ホテルの向かいにはエデンという名のちょっと怪しげな店があった。朝6時まで営業って、やっぱり怪しい。
夜明けのサンクトペテルブルグは雨に濡れて道路まで輝いて見えた。
暗い時間も美しい。ライティングが上手い。
街にはポルシェの販売店だってある。
ガソリンスタンドのネオンだって朝焼けに映えて見えた。
空港に到着。
空港内には完全にBMWをパクったロシアの車が展示されていた。^^;
プーチンにはBMWも文句言えないかな・・・
いよいよパリへ向かう。
CDGはシャルルドゴール空港の意味。成田はNRT、ロサンゼルスはRAX。空港は3文字で表しますね。
狭い機内。膝が前席のシートにぶつかる。トイレも臭う。
また来ますよ。案外、ロシア人は真面目で人懐っこい人々だったと思う。英語もそれなりに通じるし。30%英語同士だから余計に分かり合える。
ホテルの近くにあった酒屋の二人とか、フレンドリーだったな。ワインを一生懸命説明してくれたり。お礼にチップをあげるとすごい喜んでいたのが忘れられない。
NARUTO!の女の子も、少しの時間だったけれど忘れられない。ガイドさんだって親切だった。
眼下にエストニアやラトビアをみながらバルチック海(バルト海)上空を飛ぶ。
今回の旅からエストニアのSIMカードと日本製のSIMフリーのスマートフォンをGETしたので、なんとなくエストニアには馴染みがある。
アメリカはSoftBankがアメリカ放題になったので重宝しているけれど、アジア、ヨーロッパで電話代を節約しようと思って色々と探していたら、エストニアのSIMカードに行き着いた。通話料は国によって30秒あたり20円くらいから100円くらいまでだけど、何といっても毎月の基本料金が全くかからないのと、戻りの通話料金(受信した方も取られる料金)が無いんだ。おかげでストレスなく使える。便利な世の中になったけれど、それでも色々と調べて節約しないとね。
節約の結果、携帯電話が3台と、電話番号は4回線分になってしまった。ちょっと面倒だけど、自分のライフスタイルには合っている。
現在、グーグルがProject Fi というのをアメリカで実験開始しており、月々3000円くらいで世界中話し放題、ネットつなぎ放題にするらしい。アメリカで実験中だから、日本や世界中の国で使えるようになるにはまだ少し時間がかかるだろうけれど、それでも近い将来、一つの電話番号、一つの端末で世界中安価な料金で使えるようになるだろう。電話もネットも電気も、世界が手をつないで簡単にすればいいんだ。簡単になれば便利になるんだ。
あちら側はスエーデンや
雲がなければデンマークの上を飛んでいたんだと思う。
雲が晴れると陸上を飛んでおり、多分ドイツ上空。
なかなか大きな街の上空なんだけど、残念ながらこの飛行機にはテレビモニターが無いので、どこを飛んでいるのかが全く判らなかった。
大きな河川で、勿論川の名前も判らなかったけれど、大体この辺りだとライン川と思っておくのが無難なんだろうな。
小さくてわかりづらいだろうけど、風力発電の風車が多数回っていた。
ヨーロッパは平坦な土地だから、海から吹く風が内陸まで届くのでしょう。羨ましい。
私も現在3カ所で風力発電所の計画を進めているけれど、全部山間部^^;
工事代金だって跳ね上がるんですよ。輸送が大変なんだ。
またまた、厚い雲に覆われた。
下降を始めて、次第に雲の中へ行くとずっと真っ白な中を下降していった。
着陸の寸前まで、霧で滑走路は全く見えなかった。突然滑走路が現れてびっくりした。
大したものですね。
すぐそこの飛行機だって霞んで見える。こんな濃い霧の中でも離着陸できるなんて。
シャルルドゴールはとにかく広大な空港だった。
アフリカ系の方々が目立つ。南へ向かい地中海を超えればそこはもうアフリカ大陸だ。
勿論、植民地時代があったりするので、アフリカとは縁も歴史も深い。それはいい関係で縁があったとは言い難いけれど。
ターミナルがいっぱいで、トランジットなどの移動は大変そうだった。
空港を出るとすぐに平原と畑が広がっていた。フランスは平らなんだ。
この空港の地主は3人しか居なかったそうで、成田のような抗争事件は全くなく、すぐに用地買収がまとまったそうです。一人の地主が広大に所有している農業国だから出来た事。そして、シャルルドゴール将軍の名が付けられた。
LAXは通称トムブラッドレー空港で、前の市長の名前だったかな。
日本には田中角栄道路とか、地元の方々に愛称で呼ばれる事はあっても、政治家や有名人の名前が空港の名前になる事はない。
空港へ向かう道路は事故で渋滞だった。
運転が下手で事故が多いそうです。こちらで運転しようという方は気をつけてくださいね。
昼食は肉やシーフードを網焼きにしたり、簡単な寿司がある郊外の美味しいレストランだった。醤油が久しぶりに美味しかった。
食事を終えて
フリーウエイを走ると田園風景が続いた。
送電線はしっかりしている。原発がたくさんある国らしい景色。
住宅展示場らしいんだけど、閑散としていた。
完全にヤル気がない。
しかも屋根が変色していたり
エントランスは草がボウボウだったり
きのこや
君はチングルマという名前かな?
目玉焼きみたいな花が咲いていたり・・・
蜘蛛の巣だって・・・
目玉焼きにキノコのソテーが添えられていた。
少し見ただけでも数種類のキノコが確認できた。
光山キノコ博士に見てもらいたい。「多分食べられますよ」って言われると思うけど・・・
で、食べると当たっちゃうんだろうな。(^o^);;;大汗
なんか、売る気も感じられないんだよな。こんなの見て欲しいって思うのかなー?
破風が欠落しているし。
どことなくどんくさい建物。
もう、屋根終わってるでしょう?
でも、アメリカもこんなもんなんだよなー。めくれ上がったようなコロニアルでも、まだまだ大丈夫だと言われる。
うーむ。しかし、ここは新築の展示場なのだからなー。
普通すぎる
こんな河川の改修工事で行う工法、籠石って言ったかな(ゼネコンを離れて早17年。忘れている)これはありかな?うーん、どうだろう?良し悪しの判断がつかない。崩れないからいいけどね。間違えた使い方の中に正解を見たといったところか。
こんな、幹線道路沿いにあるやる気のない展示場でした。レポート終わり。
駐車場には見た事のない実がなっていた。
昼食時のビールが効いてきて、
しばらくの間寝てしまったんだけど、気がつくとパリ市内に入っていた。
地区ごとに建物の高さ制限が昔から決められているそうです。
第一パリジェンヌ発見
ロシアはなんて言うんだろ
ロシアンナ?ロシナンテ?
あ、都市名はモスクワだからモスクワンヌとかかなー?
サンクトペテルブルグは非常に言いづらい。サンクトペテルブルガールとか。かなー???
どこも絵になるような。そんな街の代表ですよね。
なんか見えた。
偉い方も居た。
初めてのエッフェルには興奮した。窓の反射とか関係ない。
連写してしまった。
目の前は草むらの広場になっている。奥行きがエフェルくらい長いので、倒れても大丈夫なように空けてあるのか?
エッフェル塔
フランス革命100周年を記念し、1889年にパリで行われた万国博覧会のために建設された。
最初は物凄く評判が悪かったそうです。モーパッサンなどは、エッフェル塔の下にあるレストランを度々訪れたそうですが、パリでエッフェル塔が見えない唯一の場所という理由だったとか。面白いよね。当時の芸術家たちはエッフェル塔反対を連名で届け出たそうです。
当時は1909年に解体される事も決まっていた。
ところが、第一次世界大戦の頃、軍用無線の為に利用されるようになり、解体を免れたとか。
現在ではこの塔を含めたセーヌ川沿いが世界遺産に登録されているんだから、エッフェルさん、良かったよね。
現在はパリ市とエッフェルさんの末裔で管理運営されているそうですが、この塔には50トンもの塗料が塗布されていて、塗り替えが大変らしい。エッフェルブラウンという色なんだけど、下の方は暗く、上にいくほど明るい色に塗られているそうです。鉄だから錆びちゃうんだよね。
東京タワーもいいし、KLタワー、カイロタワー、シアトルの水道タンクと間違えタワー、通天閣と、いろいろ見させてもらってきたけれど、エッフェル塔は格が違うからね。世界遺産だもん。ありがたやありがたやですよ。
このような高層ビルの建設が許された地域も勿論あります。特区だね。
で、今日のお宿はノボテルホテル。先月のタイ以来のノボホテルですが、こちらは洒落た感じのコンパクトなホテル。ま、正直言うと狭い。
最低限のスペース
黒いコンドミニアムの裏がセーヌ川。
おまけに、エッフェルの名がつくホテルなんだけど、ビルの陰で見えない。
この建物はコンドミニアムだったけれど、オシャレだよねー。
夜になるとビルの陰でなんだか光っていた。
光が回っている。
隣のスーパーでフランスパンとサラダ、ワインを買い込み、セーヌ川のほとりで一人贅沢な夕食にしようと橋の中間まで行ってみたら、エッフェル塔が光っていた。しかもぐるぐる回っていた。
強烈な光線を放っている。
カッコイイ。
ラピュタの巨人兵みたいにも見える。
また興奮して連写してしまった。
いろいろなカメラ設定で撮影してみた。絞りとか、ホワイトバランスとか全くわからないけど、今のカメラはスイッチ一つでで設定ができるので、こういう時は出来上がりが楽しみになる。
で、7時、8時、9時と、各1時間ごとに5分間ずつキラキラと輝く。美しかった。動画はあるので、見たい方はお会いした時に言ってください。iPhoneにも記録してあります。
宿泊先のノボテルは赤い色をしている。
なかなかパリに来る事もないだろうけど、ここに来れた事に満足し、感謝していた。
残念だったのは、セーヌ川沿いでエッフェル塔見ながらフランスパンとワインの夕食と思ったのに、浮浪者やら不良やらがたむろしていたので、諦めた。ここはジプシーが旅行者を囲み金銭や高価な品物を奪い取っていくような危険な先進国なのだ。
美しい街並みとは裏腹で、難しいものです。観光地って、観光で食べている人が圧倒的に多い。(いいやつも悪いやつも)
黙っていてもお客さんが来るので、一生懸命仕事をせず、客を騙したりする輩だって多いものなんだ。エジプトもそうだった。
みんなが憧れる有名な場所というのはそういうものです。超有名観光地は覚悟してお出かけくださいまし。
しばらく橋の袂からエッフェル塔を眺め、部屋に戻り、エッフェル塔は見えないけれど空を光が回るのを見ながら一人夕食をとった。
それは慎ましやかな夕食だったけれど、パリへ行ったら必ず行うべき最高の贅沢だと思う。
つづく
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