、お付き合いいただきありがとうございました。
終わり
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