今回が旅の最終回。
高校時代ブラバンの後輩で、ドラムを教え、一番可愛がった東城から連絡があり、「続きが気になるから早く書け」と先輩へ対し後輩命令があったので先を急ぎます。^^;
2日分を一気に書きますので長いです。
暇な時限定で見てくださいね。(東城以外)
東城は久々の部長命令。忙しくても早く読みなさい。
翌朝。マレーシア最終日。
焦っている割にはぐっすり眠れた。昨日歩き回り疲れていたのだと思う。
程よく6時に目覚めた。
風呂に入り、シャワーを浴びる。
7時頃明るくなってきた。
天気は悪くない。
5階へ降りる。
今日は多分昼食をとる時間がない。
フルーツ、ラーメン、2種類のカレー、それにFried egg.
美味しかった。
今日のラーメンは平たいフォーのようなきしめんのようなのをチョイス。(決しててんこ盛りではありません。さらっと^^よ)
初めてのエレベーターでは逆さまのbrotherに見つめられる。
部屋で最終の準備を整え、ラーメンで汗をかいたのでもう一度シャワーを浴び、上階のクラブルームへ行きチェックアウトする。
到着した日、クリーニングに出したジーンズとシャツは思った通り有料だった。スーツの上下は無料と書いてあったので、もしかしたら2着は無料になるかな?と思ったけれど、ダメだった。スーツより手間かからないのに・・・
タクシーは?と言われ、お願いする。「AIR PORT? KLIA?」と聞かれ、「No. I want go to HSBC HQ」と言ったが通じない。「HSBC Headquarter」これもダメ。通り名や地区名を言っても通じない^^;
担当者の名刺を見せてもダメだった。
ホテルの従業員の方には投資銀行、関係ないのか・・・
とりあえず、「HSBCのヘッドクオーターへ行きたい」と、1階のデスクに伝えるようお願いした。
チェックアウトを終え、1階に降り、名前を言うとタクシーに案内された。ドライバーに「HSBC HQ」と言うと、「Leboh Ampang?」と運転手さんに言われ「Yes!」
安心した。さすがタクシードライバーは通り(道路)の名前が出てくる。
ツインタワーともお別れ。
信号で止まるとKLタワーも見えた。
以前はこの辺りを散歩しながらHSBCまで行ったものだ。
朝のうちだけです。日中は暑過ぎて散歩なんてできない。
HSBC Premierのエントランスに着くと、いつもの赤いベレー帽の守衛に話しかけられ、「kelvin」と言うと、話が通っていたらしく、ソファーで待つように言われた。
目の前にあるMasjid Jamek(マスジッド・ジャメ=日本語にすればジャメモスクかな?)は工事をしているようで仮囲いがかかっていた。クアラルンプールで一番古いモスクで1909年新築だったかな。
昨日世話になったスタッフが2名出社してきた。「あれ?どうした?」って感じ。不思議そうにこちらを見て、通り過ぎて行った。
1階のATMでカードが使えるか試してみたら、ちゃんと現金の引き出しが出来た^^;
やっぱり、ここ本店のATMだけが利用できるという事がわかった。
9:30になると、守衛からエレベーターで上がるように促され、2階のフロアに着くと、スーツ姿の男性がやってきて、丁寧に「May I help you?」と話しかけられ、昨日カードを作り変えたのだが、買い物も引き出しも出来ないことを伝えた。
カードを機械で調べると、利用限度額や一日の引き出し限度額があることを告げられ、それは知っていると答えた。「I am meeting with kelvin.」と言うと、間も無くkelvinが来るので待っていて欲しいと言われ、彼は5分後にやってきた。
昨日、何軒かtryしたが買い物が出来なかったこと、ATMも昨夜は使えなかったこと、今朝本店では引き出しが出来たことを説明し、それぞれのATMの明細を見せた。
カードは正常だったけれど原因がわからない。「飛行機は?」と言われ、午後の早い時間を伝えると、あまり時間も無いので、カードを作り直しましょうということになった。
昨日は2時間もかかったのに、今日は15分程度でカードの再発行が終わった。やれば出来るんじゃん^^;
1階のATMで念のため使えることを一緒に確認し、何度か操作してみたら問題はなかった。
kelvinにお礼を言うと、タクシーを呼ぶと言われ、Uberで呼んでくれた。(日本で言えば白タクです)さすがUber、近くに居たらしく2分でエントランスに到着。
握手してお別れをした。ありがとう。
65RMで空港まで行けると言われた。「Really!?」
クアラルンプールの空港は、ほとんど帰りのタクシー料金が高くなる。空港から市内を目指す時は、先にも書いた通りチケット制になっている。帰りはメーター制なので、割高になる。だいたい20%くらい。
ドライバーくんにキャッシュオンリーと言われたけれど、とにかく安い!
日本ではUberの認可が下りなかった。日本の既得権益の壁を突き破るのは非常に難しい。
kelvinにまた会おうと言って別れたけれど、ここは外国。銀行員といえど、多分個人事業なんだと思う。外国は日本のような社員契約ではなく、スキルを持ったプロとして契約している個人事業主の集団だ。銀行員どころか、医者だって個人事業主で雇用契約ではないのが普通で、病院と医者が業務契約しているはずである。(日本のような終身雇用契約なんて概念は外国企業には無いし、外国人にも無い。)日本企業は新しい部署やプロジェクトを立ち上げる時、社内の別の部署から集める。外国企業は社外からプロを集め、少数の社員が参加する場合もあるが連絡係に過ぎないものだ。
だからトラバーユも条件次第で次々行う。収入次第ということになる。
買い物が出来るか確認したかったけれど、HSBCの周りにそれらしい店が無いので、一か八か空港で試すことにした。
ドライバーくんは運転が上手かった^^
写真撮ってもいい?と聞くと、快くokしてくれた好青年。
見た事のある景色。
マリーナベイサンズかと思ったら、新築中の建物だった。
これ、絶対に真似してるでしょ?
しかも、KLと、空港の中間くらいの微妙な場所に建っている。
「これは工事ストップしてるの?」と聞くと、ドライバーくんは笑い「まだ作っている最中だよ」という。
マリーナベイサンズと比べれば、高さは1/4くらい。でも横には2棟多い。プールは無いみたい。微妙^^
走行中で大した写真は撮れなかったけれど、三井のアウトレットが空港のそばに出来ていた。
一度は行ってみたいものです。
空港には早く着きすぎたくらいだった。
ドライバーくんには急いでくれた事と上手な運転に礼を言い、チップで5RMあげる。とても喜んでいた。
一期一会でも色々な方々との別れは寂しいものです。
ここでも自動チェックインだった。
つい最近、北朝鮮の金正男が殺害された空港の出発階。
あえて何処の場所だったかとは聞かなかったけれど、ここで殺害されたんだ。
金正男を初めて目にしたのは、日本に不法入国しようとしバレてしまい、強制送還された事件の時だったが、(ディズニーランドに行く予定で来日したはず)その後も記者やらパパラッチに追いかけれ、テレビに出ることがあった。その仕草や話し方は何処となく気品とユーモアに溢れていて、憎めない男だった。
常に死を覚悟して生きていたと思われるが、とても残念である。
現在は北朝鮮とアメリカの戦いのようになっているけれど、実はシリアを攻撃しアサド政権の打倒を狙ったアメリカ・サウジアラビア連合VSロシア・シリア連合との戦いと、今回の北朝鮮への制裁から現在に到るまでのやりとりは深く密接に絡み合う事件である。
シリアへの攻撃は、ロシアがシリアを経由してヨーロッパへ石油を送るパイプラインの設置を巡る争いである。アメリカ及びサウジはそれを阻止したかった。しかし、シリア(アサド)はロシア(プーチン)と結びついている。
今回の北朝鮮への恫喝は中国が今後人民元で石油売買の決済ができるように市場を整備したことに関係している。アメリカと敵対する国(イラン、パキスタン、ベネズエラ、ロシア、北朝鮮など)にすれば、ドルでのみ取引が行われている現状を打破できるわけで、大変ありがたい市場になる。パキスタンは産油よりも輸入の方が多いけれど、元での決済が可能になれば輸入も今より楽になるだろう。
人民元で石油の売買ができるようになれば、ドルの基軸通貨は間違いなく揺らぐ。中国(人民元)が世界の基軸通貨になるための布石だ。
中国とロシアはお互いに信用していないので、お互いに手を組んだような顔をしてお互いを利用しているだけだ。(テーブルの上では握手して、テーブルの下では蹴り合っている)深くは結びついていない。長い国境で接しており、歴史的にも国境を巡る紛争が何度も起きている。国境を接する隣国同士はどこもだいたいうまくいっていないものだ。(国境を接してなくて、海で隔てられている日本と中国、日本と韓国だっていつまでも小競り合いが終わらないけど)
話はマレーシアに戻りますが。
カードがめでたく使えた( ´ ▽ ` )
嬉しい。これで任務完了!
無事帰国の途につく事ができる。
この出国審査後に立ち寄ったHARRODSは紅茶がメインだと思うけど、カードで支払ったコーヒーは格段に美味しかった(´∀`)
空港のトイレに寄ってみた。
相変わらずあのホースが付いている。
ホースを使いやすいようになのか、便器は四角くて大きい。
一度シンガポール空港のビジネスラウンジで試した事があったけれど、背中までずぶ濡れになりあれ以降は怖くて試した事がない。
ビジネスラウンジは清掃も行き届いているからなんとなく試してみたくなったのだけど、ちょっとここではねー。リベンジする気持ちにはなれませんでした^_^
あなたにとっての問題は私にとっても問題ですと。
汚い?臭い?濡れてる?欠陥がある?
で、トイレの問題について電話をしてねと書いてあるけれど、緊急事態で間に合わない方はそれどころではないだろう。
手厳しい手荷物検査を受けた。
靴を脱げ、シャツも脱げと、裸にされるかと思った^^;
腕時計と指輪は外さなくていいと言われたけれど、どうやらこれらが反応したらしい。
それでも無事PASSして搭乗の案内を待っていた。
ほぼOn timeで飛行機に乗ったけれど、いつまでも動かない。
空いていて、三人がけの窓側を予約していたんだけれど、隣もその隣も空席だった。
「プアン プアン プアン プアン」と、いつもの機内アナウンスが始まった。
遅れているらしい。
13:40のフライト。もう30分以上プアンプアンプアン。
まだ。
やっと動いたらまた止まる。
そんなことで気は紛れないです。
動いた。
今度は大丈夫そう。バックして前進し始まった。
うーむ。やはり50分遅れてのフライト。
飛行時間は1時間なので、縮めようがない。
さよおならー
さよおならー
実は今回の旅は、ちょっと複雑な行程を組んでいた。
いつも航空券とホテルはなるべく安い飛行機とホテルのプランをバラバラにネットで予約するんだけど、シンガポールへの直行便はビジネスクラスが空いている便だと時間が合わなかった。到着が遅かったり、帰りが早朝すぎたり。
いつものマレーシア経由で試してみたらこちらも同じ。10:30発の成田便は空いているのに、帰りは真夜中発ばかりで早朝到着。これがものすごく疲れる。朝成田に到着しても福島まで車の運転なんてとても出来ない。(ひどく眠い、疲れ、場合によっては酔っている事もある)
で、台北、仁川、ホーチミン、マニラ経由と調べてもいい飛行機が無い。それに、フィリピン航空のビジネスなんて、シンガポール航空のエコノミー以下だろうから乗りたくもなかった。大韓航空はいつもと同じで毎食ビビンバの可能性がある。で、キャセイパシフィックを調べたら、行きの乗り継ぎが1時間20分しかないのと、帰りのトランジットが5時間以上あるのを我慢すれば、日本の出発と到着時刻がgood!
キャセイのビジネスは何度か乗っていてサービスも食事も良かったから、いい思い出しかない。
で、日本とシンガポール間は行きも帰りも香港を経由してキャセイで行くことにした。(昨年の香港の日記にもある通り、キャセイのエコノミーは酷くサービスが悪いのでご注意くださいまし)
で、シンガポールのホテルを予約し、マレーシアへは1時間おきに飛行機が飛んでいるので、マレーシア航空のエコノミーを往復で別途予約。最後にトレーダースホテルを予約して完了と思ったんだけど、これからシンガポールへ戻ってからトランジットする次の飛行機まで長ーい待ち時間がある。
10時間以上もラウンジで過ごすのは苦痛なので、違う手を打っていた。
マレーシアの赤い土があちらこちらに見える。
タイのカレーみたいなコーヒーみたいな色をした川が流れている。支流まで濁っていた。
どこまでもタイカレーの川。
一瞬、飛行機の下に虹の輪が出来た。幸運の証拠。きっといい事がある。
南国らしい雲。マラッカ側の海の方にでた。
「プアンプアンプアン」と機長が話し始め、飛行機が降下し始めた。
シンガポールは曇っていて、雲の切れ間を縫いながら飛行機は降下して行く。
右に左に旋回を続けながら降下を続ける。
ジョホール水道を越えればシンガポールだ。
見るからに埋め立て中の現場。
そろそろマレーシアとくっつけるつもりでしょ?
やっぱり慣れてるから着陸上手い。
静かに着陸。
1:05で到着。もちろん50分遅れ。
一度シンガポールへ入国してからすぐに出国する作戦。
香港で面倒にならないためにも、シンガポールから乗っておいた方が無難だと思われた。
マレーシアは入国カードがないのでとても楽なんだけど、シンガポール入国時にはもちろんあり(簡単だけど)、香港からの飛行機で書いていたので慣れていた。
マレーシアへ向かう時のゲート。を通り過ぎる。
遠い。
途中で手荷物検査があり、入国なのに検査された。ランダムに声をかけているみたい。
入国カードには滞在日数1日と記入し、滞在先をトランジットホテルにしていたので、入国係官はふむふむとスタンプをポンポン押してくれた。
ここからは電車に乗り、第2ターミナルから第1ターミナルへ移動しなければならない。
入国したところで一応職員に尋ねると、そこのエスカレーターで上がって突き当たりまで行って右へ行きあとは看板が出てるよ。スカイトレインに乗れと教えてくれた。
Skytrain to T1を目指して歩く。
あそこを左へ。
目も霞んでカメラもピンボケ
ゴディバを過ぎたら右へ。
店も無くなった突きあたりを左へ。
ターミナル1から来た人々が降りて来た。
到着。
ターミナル間の移動は初めてだったけれど、とても簡単だった。
無人のスカイトレインに無事乗車。
開店ガラガラ
3分弱で到着。
キャセイのチェックインは一番奥にあった。
ここでは機械によるチェックインをせず、ビジネスクラスのカウンターへ行った。手荷物で預ける物はない。一人旅のトランジットがある場合、必ず機内持ち込みにする。紛失を避けたい。
キャセイの職員に「出発は深夜の1:20ですが」と聞かれ、「I reserved a transit hotel.」と伝え、航空券と、チャンギ空港、香港国際空港それぞれで利用できるラウンジの利用権を貰い、departureの看板をくぐった。
すぐに出国審査がある。
ここでの審査は簡単な手荷物の検査(機械に通される)と、パスポート及び航空券のチェック、その後出国審査官のパスポートチェックがあり、そしてハンコポンポンで終わり。すんなり通された。
Transit Hotelを目指す。
ここシンガポール空港(チャンギ空港)は世界一眠れるホテルの異名を持つ。
空港の出国審査を終えた場所にホテルが3軒ほどある。
左にエスカレーターを上がるとチェックインカウンターがある。
ちょっとピンボケですが、無駄に広いフロンント周り。
21号室。
なんだか、近未来的な、広い廊下の雰囲気は素晴らしい。
部屋はまあまあ。
トイレと
シャワーがあり
最低限の物はあるけれど、
大切な冷蔵庫が無かったり、窓どころか、黒いシェードも開かない。ビールが冷やせいない。
飛行機の離着陸を見ながらビールが飲めない。多分、窓がなくて、シェードの裏は壁なんだろうと思う。
とにかく静かだった。廊下を歩く人の声もしなかった。
荷物を置き、簡単なトートバックに財布やら何やら貴重品を入れてホテルを出た。
ずっと土産を買う時間が無かった(クアラルンプール空港の待ち時間では店も無かった。ターミナルによっては、ブランド物から小物まで何でも揃うのに、今回は買い物に全く恵まれなかった。)ので、先ほどのターミナル2のショッピングゾーンを目指す。
というのは、ターミナル1には大した店が無いように感じたからなんだ。(気のせいかもしれないけれど、なんせ今回の旅は買い物に恵まれない)
早足でいくら急いでもなかなか着かない。
長ーい水平のエスカレーターを10分以上かけてひたすら歩く。
やっと到着した。人もカメラも疲れているのかピンボケ。
いつもだとタイガーバーム100個とか買うんだけど、今回は機内持ち込みだし、旅行カバンも結構いっぱいだったので、ブランド物のサングラスをいくつか買い、くだらないシンガポールの小物(くだらない割には高い。自分には絶対に買わないようなくだらないものを好んで土産にする事が多いです)を買って戻ることにした。けれど、選ぶのに時間がかかり、2時間近くも過ごしてしまった。
帰りは sky train T1の看板が目に入ってキタ。
あれ!?
考えてみればsky trainがあるよな。何で慌てて歩いて(小走りに)きたんだろう。急いでいたのに。
sky trainに乗ると2分くらいで着いた。
あまりに早過ぎて写真も撮り忘れた^^;
夕方7時近くかな。腹が減ったので、セブンイレブンを見つけ、こんなメニューの夕食。朝食べたきりだった。。お腹も空くワケです。
カンボジアのビールAngkor(アンコール)はシンガポールマレーシアでよく見かけるビールで、安いけれど美味しいビールです。
弟分の武藤ちゃんがアンコールワット観光の土産にAngkorの瓶ビールを3本買ってきてくれた事があった。何であんな重いものを買ってきてくれたのだろうかと思い出すんだけれど、今思えば武藤ちゃんらしい洒落なのだと思う。^^わざと缶にしないところが武藤ちゃんらしい。苦労は買ってでもするものですよ。
とりあえず飲んで食べて、順番は逆にしたかったけれど少し寝ることにした。
テレビはつけたままにし、電気は消した。一応目覚ましはかけたけれど、目標の3時間は眠れず、1時間ほどうとうとしたら気が済んだので、起きてシャワーを浴び、チェックアウトの時間もそろそろというところで部屋を出た。
ここAerotel transit hotelの予約は、6時間コースと12時間コースのみしかない。今回は16時チェックイン、22時チェックアウトで予約を入れていた。ホテルへ到着時刻をメールするようにと、英語のメールが来たので、クアラルンプールのホテルで飛行機の到着時刻とおおよそ16時には到着するとメールを送っていた。当然、OKの返事も来ていたので安心していた。けれど、飛行機が遅れたので微妙だった。チェックインも遅れた。
ここもブッキングドットコムを利用して予約したんだけど、meal付きになっていたのに、フロントで聞いたらそもそもレストランがこのホテルには無く、食事は無いんだという。おいおいおい、またまたbooking.com にやられましたよ。おかげでセブンイレブンまで行かなくちゃならなかったし、到着してすぐに食事しようと思っていたのに買い物と順番が逆になるし、booking.comでの予約は気をつけたほうがいい。先月のグアムでも2部屋の予約に対し3部屋予約したようになっていて、フロントで20分以上言い合いになったわけだし。
旅行代理店で飛行機やらホテル、ガイド、オプショナルツアーの予約を全て整えて出かけるのは安心だし気楽だけれど、こんな予想とは違う事が普通に起こる旅でも、ある程度の予測は立てながら出発し、小さなトラブル(?)が起こるのも楽しいもので。多分、次にトランジットホテルに泊まるときは、食事は無いけれどプールがある事がわかったので(プールサイドでは軽食が食べられるようです)逆に忘れないと思うから、新たな予想をして旅の計画を立てればいいだけの事。
このような旅のスタイルで何度か同じ国や都市へ行くと、ワンパターンになりがちですが、その中でも新しい発見もあるし、時間があれば少し足を伸ばしてみたり、違うホテルに泊まってみたりと、自分なりのオプションは無限にあるもので、逆に今回のように時間が無い旅であれば、無いなりにアレンジできるわけです。(ツアーでは無理。予定がぎっちり組まれている)一人ぼっちですけど、気ままと自由があります。
チェックアウトした。
入室から6時間という事で、22:44まで滞在できるようになっていた。
飛行機が遅れても6時間滞在できるという事だろうから、益々安心。
以前ロンドンのヒースロー空港でトランジットしたときは、到着時にフェラーリが展示されていて、エジプトから戻るとポルシェに変わっていた事があった。
チャンギでも車の展示をしているのかと思ったら、ミリオネアというキャンペーンをやっていて、ある程度の金額買い物するとスロットを回す事ができて、1等は車が貰えるらしい。自分は5回くらい回す権利があったけれど、どこの車かわからないものを貰っても日本に運ぶのも整備するのも面倒だし、うちのビルの駐車場もいっぱいで邪魔になるだけだから、チケットを捨ててしまった。間違って当たったら厄介な事になる。(後で誰かにあげれば良かったと少し後悔)
この辺りにビジネスラウンジがあるらしいのに見つからなかった。寝ぼけているのか、疲れているのか。
一周して戻ったら、ホテルを出てすぐのところに見つけた。
灯台下暗し。
1時間半ほどワインを飲んだり、カレー(ご飯抜き)をつまみにしたりして読書しながら時間を潰す。パソコンは持ってきたけれどwifiを繋ぐのが面倒だった。
時間になったので下の階へ降りると、まだグッチがやっていたり、半分くらいの店は営業していた。もう深夜0時をとっくに過ぎている。
24時間営業のグッチって、ここくらいじゃないの?
グッチの宣伝にも「空いてて良かった」使いなさい。
自分もカメラもピンボケしながらゲートを目指すと、一番端の遠い場所にあるゲートだった。
飛行機は搭乗手続きが遅れていて、ソファに腰掛けて待つ。
カレーも食べたし、ワインも飲んだしカードも使えるし満足している。
あとやりたい事といえば飛行機でシャンペン飲んで少し眠るくらいだ。
1:20のフライト。0:40のBoarding timeをとっくに過ぎている。やっぱりここは東南アジア。アジアンタイムだわ。
チケットを出し、通路を渡り飛行機へ向かう。
一番前の座席だった。
キャセイのビジネスシート及びシンガポール航空のビジネスシートはプライバシーにも配慮されているし収納もたくさんあり、もちろんシートはフルフラットになりとてもくつろげる。一人がけはホント気を使わなくていい。
トイレも近いし^^
便利。
英語の案内。
中国語の案内。なんとなく読めるけど。理解に苦しむ43歳。(もとい。49歳。)
シャンペンを飲んでいると30分ほど経って動き出した。
さよおならー
食事が出て(あまり食べなかった)終わると暗くなり、シャンペンを飲んでくつろいていた。
おとといのニュースで太陽が大爆発し、大きなフレアが観測され、オーロラが発生する予測だった。
以前、ヒースローから成田へ向かう北極圏上空の飛行機でオーロラを見た事があり、もしや今回も!?とちょっとは思っていて時々外を確認したけれど、全く見えなかった。よくよく考えてみれば、北極か南極で見えるものが、いくら10000mまで上昇したところで赤道上で見れるわけがない^^;
と、諦めて飲んでいると少し離れたところに大きな街の灯りが見えてきた。
美しい。横に長く灯りが見えていた。
大きな街のようだ。
胡志明市って、どこだよ!?理解に苦しむ43歳。(もとい。49歳。)
おー!!Ho Chi Minh city!!
ベトナム上空だった。
でっかい街なんだよなぁ。
暗くて写真もブレブレになってきたので少し眠る事にした。
早朝。
定刻では5:20到着。フルスピードで飛んできたのか、出発の遅れは取り戻していた。
トイレに寄ってからtransferの看板を目指してのんびり歩く。
帰りは飽き飽きするほど時間がある。成田への出発は10:30だった。
香港中心部へ行くことも考えたが、朝の6時過ぎに行ったところで店も空いていないだろうし、行きたいところも無いし、8:30までには戻って来なければならないのだから、早朝2時間ばかり居てもコンビニかホテルのレストランくらいしか空いてないだろう。空港のラウンジで過ごす事にした。
transferのチェックは、行く時と同様、あっさりと終了。
近くのラウンジへ行くと「ここじゃなくてNo.2ゲートの脇にあるラウンジへ」と言われ、そちらへ移動する。25番ゲートあたりに到着したから結構遠い。香港国際空港内のキャセイパシフィック航空のラウンジは5ヶ所あり、ラウンジは選べるはずなのに、限定されているのか?
第2ゲート脇のラウンジに入り、フラフラと奥へ進んで行くと、香港のおばちゃんが立っていて「シャワーシャワー」と勧められたので、なんとなくシャワーを浴びる事にした。
湯船があればゆっくり浸かりたいところだったけど、無いのでのんびりシャワーを浴びて、新しい服に着替えた。昨日起きてからすでに24時間が経過している。その間、小刻みに眠ったのは合計2時間ほどだった。
シャワールームを出てラウンジへ移動する。
ビジネスシートに似た180度囲われたスペースを見つけ、ここで休む事にした。
Rの付いた屋根は香港国際空港全体のデザインになっている。
広い。
バーテンが居たけれど、酒を飲む気にも水を飲む気にもならなかった。
椅子に腰掛けて本を読んで居たらいつのまにか眠っていた。
1時間ほどで目覚めると寒くて震えるくらいになっていたので何か温かいものを食べる事にした。
ラウンジ内のヌードルバー。
香港のラウンジにはこのヌードルバーが付いている所がいくつかある。
DanDan Noodleと書いてあったので、ちょっと笑いながら注文したらちっちゃい味噌汁用の器みたいなのに出てきた。
ダンダンヌードルってナンジャラホイ?と食べてみたら、超濃厚でクリーミーな坦々麺だった。美味い!!
でもちっさい^^;
Japanese Miso Udon Noodleもあったので、これは試してみなければと注文したら、出汁をとっていない味噌をお湯で溶いたところに伊勢うどんのような柔かーいうどんが入ったのが出てきた。鰹風味のほんだしでも入れてくれたら100点なんだけど。まあ、優しい味でした。
先ほどの席に戻り、読書も疲れたので飛行機の離陸をぼんやりと見ながらのんびり過ごす。
いよいよ時間になり、出発ゲートへ移動する。
案の定、空港の端からハジまで移動しなければならない。
歩いてもいけるけど、遠いのでまずは下の階へ降りる。
電車に乗り40−80を目指す。
最初の駅で降りる。
駅に到着すると また上の階へ戻る。
あとは案内看板に従って移動する。
近未来的な空港内。遠い。
優の良品があったけど、これって空港に入れる店なんだ!?
無印良品のパクリだと思っていたけど、ちゃんとした会社なのだろうか?今度見てみたい。
遠いよねー。
まだまだ行きます。
こんなターミナルの端っこに、なかなか美味しそうな台湾料理のレストランがある。
これならエコノミークラスでトランジットする時も充分楽しめそう。
お疲れ様です。
20分近くかかった。
時間が早いので空港からの景色を撮影した。
土地が狭いからプレミア価格になるけれど、香港はやっぱり投資しておきたい。
搭乗すると、前の飛行機と座席が一緒だった。
行きは普通の二人並びで拍子抜けしたけれど、帰りはキャセイらしいビジネスシートでホッとした。
窓3枚分。広々。
kindleで本を読んでいたらシャンペンが運ばれてきた。
ヌードルパワーで元気になっていた^^
relax
relax
ほぼ定刻通りに動き出す。
揺れるし運転がイマイチのドラゴン航空さん、さよおなら。
キャセイの子会社航空。
いよいよ出発
さよおならー
アジアンな雲が発達していて
ここも右に左に旋回しながら上昇する。
雲を切り抜けた。
左に旋回すると海に浮かぶ島々が見えた。
あそこにも人々の生活があるんだろう。
シートベルトサインが消えて。
昼食のお時間。
英語と中国語両方で見たほうが想像がつきます。
日本語でも想像のつかない料理があるから、食事は出てくるまでわからない。
完全に水平飛行。
前菜と日本のソバヌードル。
メインはポークを選んだ。
(メインは別の器にきたんだけど、疲れていたのか写真がありません)
あっという間に四国の上空。
日本に近づくと厚い雲に覆われていた。
伊豆半島
伊豆大島
一気に成田へ。そして着陸態勢。
この高速は常磐道から成田まで繋がったので便利になりました。
利根川と霞ヶ浦。
無事着陸!
疲れました。
クアラルンプールのホテルを出たのが昨日の朝9時。
成田に到着したのが16時。
あちらは現在15時なので、出発から到着まで30時間。
眠ったのはトータルで3時間くらいでしょうか。
それでも元気でしたよ。
空港の入国審査をへて税関を通り到着ロビーに出た。
成田は暑くて驚いた。出発した日が随分と涼しかったので、このまま秋になるのだろうと思っていたのだが、また夏の陽気に逆戻りしていた。
日航成田にチェックインし、少し休んで夕食をとり、朝までぐっすり眠った。
翌日はゆっくり起きて、予約にinclusiveの朝食をとりに行く。
久々の納豆やらカレーやら味噌汁はとても美味しかった。
日本食がないと生きていけない訳ではないけれど、旅先で美味しいものを食べるのは大きな楽しみの一つであり、ホテルの朝食だってもちろん楽しみにしている。
11時頃、のんびり51号線を帰り、矢祭町を目指そうと思っていたらナビは何を勘違いしたのか那珂インターの先まで裏道を案内していて、通り過ぎた頃に気づき、戻るのもどうかと思い、日立の手前から高速に乗り、いわき三和まで乗り、郡山へ立ち寄り、車を整備に預けて最後は新幹線で戻った。
新幹線はなぜか通路まで満員。1号車の一番後ろのデッキでぎゅうぎゅう詰めになって帰ってきた。山手線や埼京線まではいかないけれど、京浜東北線くらいの混雑。昨日までのゆったりとしたシートに座っていた時間が懐かしく思えた。
長い旅の話、長い最終回にお付き合いいただきありがとうございました。
毎回、ワンパターンのような旅ですが、それでも仕事をして、空き時間を利用して土産を買ったり、新しいものを目にしたりと、その都度素晴らしい発見と体験があるものです。
今回は多くの方々に助けられた旅でした。生きる死ぬのトラブルではないけれど、カードが使えないまま帰ってきては目的の半分は果たせなかった訳で。時間繰りをしてもう一度クアラルンプールへ行こうと思えばそれなりに大変です。なんとかなって良かった。あの日の午後、店を何軒も訪ね、使えないかチェックしてもらったり(勿論、品物を手にして、このカードでペイできれば購入したいと言いながらでしたけど)ATMへ行ったり、何度もショピングモールを往復したり。どうなってしまうのかと心配でしたし、身も心もヘトヘトになっていましたが、なんとかなりました。^^
仕事も旅もトラブルはつきもの。それを乗り越えてこそトラブルが良い思い出になったり、あるいは糧になることもあります。
これからも乗り越えて乗り越えて旅と仕事を続けていきたいです。
またお会いしましょう!
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