社長のDiary

焼石岳へ

岩手秋田両県にまたがる問題の山、焼石岳である。何が問題かって、アプローチの長さと、真冬から一気に真夏になるような山の特性もある。雪が解けたと思ったらもう真夏で、風が無く、暑くて登るのが大変になるという。涼しいうちには、残雪に悩まされる、そのような山で、名前からして暑そうなので、行きたくなかった山である。しかし、何となく来てしまった。

全くよく見えないけれど現地の地図です。皆さんに見せる気も無いのでこんな写真になる。

本日のメンバー11名。他4名は早出してすでに頂上を目指している。マイクロバスだと、この下側の駐車場までしか入れないそうで、頂上までは時間がかかり、帰りが夜遅くなるというわけで、手前の銀明水を飲んで帰ってこようという、お気楽山行往復5時間コースである。

中央右の薄い色の部分は、胆沢(いさわ)ダムといい、既存のダムの下流にまたダムを造るという、壮大な無駄工事。地元では小沢ダムと呼ばれているそうな。日本最大のロックフィルダム。

登山道は泥でぐちゃぐちゃ。歩が進まない。悩ましいコース。

最初のミニ雪渓と遭遇。

まだ、春は遠いといった芽吹きだけど、もう6月23日です。

ふきのとうはまだ目覚めたばかり。

石沼への分岐点と石沼。結構デカイ沼がこんな山奥にあります。この山は毎年地形が変わって(動いて)おり、その影響で川がせき止められてできた沼だそうな。地球の息吹を感じます。

春の芽吹きなの?

と、油断をするとすぐに、高さ10m近い雪渓に遭遇。冬です。面倒くさがりの私達はすぐ左手の崖をよじ登る。崖の上のはらポニョオヤジとなる。

奥の木をつかみながら登った方が早いのです。

過度の高所恐怖症おじさん1名と、その道連れ達は雪渓の下を遠回りをする。(自分は、雪渓がドサッと落ちてくるリスクの方が多いと思ったけど。そんな事を言っても過度高所恐怖症おじさんが言う事を聞くとは思えなかったので黙っていた。平気で登山道を外れたがる所がある。午後には、第1雪渓も足がずぼずぼっと入っていたよ。)

なかなかおもしろいコースですね。

前方には春が待っていた・・・水芭蕉の群生。尾瀬に行かなくてもこんなに沢山あります。

後ろを振り向けば冬に逆戻り。

でも、自分はとっくにタンクトップに半ズボン姿だったので、私を見た方々は夏も感じていただけたのではないかと・・・

そんなちっぽけな私のくだらない服装など関係なく、水芭蕉は春が来たと美しく咲き乱れるのでした。

このように連写で山仲間の歩みを写真におさめていても、仲間ですら何も言わず、私の連写に気付かない・・・

大自然にも仲間にも弄ばれ忘れられる私(TT)

それでも懲りずに連写!!ふつうは一人くらいピースするっしょ!?

山の上の方から「ワ―」だの「ギャー」だの、「・・・ちゃん!そんなに走ったら転ぶから!!」とか大騒ぎをしている声が聞こえ「るせーなバーロー!!」と騒ぎ返してやろうかと思ったら、先発隊の仲間らだった^^

「ワ―」は「ワ―みんなだー!」で、「ギャー!」は「キャーやっぱりみんなとここで会えた―!」で、「・・・ちゃんそんなに走ったら転ぶから!!」は、TONTONママが100キロマラソンかんちゃんに「かんちゃん!そんなに走ったら転ぶからー!!あ!ぶ!な!い!」と言っていたようで^^

まあ、いずれにしても山は静かに楽しみましょうね。

あまり大きくはないけれど、建物もトイレもきれいな銀名水小屋で昼食をとり、

おいしい銀明水をたらふく飲み・・・

頂上ではないけれど、念の為ここまでは来たとゆー事で。やはりピースは居なかった。

またもや過度高所恐怖症おじさんに無理やり連れられていく迂回チームたち。

崖をガサガサ下りたら、先に松ちゃんが飛び下りていて、もうこんなに山菜採っていた。

迂回チームら。もう山菜は背負いきれないくらい採れたのに、遅すぎます。慎重なのもほどほどに。時にはダイナミックにネ!

やはり晴男(はるおではない)です。

杉ヒラタケだか、ブナハリタケだったか・・・ブナになっていたからブナハリだな。大量に生っていたので大漁となる。「これラーメンに入れて食べると美味いんだ!!」と、松ちゃんが大量のおすそわけ。話し方はぶっきらぼうで、そのまま話が止まらなくて、でも話が面白い松ちゃんですが、優しい方なんです。ホント!ラーメンと相性バッチリでした^^

がけ崩れちゃったりして。こんなのはスッ飛ばす。

いよいよ到着。眺めが悪いし、ドロドロで歩きづらいから、精神的に病んでくる山です^^体の健康のために来た山なのに、心は病む。

最初に3人で到着。

迂回チームらが続く。お疲れさーん!

もちろん、温泉に入って戻りました。何ていったかな?胆沢ダムの下流側にあった町営?奥州市だから市営?の風呂だったんだけど、色が真っ黄色でヌルヌルしていた。山形県白鷹町のリンゴ温泉に似ていた。浴槽の角に「電気風呂」と書いている場所があり、近づくと「ビリビリビリっ!!」ときて、全員「ギャッ!」と言ってすぐに離れてしまう。恐る恐る自分も試してみたら、なんのなんの、痩せようと昔買い腹に当てていたアブトロニックの腰バージョンで、まあ、アブトロニックの5倍くらいの強度はあったけれど、「あー、懐かしい刺激」などと独り言を言いながらあたっていた。その日の夜から3日間、腰ではなくお尻全体がビリビリビリビリとしていたのは、誰にも言わなかったけれど、弱い感電状態が続いたと思われる。みなさんも電気風呂のあたりすぎには気をつけましょう。風呂あたりならぬ、電気風呂あたりだったようです。

というわけで終了

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